【AOAI×内製化】MSサービスライセンス入門

【AOAI×内製化】 MSサービスライセンス入門 2024.06.13 Azure Tech Lab@ANCHOR KOBE

自己紹介 • 兵庫県在住 • 社会人大学生 • SIerにてAI関係のお仕事を担当 • 虎党＆甘党

会社で生成AI使ってますか？生成AIを用いた業務効率化のご相談をよく受ける。ご相談の特徴として「内製化したい」というリクエストが非常に高い。 1. Copilotを使った「教育支援」や「導入支援」 2. ノーコードやローコードツールを用いた「内製化支援」ご提案

内製化の道のりは厳しい内製化では次の2つを把握・検討することが重要 1. 現在、使っているライセンスは何か？ 2. どのライセンスを使うべきか？・今日は「Copilot」と「PowerPlatform」のライセンスについてご紹介！・あくまで個人が調査した範囲なので誤りを含んでいる可能性があります。・2024年6月時点のライセンス形態となっております。

Copilot × ライセンス

Copilotとは？・正式名称は「Copilot」 →旧名称はBing Chat Enterprise ・以下からアクセス可能・Windowsのデスクトップ（Windows11以上）・Edgeブラウザ・アプリ ※「Copilot
for Microsoft 365 」を追加購入すると OfficeソフトからCopilotを呼び出せる。・

仕事で安全に使いたいなら・ Copilotでは職場もしくは学校のアカウント（EntraID）でサインインすると入力情報をモデルに学習させない「商用データ保護」が適用される。

Copilotで「商用データ保護」したい！・出典）「管理 Copilot」：https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/manage#commercial-data-protection-eligibility 商用データ保護の対象 ▪商用データ保護の対象外・Office 365 A1 Plus
・政府機関のクラウドを利用している場合・K-12学生 ※文部科学省が認める初等中等教育機関

Microsoft 365とOffice 365の違いは？ Microsoft365 Office365 最新のWindows OS Enterprise Mobility Security
（ EMS／デバイスやセキュリティ管理パッケージ） Office製品最新のWindows OS EMS Office365 ライセンス〇 × × Microsoft365 ライセンス〇〇〇 Microsoft365系ライセンスにはOffice365ライセンスで使える機能も含んでいる。出典）「「Microsoft 365」と「Office 365」の違いとは?」https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/column-difference-microsoft-365-office-365

ライセンスの区分と制限種類ユーザー制限ビジネス Microsoft 365 Business Basic Microsoft 365
Business Standard Microsoft 365 Business Premium Microsoft 365 Apps for business 300ユーザー以下エンタープライズ Office 365 E1, E3, E5 Office 365 F3 Microsoft 365 F1, F3, E3, E5 Microsoft 365 Apps for 無制限教育機関向け Office 365 A1, A3, A5 Microsoft 365 A1 (レガシ), A1, A3, A5 無制限

補足：ライセンスごとのサービス利用可否出典） https://learn.microsoft.com/ja- jp/office365/servicedescriptions/of fice-365-platform-service- description/office-365-plan- options

補足：Copilot for Microsft365を使うには？月額費用（1ユーザーあたり）ライセンス制限個人向け ¥3,200 Microsoft 365
A3 Microsoft 365 A5 for Faculty 一般法人向け ¥4,497 Microsoft 365 Business Basic Microsoft 365 Business Standard Microsoft 365 Business Premium 大企業向け ¥4,497 Microsoft 365 E3 Microsoft 365 E5 Microsoft 365 F1 Microsoft 365 F3 Office 365 E1 Office 365 E3 Office 365 E5 出典）「まったく新しい生産性を Copilot for Microsoft 365 で引き出す」https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-copilot

Power Platform ×ライセンス

ローコードとノーコードって何？ノーコードプログラムを一切記述しない例）Studio、Shopify、Kintone ローコードプログラムをほとんど書かない例）Kintone、Salesforce、SPIRAL エンジニア不要！市民開発！

ローコードとノーコードって何？ ▪なぜ注目されているのか？ • ITの知識不要でシステムやWebページが作れる • システム作りにおける「ヒト・モノ・カネ・時間」の問題をクリアできる • 現場主導のニーズをスピーディに反映できる • コロナがきっかけで業務のデジタル化のニーズが高まった

Copilot Studioとは？

Power Automateとは？・プロセスプロセスや作業の自動化を実現できるローコードツール・外部連携が簡単で、追加料金を払うとAI機能が使える・MS社製品にPowerAutomateライセンスが付随する「シードプラン」を使うと PowerAutomateライセンスを買わずとも一部の機能が利用できる

なぜPowerAutomateライセンスが必要なのか？ Workflow 之墓（仮）稼働期間 2024.1-2024.2

なぜPowerAutomateライセンスが必要なのか？フローの所有者アカウントが無効かつ共同所有者が不在となると「フローの孤立」が発生する。ユーザーIDも無効になるため、認証を必要とする接続があると失敗する。解決案案1. 共同所有者を設定し、認証を設定し直す案2. PowerAutomateのフローを実行するライセンスを購入して利用する ※認証だけは代理で実行できないので再設定は必要なので注意。。。参考：「Power
Automate フロー所有者の退職・異動への備え」https://jpdynamicscrm.github.io/blog/powerautomate/change-flow-owner/#anchor-about-flowowner 「部署異動の際の Power Apps や Power Automate の引継ぎについて」https://qiita.com/Takashi_Masumori/items/34fbad7d5b9d42e00b92

なぜPowerAutomateライセンスが必要なのか？出典：「Power Automate ライセンスの種類」https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/admin/power-automate-licensing/types

Copilot Studioとは？・オリジナルのCopilotを作成・管理できるローコードツール旧Virtual Agentsの機能を組み込み進化した！・利用者が入力したデータはLLMの学習には使われない・Copilot StudioとCopilot for Microsoft365は別のサービス
・PowerAutomateやMicrosoft365などと連携できる

各サービスのライセンスの制限出典）https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2085130 Microsoft Copilot Studio Microsoft Copilot for Microsoft 365
課金単位テナントユーザー月額利用費 ¥29,985 ¥4,497 メッセージ上限/月 25,000 無制限公開先外部チャネル内部チャネル Copilot for Microsoft365 PowerPlatformのプレミアムコネクタ・カスタムコネクタの利用〇〇 ※外部サイト：外部のWebサイト、WhatsApp ※内部サイト：内部のWebサイト、Teams

常に公式のHPをチェックしよう！という事で市民開発はシステムのみならずCopilotの領域まで広がっている。それに伴いライセンスも大幅に変更されている。プランの廃止や追加、料金の改定など...

ご清聴ありがとうございました！

【AOAI×内製化】MSサービスライセンス入門

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Yuka Kakiuchi

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