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スウェーデン滞在報告

 スウェーデン滞在報告

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Taichi Aida

January 29, 2025
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  1. 概要 • スウェーデンに行ってきました ◦ University of Gothenburg ◦ 2024年9月19日〜2025年1月18日 ▪

    󰏅も2022年9月9日〜2023年1月31日なので同じくらいの期間 ▪ 3年間の博士課程のうち約1年は海外にいる計算(!) • Change Is Key! グループで研究しました ◦ 応用関係のテーマに着手 2 意味変化の研究を始めた頃からの数年越しの念願が叶いました🎉 GOT→AMSが2時間30分遅延 博論・COLINGが厳しくなり、 今年で一番重要な10分間に😅
  2. • 首都:Stockholm • 時差:󰏦-7/8時間 • 通貨:kr(❌€) • ✈:日本から15時 間 •

    消費税:25% (❗) • 企業: 滞在先:Gothenburg, Sweden󰐴 [map] 3 km2 Population Big mac index Tokyo󰏦 2,194 14,187,176 $4.08 Stockholm󰐴 188 984,748 $7.64 Gothenburg󰐴 451 604,616
  3. 滞在先:Change Is Key! group • 意味変化に関するプロジェクト ◦ 6年間(2022-2027)で約5億円 ◦ 欧州(󰐴/󰎲/󰏅/󰎐)を中心に

    共同で研究を進める ▪ 欧州は WordNet 系も強い(特に 󰏢 、 イタリア単体で国際会議 CLiC-it も) ◦ ワークショップ LChange を主催 相田は2回参加 ▪ EMNLP2023@Singapore󰐵 ▪ ACL2024@Bangkok󰑆 ◦ Shared Task も開催 ▪ SemEval-2020 Task 1: 意味変化の検出 ▪ AXOLOTL-24:意味変化の説明 6
  4. スケジュール:滞在までの流れ • 2024年7月: ◦ 上旬:オファーがくる、小町先生に相談 ◦ 中旬:書類を集めて Visa 申請 •

    2024年8月: ◦ 中旬:Visa 面接、✈決定、ACL2024@タイ ◦ 下旬:SNLP2024@東京、博論審査申請 • 2024年9月: ◦ 上旬:🏠決定、YANS2024@大阪 ◦ 中旬:Visa 取得(渡航3日前😫)、渡航 ◦ 下旬:生活・研究の初期設定(生活リズム、研究環境) 7 忘れられない(2度と経験したくない)3ヶ月…😭 🏠:鍵は古いが、結構綺麗!
  5. スケジュール:滞在中 • 2024年10月: ◦ テーマを固める、博論の原稿・審査資料 ◦ メンバーが体調を崩してミーティング❌ • 2024年11月: ◦

    実験(モデルの調整)、NLP2025原稿 ◦ バグがあると即ミーティング、一行単位でコードを説明、その場で実行 • 2024年12月: ◦ 実験(LLMを適用、評価)、博論予備審査 ◦ クリスマス休暇(博士取りたての人から研究の通知が30+件...😂) • 2025年1月: ◦ 実験(論文に向けた議論)、NLP2025投稿・COLING2025準備 ◦ Daily meeting が発生、毎日結果と必要な作業を議論 ◦ 帰国準備(帰国直前に1泊2日の Retreat が入ってバタバタでした) 8 🏢:野生の机+ホワイトボー ド
  6. スケジュール:Retreat(2025/01/12-13) • 一年間の振り返り・次の一年間に向けて ◦ 働き方(1on1/全体 mtg、Discord の使い方) ◦ 研究(NLP:応用分野 の比率、共同研究)

    →プロジェクトベースの研究チームならでは? 9 🏖:ホテル(サウナ・会議室付き)と湖。󰐴らしい景色を見られて満足
  7. 研究:良かったこと・困ったこと • ワークライフバランスを超重視 ◦ 職員は休暇や保険サービスを消化することが必須 ◦ 9時〜17時を徹底し、家族との時間を大切に ◦ 土日・祝日はもちろん休み ◦

