$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AWS Control Tower で マルチアカウント運用を試した話
Search
akita
March 27, 2024
Programming
0
83
AWS Control Tower で マルチアカウント運用を試した話
akita
March 27, 2024
Tweet
Share
More Decks by akita
See All by akita
CDKを活用した 大規模コンテナ移行 プロジェクトの紹介
yoyoyopg
0
480
AWSやJAWS-UGとの出会いを振り返る
yoyoyopg
1
400
CDK + ecspressoでお手軽コンテナ3分クッキング
yoyoyopg
0
1k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Integrating WordPress and Symfony
alexandresalome
0
160
令和最新版Android Studioで化石デバイス向けアプリを作る
arkw
0
410
React Native New Architecture 移行実践報告
taminif
1
160
S3 VectorsとStrands Agentsを利用したAgentic RAGシステムの構築
tosuri13
6
320
これならできる!個人開発のすゝめ
tinykitten
PRO
0
110
MAP, Jigsaw, Code Golf 振り返り会 by 関東Kaggler会|Jigsaw 15th Solution
hasibirok0
0
250
C-Shared Buildで突破するAI Agent バックテストの壁
po3rin
0
390
The Past, Present, and Future of Enterprise Java
ivargrimstad
0
140
re:Invent 2025 のイケてるサービスを紹介する
maroon1st
0
120
著者と進める!『AIと個人開発したくなったらまずCursorで要件定義だ!』
yasunacoffee
0
140
Claude Codeの「Compacting Conversation」を体感50%減! CLAUDE.md + 8 Skills で挑むコンテキスト管理術
kmurahama
0
280
UIデザインに役立つ 2025年の最新CSS / The Latest CSS for UI Design 2025
clockmaker
18
7.5k
Featured
See All Featured
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
21
1.3k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.6k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.7k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
234
18k
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
8
1.3k
Code Review Best Practice
trishagee
74
19k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
249
1.3M
Building an army of robots
kneath
306
46k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3.1k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
51k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
659
61k
Side Projects
sachag
455
43k
Transcript
社内勉強会/SRE朝会 2024/03/27 あきた(yoyoyo_pg) AWS Control Tower で マルチアカウント運用を試した話
• あきた(@yoyoyo_pg) • 経歴 ◦ Java開発2年 -> AWS歴2年 ◦ SREとしてインフラ構築・運用
• 好きなAWSサービス ◦ AWS CDK ◦ AWS Control Tower 自己紹介 2
3 突然ですが、以下の悩みはありませんか? • AWSアカウントの利用者目線 ◦ 初めて触る AWS サービスの PoC やハンズオンを実
施したいが、AWS アカウントを汚し過ぎたくない・ リソースの削除漏れが怖い・セキュリティ的に問題 が無いか気になる ◦ 複数アカウントのスイッチロールが面倒 • AWSアカウントの管理者目線 ◦ Sandbox を払い出す為の仕組みを作りたいが、予防 的統制と発見的統制の実現・操作ログやユーザ認証 の一元管理を実現したい
