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痛みから学ぶ Working Agreement の つくりかた 〜チームビルディングの失敗か...
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面川泰明
October 29, 2020
Programming
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痛みから学ぶ Working Agreement の つくりかた 〜チームビルディングの失敗から得た、親切さという教訓〜 / learning pattern of working agreement with choose kindness
learning pattern of working agreement with choose kindness
面川泰明
October 29, 2020
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Transcript
痛みから学ぶ Working Agreement の つくりかた プロジェクトマネジメント Tips LT会- vol.1 #pmtipslt
| 2020/11/4 | @omokawa_yasu チームビルディングの失敗から得た、親切さという教訓 1
自己紹介 2
3 面川泰明(おもかわやすあき) SaaSの自社サービスを提供する会社で、開発エン ジニアをしています!
本文 4
Working Agreement (チームの合意) を形成することに失敗した話をします 5
アジェンダ 6 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
アジェンダ 7 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
他人の失敗を知ることは大事 8 - 客観的に見れるため、教訓にしやすい - あのウォーレン・バフェット氏の相棒も、「他人の 失敗」を投資の材料にしている - https://studyhacker.net/shippai-note
みなさま、 ぜひ私の失敗から 学んでやってください 9 というわけで。。。
アジェンダ 10 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
チーム運営のノウハウを 無理に横展開しようとしたせいで、 開発メンバーの反発を招いてしまった 11
背景 12
13 エンジニアが、ふえました
なので、チーム分けをしたい 14
実験チーム 15 開発者(3名) プロダクトオーナー スクラムマスター まずは、少数チームで実験してみて。。。
16 ノウハウを得て、チーム分けに生かす、という計画にしました
17 チーム分けのとき、反発が発生
アジェンダ 18 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
19 結成前のチームに、「チームの約束事」を設定 例) - 見積もりは、最初にメンバーの基準を合わせよう! - 要件は、定義した人にフィードバックしよう!
実際にメンバーに言われたこと 20 - 「まだ有効性がわからない」 - 「意見の押し付けは窮屈」
21 結局、横展開をやめた
22 ざんねん。。。
アジェンダ 23 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
以下の3点を決めました 24 1. 情報をオープンにしよう 2. 実験で学んだことを、次に生かせる知識にして記録しよ う 3. 自分の学びを、メンバーへ押し付けない
1. 情報をオープンにしよう - 検討したことを、取り組む前に知らせよう - 関係者全員に意見を聞こう - 取り組むことを、オープンにしよう - たとえば、Slackチャンネルに、関係者全員を招待するなど
25
2. 実験で学んだことを、 次に生かせる知識にして記録しよう - 課題と解決策、改善効果をセットにする - イメージは、正しさ:分かりやすさ=3:7 26
3. 自分の学びを、メンバーへ押し付けない - 向こうから求められたら、はじめて応じる 27
アジェンダ 28 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
“When given the choice between being right or being kind.
Choose kind. (正しいこと、親切なこと。選ぶなら、親切 なことを)” 映画「ワンダー、君は太陽」(http://wonder-movie.jp/) より 29
アジェンダ 30 - なぜ、失敗した話をするのか? - 何を失敗したか? - 具体的に何をしたのか? - 次にどう生かせるか?
- 教訓 - まとめ
チームの合意を得る良い方法は、 親切な情報共有と、 メンバーの自主性の尊重 である 31
ご静聴ありがとうございました! 32