世界中でプライバシー規制の施⾏が進む 4 規制 規制(英名) 対象 施⾏年 ⼀般データ保護規則 GDPR:General Data Protection Regulation EU域内 2018年5⽉ カリフォルニア州消費者プライ バシー法 2018年 CCPA:California Consumer Privacy Act of 2018 カリフォルニア州 2018年1⽉ 中国データ安全法 Data Security Law of China 中国 2021年9⽉ 個⼈情報保護法 Act on the Protection of Personal Information ⽇本 2022年4⽉
Party Cookieの規制 5 Apple ✔2017年にユーザーのプライバ シーを保護するITP(Intelligent Tracking Prevention)1.0を発表 ✔Safariブラウザで3rd Party Cookieの利⽤が制限 ✔2019年9⽉以降は3rd Party Cookieは即時削除 Google ✔2020年1⽉、「2年以内にChrome ブラウザで3rd Party Cookieの利 ⽤を制限する」ことを発表 ✔2021年6⽉、「2023年後半で3rd Party Cookieのサポートを廃⽌す る⾒込み」であることを発表 グローバルプラットフォーマーで進む広告トラッキングの廃⽌
Party Cookieとは? 主に広告等から発⾏され、ユーザに渡されるデータのこと 6 そもそも Cookieとは ブラウザに保存される「ユーザーの情報」。閲覧されるサイトからユーザへ 特定の情報が渡されることで、Webサイト側でユーザの識別が可能となる 1st Party ⾃社サイトに訪れたユーザに対して 発⾏したCookie 2nd Party 他社から譲り受けた1st Party Cookie 3rd Party 広告など、外部ドメインが発⾏した Cookie Cookieでも発⾏主体によって呼び名が変わる 具体例
本⼈同意を得られない以上、3rd party Cookie同等の効果を得難い 24 • 本⼈同意管理、1st party Cookie情報の共通ID化、広告表⽰、個⼈情報の匿名化&広告効果の統 計レポート出⼒、広告効果計測など、広告運⽤の最適化に関するソリューションが複数台頭 • ただし法規制や本⼈同意の制約、ターゲティング⺟数の獲得や精度、広告表⽰効果計測の有⽤性 など、各ソリューションにおいて超えるべき障壁が存在 代替ソリューションは複数あり、⽤途によって細分化される • GDPRや改正個⼈情報保護法により、本⼈同意を取得できないと3rd Party Cookieを活⽤できな い以上、本⼈同意を得た1st party Cookieを特定⽬的内で利⽤する流れが主流化する可能性あり • 1st party Cookieだけでは、3rd Party Cookieを活⽤した従来の広告運⽤と⽐較してターゲティン グの⺟数や精度に制約が⽣じるため、プライバシー保護技術の活⽤も視野に対策を練るべき 1st Party Cookieを特定⽬的内で利⽤する流れが主流化する⼀⽅、効果に懸念あり