    「論文締切を除き、決められた時間で賢く働く」、 「ストレスを溜めないように」と強調されました →4ヶ月体調を崩さず、質の高い日々を過ごせた💯 16 大学の事務局が作った Spotify のプレイリスト(!):欧州では  クリスマス >>> 年末年始、12月は2〜3週間くらい故郷で休む人も
  8. 研究:良かったこと・困ったこと • 全員が同じトピックに取り組む「同志」 ◦ 意味変化の「深い」話ができて、大満足💯 ◦ 全員が意味変化に関わるが、専門領域が少しずつ違う ▪ モデル(メンターの Pierluigi

    さん)、指標(相田)、データ… ▪ スピード感も全然違う(問題があれば即ミーティング) • 資源を使い放題 ◦ 計算資源:❌大学単位→✅国が保有する計算機 ▪ A100も結構あるので気兼ねなく使えた ▪ GPUの利用効率が悪いとお叱りのメールが届く・強制停止(!) ▪ メンターの方にとっては全然足りていないみたいだが... ◦ 知識資源:必要なデータ・分野の専門家も揃う ▪ 指導教員のコネクションがかなり広い ▪ 大学が交流を促進(一緒にお昼・会議)している影響も大きい? 17
  9. 留学:海外へ行くことの魅力 • 🌱現状の環境をリセット [YANS2024] ◦ 大学だと博士が一番上?だが、プロジェクトに入ると ポスドク以上が当たり前 • 🌱日本との違いを体験・人脈作り [YANS2024]

    ◦ 「観光」と「生活」の大きな違い ◦ 特に欧州では欧州中に知り合いができる • 🎯真の意味で研究中心の生活になる ◦ 3週間後〜:良い意味で「甘え」が消えて、 一日中「研究のことだけ」を考えるように ▪ 周りからも「顔つきが変わった😖」と言われる ◦ 特に欧州は娯楽が少なく、気を紛らす要素が少ない ▪ バカンスで物理的に他国へ行くのはそのため? 21
  10. 留学:「複数回」海外へ行くことの魅力 • 研究スタイルの違いを体感できる ◦ 󰏅:テーマがバラバラ、きっちり指導してもらった ▪ リスク分散の意図があるらしい…(それでも会議に通すから凄い) ◦ 󰐴:全員が意味変化関係、基本的に放任主義 ▪

    自分で周りを巻き込んでいく必要がある ▪ 裁量が大きい(テーマ次第では社会学者・辞書学者と共同研究) • 海外の解像度が(行った回数だけ)上がる ◦ これまで:欧米はどこも同じ? ◦ 滞在後:ヨーロッパもアリかも!(特に󰐴) ▪ 金銭面なら 日本 < 欧州(󰐴 < 󰏅) < 米国? ▪ 医療・生活面だと 日本 >> 欧州(󰐴 > 󰏅) > 米国? • 󰐴は税金が高い(25%)分、医療面は󰏅よりいい感じだった ▪ ポスドクの話もいただき、2週間くらいは真剣に居住を検討した 22
  11. おわりに • Change Is Key! グループ󰐴に滞在しました ◦ 幸運にも自身の居場所に出会えた結果だと思ってます ◦ 居場所:日本になければ作る

    / 海外で探す(今回) • 海外で数ヶ月滞在することの魅力 ◦ 観光≠生活:良いところも悪いところも見えてくる ✅ ワークライフバランス重視、医療制度は結構いい感じ ❌ ガツガツ成果を出したい人には合わないかも、税金が高い ◦ 欧州は特に自身の目的(今回は研究)に専念できる • 「複数回」海外へ行くことの魅力 ◦ 海外への解像度が上がる(欧州は全部同じ?→❌) ▪ 同じ󰏅でも Liverpool, Manchester, Cambridge では結構違う ◦ 行った回数だけ人脈も広がる→次の滞在の機会も🌱 ▪ (今回の滞在も全ては󰏅滞在から始まった) 23