4 突然ですが、以下の悩みはありませんか? • AWSアカウントの利用者目線 ◦ 初めて触る AWS サービスの PoC やハンズオンを実
施したいが、AWS アカウントを汚し過ぎたくない・ リソースの削除漏れが怖い・セキュリティ的に問題 が無いか気になる ◦ 複数アカウントのスイッチロールが面倒 • AWSアカウントの管理者目線 ◦ Sandbox を払い出す為の仕組みを作りたいが、予防 的統制と発見的統制の実現・操作ログやユーザ認証 の一元管理を実現したい AWS Control Tower の Account Factory を使用した アカウントのプロビジョニングが可能
5 突然ですが、以下の悩みはありませんか? • AWSアカウントの利用者目線 ◦ 初めて触る AWS サービスの PoC やハンズオンを実
施したいが、AWS アカウントを汚し過ぎたくない・ リソースの削除漏れが怖い・セキュリティ的に問題 が無いか気になる ◦ 複数アカウントのスイッチロールが面倒 • AWSアカウントの管理者目線 ◦ Sandbox を払い出す為の仕組みを作りたいが、予防 的統制と発見的統制の実現・操作ログやユーザ認証 の一元管理を実現したい AWS Control Tower によるランディングゾーンの実現によ り、ガバナンス要件やワークロードの特性に応じたコント ロールを適用可能
6 突然ですが、以下の悩みはありませんか? • AWSアカウントの利用者目線 ◦ 初めて触る AWS サービスの PoC やハンズオンを実
施したいが、AWS アカウントを汚し過ぎたくない・ リソースの削除漏れが怖い・セキュリティ的に問題 が無いか気になる ◦ 複数アカウントのスイッチロールが面倒 • AWSアカウントの管理者目線 ◦ Sandbox を払い出す為の仕組みを作りたいが、予防 的統制と発見的統制の実現・操作ログやユーザ認証 の一元管理を実現したい AWS Control Tower から IAM Identity Center を使用する 事で、SSO を利用したユーザ認証を提供可能
7 🤔…?
8 順に解説していきます
9 改めての目次 • AWS Control Towerの紹介 ◦ 統合サービスの紹介 • Control
Tower の特徴 ◦ コントロール ◦ Account Factory ◦ ログやユーザ管理の一元化
10 AWS Control Tower とは • AWS のベストプラクティスに従い、マルチアカウント 運用の為のセットアップが可能 •
AWS Organizations、AWS Service Catalog、AWS IAM Identity Centerなどを利用した統合的な管理を実 現している • これにより、ガバナンスを提供しつつスケーラブルな マルチアカウント AWS 環境(ランディングゾーン)を 実現している
11 統合サービスの紹介(一部) • AWS Organizations ◦ 複数の AWS アカウントを組織単位(OU)として管理 し、料金の一括請求やアクセス制御が可能
• AWS Service Catalog ◦ IT管理者が発行したITサービス(AWS サービス) を、ユーザ側に配布・プロビジョニングが可能 • AWS IAM Identity Center ◦ ユーザのアクセス管理の一元化が可能
12 コントロール • Organizations の組織単位(OU)に対してガバナンスを 提供する為のルール • 予防管理・検出管理・プロアクティブ管理の3種類が存 在し、NISTやPCI DSS等のセキュリティ基準に対応
• Control Tower に関する物は必須コントロールとして デフォルトで有効化されている
13 各コントロールについて • 予防管理 ◦ ポリシー違反に繋がるアクションを禁止する ◦ サービスコントロールポリシー(SCP)により実現 • 検出管理
◦ ポリシーに非準拠のリソースを検出する ◦ AWS Config ルールにより実現 • プロアクティブ管理 ◦ リソースがプロビジョニングされる前に、ポリシーに非 準拠の場合はデプロイをブロックする ◦ AWS CloudFormation フックにより実現
14 Account Factory • Control Tower から新規 AWS アカウントを発行する仕 組み
• Organizations の組織単位(OU)を指定してアカウント を発行する事で、コントロールが自動的に有効に • Service Catalog と連携したAFC(Account Factory Customization)機能により、自動の初期セットアップ が可能に
15 ログやユーザ管理の一元化 • ランディングゾーンのセットアップ時に、IAM Identity Center を有効化する事で、自動セットアップ が行われる • これにより、ユーザは各アカウントに対するシングル
サインオン(SSO)が可能に • ログ収集も、ログ集約用 AWS アカウントに自動で行わ れるように(CloudTrail)
16 まとめ • 個人利用で AWS を触る分には、Organizations で十分 な場合も多いと思います • とはいえ、マルチアカウント運用に関する
AWS のベス トプラクティスを実践かつ、複数のサービスを通して 学べるので、有効にする事で多くの学びがあります