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組織横断型であるがゆえの楽しみと苦しみ
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Ryo Yoshii
July 11, 2024
Technology
4
1.1k
組織横断型であるがゆえの楽しみと苦しみ
2024年7月11日開催 Embedded SRE 現場に寄り添うアプローチ で登壇した資料を公開します
https://findy.connpass.com/event/323099/#_=_
Ryo Yoshii
July 11, 2024
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Transcript
©MIXI 組織横断型であるがゆえの 楽しみと苦しみ 株式会社 MIXI 開発本部CTO室SREグループ 吉井 亮
2 ©MIXI ⾃⼰紹介 吉井 亮 (YOSHII RYO) • 経歴 HWエンジニア
→ 中⼩SIer → ERPコンサル → AWS パートナー → 株式会社MIXI • Community OpsJAWS (AWS Community Builder) • 好きな⾔葉 No human labor is no human error. Follow Me https://my.prairie.cards/u/YoshiiRyo1
3 ©MIXI 持って帰ってもらえると嬉しいこと 現在 Embedded SREとして取り組まれている⽅へ 今後 Embedded SRE に取り組んでいきたい⽅へ
• MIXI 組織横断型 SRE の取り組み事例 • Embedded SREを取り組む上での⼤事なこと
4 ©MIXI ⽬次 • 会社紹介、所属している組織の紹介 • どのような仕事をしているか • 組織横断型 SRE
の楽しみと苦しみ
©MIXI エモーションと コミュニケーションで 「心もつながる」場と機会を 創造し続けます。 MIXI GROUPは、 ただ「つながればいい」という効率的な機能の提供ではなく、 歓喜や興奮、温かな思い、幸せ、居心地の良さの共有を通じて、 その先に、もっと深くて濃く豊かな、心のつながりを生み出すような、
サービスの開発・提供を目指しています。 現在、スポーツ・ライフスタイル・デジタルエンターテインメント の3つの領域で事業を展開しており、 それぞれの主な事業内容は右の通りです。 また、近年の投資活動の拡大と重要性を勘案し、 FY2023からはスタートアップやファンド出資等の投資活動を事業化しました。 スポーツ事業 プロスポーツチーム運営および 公営競技ビジネスの推進 ライフスタイル事業 インターネットを活用し、 人々の生活に密着したサービスの提供 デジタルエンターテインメント事業 スマホゲームを中心としたゲームの提供 MIXI GROUPの事業領域 3つの領域で “「心もつながる」 場と機会” を創造する事業を推進
66 ©MIXI MIXI GROUPについて 豊かなコミュニケーションを広げ、 世界を幸せな驚きで包む。 PURPOSE 創業以来大切にしてきた豊かなコミュニケーションで幸せな驚きに包まれ た世界を目指し、ただ「つながればいい」という効率的な機能の提供では なく、あたたかい心のつながりを生み出すようなサービスの開発・提供を
行っています。 3つの事業領域で「心もつながる」場と機会の創 造 ─ スポーツ、ライフスタイル、デジタルエンターテインメント ─ BUSINESS スポーツ領域ではチーム・選手・ユーザーのつながり、ライフスタイル領 域では人々の生活がより豊かになるような身近なコミュニケーション、デ ジタルエンターテインメント領域では親しい友人達と一緒に遊んだり、リ アルイベントで盛り上がれる場や機会の提供など、「心もつなぐコミュニ ケーション」を軸とした事業展開を行っています。 ユーザーサプライズファースト、発明・夢中・誠実 大胆な発想と情熱と何事にも真摯に向きあう文化 CULTURE/PEOPLE ユーザーの驚きを最優先に考えるという想いのこもった「ユーザーサプライ ズファースト」という言葉を胸に、一人ひとりが、ユーザーや仲間、自分に 対して真摯に向き合い、夢中になって、それぞれの専門領域や経験を活かし たこれまでにない新しい視点の発想でものごとに取り組む組織文化です。 多様な働き方を実現する 「マーブルワークスタイル」制度 WORKING STYLE 多様な人材が活躍できる環境づくりを目指し、働き方や休み方の制度も拡充 されています。リモートワークとオフィスワークを融合した「マーブルワー クスタイル」制度は、対面でのコミュニケーション機会も重要であると考 え、両方の働き方を融合したような制度です。 WE ARE HIRING! MIXIではコミュニケーションを一緒につくる仲間を募集中! MIXI 採用
7 ©MIXI 所属している組織の紹介 開発本部 CTO 室 SRE グループ 新規事業、既存事業に関わらず、全社の注⼒事業に関して技術⽀援を⾏っています。 ※業務⼀例
