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個人開発を「継続」する
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Yamada Keita
November 30, 2023
4
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個人開発を「継続」する
およそ7年間、個人開発を続ける中で得られた知見について紹介しています
Yamada Keita
November 30, 2023
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Transcript
個人開発を「継続」する 小さく じめて、長くつづける
自己紹介 • ke-ta • 2023年4月に退職 → 独立 • 個人開発者 /
Ymdkit Inc. 代表 • Twitter @keita_developer ◦ 大体個人開発について呟いてます
サービス紹介 テスト勉強用アプリ「暗記メーカー」 • 問題集 作成、解答、共有を支援 • Flutter / Next.js /
Node.js / Firebase... • 累計DL数90万 / MAU7万 • 開発開始からおよそ7年が経過 ◦ 趣味 → 副業 → 本業
じめに • 過去 経験を元に「低コストで個人開発を続ける仕組み」についてお話し します。 • こんな人におすすめ ◦ 新しいサービスを開発する予定がある ◦
リリースした かり サービスがある ◦ 学業や仕事 合間に個人開発をしている
目次 • 機能追加しやすい状態 維持 ◦ 技術選定、画面デザイン • ルーチンワーク 負担減 ◦
情報整理、ローカライズ • コスト管理 ◦ インフラコスト、集客コスト
メジャーな技術 採用 • 好奇心で技術選定すると未来 自分を苦しめがち ◦ 開発中 楽しい ◦ 更新停止、相次ぐ破壊的変更...
• 使う技術 新しさ(難しさ) ≠ ユーザに与える価値 • Copilot / ChatGPT 力を借りやすい • と いえ新しい技術も素振りしたい ◦ 依存 少ない枝葉 機能
「必要に応じた」クロスプラットフォーム 採用 • Kotlin/Swift → Flutter へ 移行を経験(半年前) ◦ 同じ機能を2回実装する
ツラい ◦ 今新しく始めるならまず第一候補に上がる • 現状 Flutter Web 見送り ◦ 共通化できるメリットより既存 Web資産が利用できないデメリットが 大きいと感じた ◦ 「Flutter を使うこと」が目的で ない
「こだわり ないデザイン」へ こだわり • デザイナーでなけれ 、我を出さずに何かしら ガイ ドラインに追従する が良い •
凝ったカスタマイズをするとOSやフレームワーク 更 新で壊れやすい(n敗) • 用意されているも を組み合わせて作れないかをま ず試す • 最近 おすすめ ◦ デジタル庁 デザインシステム https://www.digital.go.jp/policies/servicedesign/designsystem
情報 一元化 各種アナリティクスを巡回する 面倒 → 受動的に確認できるように • 自分用 Slack ワークスペース
◦ 問い合わせ / 通報 ◦ 日時レポート(GA4) ◦ クラッシュログ ◦ サブスク契約通知 ◦ ...
ローカライズ 自動化 • 以下 手順で自動化(スクリプトで実行可能) ◦ アプリ内文言、ストア文言 ▪ ファイル(例: app_en.arb)で文言管理
▪ ChatGPT を使って全言語分ローカライズ • 「json value を ${locale} にして」 • 差分実行可能にしておく ◦ ストア用スクリーンショット ▪ Integration Test によるスクショ撮影 • 【参考】現時点で、総DL数 4割が海外
ランニングコスト • まず 無料枠で収めることを考える • 機能開発と、スケールしても赤字にならない仕組 みをセットで考える ◦ ドキュメント数 制限(無料プラン)
◦ 生成AI 生成待ちに動画広告を流す ◦ オフラインモードを有料で提供
ASOによるユーザ獲得 • ストアから 自然流入を重視 ◦ 目的が合え 勝手にユーザが集まる • アプリ名で用途がわかるように ◦
固有名詞 認知コスト大 • 「スペック」で なく「シナリオ」を ◦ 機能だけ羅列してもピンとこない ◦ ユーザ 想像力をあてにしない
コンテンツによるユーザ流入 • ユーザ作成コンテンツ 共有 ◦ 友人間、先生/生徒間で宣伝してくれる • 運営側 ランニングコスト不要 •
長く運営すれ するほど効果が出る ◦ プラットフォーム化 ◦ およそ100万種類 問題集が蓄積
まとめ • アプリ リリース 、ゴールで なくスタートライン。 • 楽に続けられる仕組みがあれ 、個人開発 長続きしやすい。
• 10年20年続くサービスを目指して、今後も開発を続けていきます。