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210311_zenkokutaikai

yuki
March 11, 2021
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March 11, 2021
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  1. 2 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 研究背景;自動車駆動用IPMSMが抱える問題 ✓ 自動車用IPMSMは幅広い速度域における運転特性を 有限要素法で計算するため,設計期間の長期化が問題に 有限要素法を用いた解析 構造を細かな要素に分割し 各領域内で特性計算を実施 特性解析に長時間を要する

    幅広い速度域における特性 速度ートルク領域内における 運転特性を求めるため 様々な電流条件で繰り返し 特性解析を実施 トルク 速度 電流違いの 速度ートルク特性 *IPMSM: Interior Permanent Magnet Synchronous Motor (埋込磁石同期モータ)
  2. 3 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 先行研究;代理モデルによる磁石量最小化設計 ✓ 速度ートルク特性を予測する代理モデルを構築 ✓ 磁石量最小化設計では設計時間を22分の1に短縮 ✓ 永久磁石の不可逆減磁を考慮していない 0

    500 1000 1500 2000 FEAのみ 提案法 計算時間 (hour) 1762時間 78.5時間 𝟏 𝟐𝟐 倍 不可逆減磁を 考慮しておらず 磁石が薄い! 提案ロータ形状 (引用) 清水ほか,静止器/回転機合同研究会, SA-21-025/RM-21-025 (2021.03) トルク制約下での磁石量最小化設計時間 (概算) (代理モデル)
  3. 4 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 速度 トルク IPMSM構造 速度ートルク特性 (先行研究) 機械学習で構築した 代理モデルによる予測 ✓

    IPMSMのロータ形状から永久磁石の不可逆減磁特性を 高精度に予測する代理モデルを構築 ✓ 構築した代理モデルを用いて磁石量最小化設計を実施し 要求を満たす形状が短期間で設計可能であることを示す 研究内容 不可逆減磁特性 (本研究)
  4. 5 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 形状生成の様子 図 設計変数の設定 d 9 d 8 (r

    1 ,θ 1 ) d 2 ※軸中心を 原点とした 極座標 訓練データの生成;設計変数の設定 ✓ 2層IPMSMのロータ形状を基本として設計変数を設定 ✓ 設計変数を上下限値内で乱数生成し,12000種の形状を作成
  5. 6 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 訓練データの生成;不可逆減磁の解析条件 ✓ 不可逆減磁の解析条件と評価方法は下記のとおり どのように不可逆減磁を評価するか 各磁石の磁化方向磁束密度の最小値と クニック点を比較して不可逆減磁を評価 形状によらず磁石端部の メッシュサイズは0.5mm幅に設定

    相電流実効値は最大値の50~250%の間で 12000条件を乱数生成 不可逆減磁評価のための電流ベクトル条件 ~134× (0.5,2.5) (Arms) e I U ( , ) U a b :区間(a,b)に おける一様分布 a b 確率 最大値 : 磁化方向 電流位相は β=90° で固定
  6. 7 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 代理モデル学習と予測結果 ✓ ガウス過程回帰により 見かけ上のパーミアンス 係数を学習 ✓ 予測精度は高く 過学習は生じていない

    r2: 決定係数 (higher is better) ガウス 過程回帰 e selected I   =     x x 特徴量 予測対象 0 min c min B P H  = 推定結果 P c 解析結果 P c 推定結果 P c 解析結果 P c r2=0.970 r2=0.968 train test 2層目サイド磁石 推定結果 P c 解析結果 P c train test 推定結果 P c 解析結果 P c r2=0.992 r2=0.988 1層目磁石 推定結果 P c 解析結果 P c 推定結果 P c 解析結果 P c r2=0.977 r2=0.976 train test 2層目中央磁石 1層目磁石 2層目中央磁石 2層目サイド磁石 𝒙𝑠𝑒𝑙𝑒𝑐𝑡𝑒𝑑 : Borutaで選択した 寸法ベクトル 𝐵𝑚𝑖𝑛 , 𝐻𝑚𝑖𝑛 : 磁石端部の 磁束密度,磁界
  7. 8 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 代理モデルと実数値GAによる磁石量最小化 ✓ 学習した代理モデルと実数値GAを組み合わせて 磁石量最小化を実施 減磁制約: 最大電流の100,150%通電時を想定 -0.5 0.0

    0.5 1.0 1.5 -1000 -750 -500 -250 0 H [kA/m] B [T] 150%時: 𝐵𝑗𝑢𝑑𝑔𝑒 = 0.122T (3%減磁ラインから決定) 100%時: 𝐵𝑗𝑢𝑑𝑔𝑒 = 0.245T クニック点 ペナルティ関数 𝐵 𝑝𝑟𝑒𝑑 (𝑖) : 各磁石の磁化方向磁束密度の 最小値の予測値 ( ) max 0, i judge pred demag i judge B B P B   − =        基準 B judge 以下で あればペナルティ 評価関数(最小化) 𝑉(𝐱 𝑔𝑒𝑜𝑚 ): 各個体の磁石量 𝑉 𝑖𝑛𝑖𝑡 : 従来形状の磁石量(100cm3) 𝑓𝑖𝑡𝑛𝑒𝑠𝑠 = 𝑉(𝐱 𝑔𝑒𝑜𝑚 ) 𝑉 𝑖𝑛𝑖𝑡 + 𝑃𝑇 + 𝑃𝐴𝐷 + 𝑃𝑑𝑒𝑚𝑎𝑔 トルク制約 減磁制約 適用範囲制約 正規化した磁石量
  8. 10 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 最良個体の減磁特性 ✓ 150%通電時の1層目磁石が最も制約に近い ✓ 最適形状は耐減磁制約を満足 図 最良個体の磁束密度最小値 0

    0.2 0.4 0.6 1層目 2層目 中央 2層目 サイド 1層目 2層目 中央 2層目 サイド 定格100%通電時 定格150%通電時 磁束密度最小値 (T) 予測 FEA 要求: 0.245T 要求: 0.122T 最大電流 150%通電時 最大電流 100%通電時 0.8 0.1 磁化方向 磁束密度 [T] 基準に対して余裕あり ⇒トルク制約の方が優位
  9. 12 WEB22-C4・回転機・5-086・清水悠生(大阪府立大学) 発表のまとめ ✓ ガウス過程回帰を用いて不可逆減磁特性を高精度に予測 ⚫ 特徴量の設計変数をBorutaを用いて選択 ⚫ 予測対象を見かけ上のパーミアンス係数に変換 ✓

    代理モデルと実数値GAにより 要求トルク・減磁特性を満足しながら 磁石量を26.2%低減する形状を提案 ✓ 提案法はFEAのみの設計に比べて32分の1の時間で設計完了 GitHub (Pythonプログラム) HP (機械学習手法の理論etc) https://github.com/yshimizu12 https://yuyumoyuyu.com