• AWS、Google Cloudなどを⽤いたシステム全体のアーキテクチャ設計 • 各サービスにおけるAPI設計開発 • データベースやクエリのチューニング、パフォーマンスの最適化 • セキュリティの担保に関わる業務 • OS/ミドルウェアの脆弱性対策やパフォーマンス改善のためのアップデート • 効率的かつ⾼速に開発を⾏なっていくためのCI/CDの改善、⾃動化 • ログ分析基盤の整備 • iOS/Androidのアプリケーション開発 【開発本部】Site Reliability Engineer(SRE)
8 ©MIXI SRE グループのイメージ SRE グループ Product - A Product
- B 社内プロジェクト 全⾯⽀援 ヘルプ 参画 SRE がいない 専⾨知識が 不⾜している ⼈⼿がない エンジニア がいない
9 ©MIXI こんな仕事してます(少しだけぼかしてます) e-Sports ⼤会でローカルゲームサーバー構築 ユーザーさんの熱量が最⼤のモチベーション。『モンストグランプリ』を進化させるエンジニア に聞いた、”挑戦”と”やりがい”。 eSports ⼤会 eSports
⼤会 ユーザー ゲームサーバー クラウド ゲームサーバー クラウド 周辺サーバー ユーザー
10 ©MIXI サイトの脆弱性対策 → 脆弱性診断によって指摘されたサイト脆弱性の対策 こんな仕事してます(少しだけぼかしてます) クラウド CDN LB VM
Source Repo WAF, Access Log WAF, Origin Access Block, Access Log Auto Patching, Vulnerability Scan, Daily Backup, Containerization Code Scan, re-Coding, Branch strategy
11 ©MIXI 公式サイトを量産するために、terraform generator を作成した話 - MIXI DEVELOPERS 複数プロダクトを管理する AWS
Organizations における AWS IAM Identity Center を GitHub x Terraform でいい感じに運⽤したい - Speaker Deck Lambda@Edgeでサーバー版JiraとConfluenceからAtlassian Cloudへのリダイレクターを実装 しました | by Masaya Nanri | MIXI DEVELOPERS 動的に仮想環境を構築して CI/CD を実⾏する 全社貢献的な仕事もしてます
©MIXI 本題 組織横断型 SRE の楽しみと苦しみ
13 ©MIXI • GitHub ⽂化、GitHub Copilot がとても助かっている • 複数の IaC
ツール • 有名⾔語なら読めるであろう、ついでにフレームワークも • Web もモバイルも • モダンな開発⼿法 • マルチクラウド、マルチ DB • セキュリティ • 運⽤(監視、通知、バックアップ、冗⻑性、可⽤性、信頼性、ロギング) • パフォーマンスチューニング • コスト管理 SRE グループの仕事は基本的に「助け」にいくもの。 できる前提で迎え⼊れられる (⾼ハードル)。 覚えなければならない事が多いけど、成⻑する楽しみがある。 SRE の楽しみと苦しみは背中合わせ
14 ©MIXI ⽣涯勉強 知る 書籍、勉強会、公式サイト、 ブログ、RSS、SNS etc やってみる ⾃⼰検証、Workshop、 PoC、⾃社サイトへ導⼊
etc 発信する ブログ、社内ナレッジ、 外部登壇、社内勉強会 etc ⾃画⾃賛
15 ©MIXI 知識を広げていく ある教材を読む、理解する → その教材が参考にしているリンクなどが記載されている → それを読む → またそれの参考リンク(以下ループ)
• 書籍 • SRE っぽい題材のオライリー本 • SNS や知⼈の紹介 • フレームワーク • AWS Well-Architected Framework (#WellArchおじさん) • Google Cloud アーキテクチャ フレームワーク • コミュニティ勉強会 • 参加も運営も
16 ©MIXI 知識の共有 • 社内ナレッジベース ◦ 社内限定のナレッジベースに大量の記事がある ◦ そこを検索している人は多い •
公開 テックブロク • 野良勉強会 ◦ 「突然ですけど◯日◯時から勉強会やりま〜す」 ◦ 毎週◯曜日◯時に勉強会やってます • SRE 共有会 ◦ MIXI SRE が成功談、失敗談、ヒヤリハットを語る会
17 ©MIXI 理解し合うこと SRE グループの仕事は、 プロジェクトの途中から ワンポイントリリーフ になることが珍しくない 形成期 混乱期
統一期 機能期 散会期 このタイミングで 投⼊される ⼈間関係はゆっくりじっくり、 完成している輪(和)は壊さない、 仕事の成果は速攻‧⽬に⾒える形で、 理想を語りすぎない(過去の経緯を尊重)、 ところどころバチバチ(ノーサイド忘れずに)
18 ©MIXI • 他⼈は⾃分ではない ◦ 経験が違う ◦ スタンスが違う ◦ アプローチが違う
◦ みんな違う、それでいい • ⽬標が違う ◦ 社内のプレゼンスを上げて出世する・ボーナスを多くもらう ◦ 社内の評価軸が違う ◦ 自分自身の成長のため ◦ 知的好奇心を満たす • 話す機会をもらう ◦ 定例会でパートをもらう ◦ 1分前に Web Mtg. に入って雑談する ◦ 社内で見かけたら声をかける 理解し合うこと
©MIXI