Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Nstockの一人目エンジニアが 3年間かけて向き合ってきた セキュリティのこととこれから
Search
わだよし
February 25, 2025
Technology
0
110
Nstockの一人目エンジニアが 3年間かけて向き合ってきた セキュリティのこととこれから
「CHUO_Tech #6 セキュリティについて語ろう!」での登壇資料です。
https://chuo-tech.connpass.com/event/345726/
わだよし
February 25, 2025
Tweet
Share
More Decks by わだよし
See All by わだよし
Nstockの一人目エンジニアが 3年間かけて向き合ってきた セキュリティのこととこれから〜あれから半年〜
yo41sawada
0
250
新卒エンジニアの研修を担当した元 CTO が 推薦する記事・書籍
yo41sawada
0
1.2k
認証・認可基盤に Keycloak を使って開発生産性を上げた話
yo41sawada
2
4.7k
20191026 kiitok CareerFair 第一部企業ピッチ インフキュリオンデジタル
yo41sawada
0
230
モダン情シス・コーポレートエンジニアって?
yo41sawada
0
880
GSuite担当者必見!GASを使ってメーリングリストと参加者の取得を楽にしてみる
yo41sawada
1
1.4k
CloudNative入門 QR決済進化論 #1(20190822)
yo41sawada
0
590
Other Decks in Technology
See All in Technology
Azureコストと向き合った、4年半のリアル / Four and a half years of dealing with Azure costs
aeonpeople
1
270
会社を支える Pythonという言語戦略 ~なぜPythonを主要言語にしているのか?~
curekoshimizu
3
650
ゼロコード計装導入後のカスタム計装でさらに可観測性を高めよう
sansantech
PRO
1
250
まだ間に合う! 2025年のhono/ssg事情
watany
3
640
SQLAlchemy の select(User).where(User.id =="123") を理解してみる/sqlalchemy deep dive
3l4l5
3
330
ソースを読むプロセスの例
sat
PRO
15
9.9k
20251027_findyさん_音声エージェントLT
almondo_event
0
220
serverless team topology
_kensh
3
210
Linux カーネルが支えるコンテナの仕組み / LF Japan Community Days 2025 Osaka
tenforward
1
120
ソースを読む時の思考プロセスの例-MkDocs
sat
PRO
1
160
All About Sansan – for New Global Engineers
sansan33
PRO
1
1.2k
ヘンリー会社紹介資料(エンジニア向け) / company deck for engineer
henryofficial
0
360
Featured
See All Featured
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.7k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.8k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
11k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
253
22k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
340
57k
Done Done
chrislema
185
16k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
Transcript
Nstockの一人目エンジニアが 3年間かけて向き合ってきた セキュリティのこととこれから わだよし(yo41sawada) CHUO_Tech #6 セキュリティについて語ろう! 2025年2月25日 (Web 公開版)
わだよし(yo41sawada) ソフトウェアエンジニア@Nstock 一人目正社員兼エンジニア(もうすぐ丸3年) これまで3社 k SIer(金融系・Salesforce系) → Fintech スタートアッf k
バックエンド(Java) → PL/PjM → 開発部門長・CIT 走り屋エンジニアです k フルマラソン:3時間27分42秒(NEW! k モータースポーツ:国内A級ライセンス保有
Nstock での3年間 ソフトウェアエンジニアとしての自分 P 株式報酬 SaaS の開発(2年H P バックエンドを中心に、フロントエンドも ITガバナンス・システムリスク担当としての自分
P セカンダリー(国内非上場企業向け株式取引所)の開発(1年H P いわゆる2線 実は1人目らしいことはあまりやっていない
限られた時間なので FAQ 形式で Q1. プロダクトとどう向き合っ てきた? Q2. 金融庁の監督指針や FISC 安全対策とどう向き合ってき
た? Q3. これからの Nstock にどう 向き合っていく?
Q1. プロダクトとどう向き合ってきた? とはいえセキュリティの「最低限」 プロダクトやプラットフォームのセキュリテH G API の保9 G ライブラリアップデーg G
第三者の脆弱性診断 とにかく MVP → PSF → 課金・受注 → PMF プロダクションコードを書くことがアウトカムに直結する
Q2. 金融庁の監督指針や FISC 安全対策とどう向き合ってきた? 具体的な要求事項があり、それをすべて満たさなければならないと捉える必要はない 先人の知恵と継続的な更w 概要を理解し実現する労力は(一部の方には)必要 僕がしっかり向き合ったのは実は初めて
600〜700ページの PDF や、様々なガイドラインがある 大事なのは IT ガバナンスやシステムリスク態勢 リスク認識、評価、対策(回避/低減/移転/保有)
Q3. これからの Nstock にどう向き合っていく? 第三者認証(ISO 27001)を取得予定 いつかは SOC2(Vanta/Drata) 複数事業に資する IT
ガバナンスを構築予定 組織、規定、SaaS のテナント・ワークスペース etc セキュリティロードマップは描いていない 当面は経営陣との対話ですり合わせできるレベル
全ては会社・事業に資するため “僕は門番ではなくて、踏み外さないためのガードレールを敷く役でありたい” 承認よりも運用支援(社内ワークフロー/セキュリティチェックリストQ ガイドライン整備やプラクティスの収集と展開