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アウトプットの始め方/start output 20230121
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Akira Morikawa
January 21, 2023
Technology
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アウトプットの始め方/start output 20230121
Burikaigi 2023
#burikaigi_b
https://burikaigi.dev/
Akira Morikawa
January 21, 2023
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Transcript
アウトプットの はじめ方 Jan 21, 2023 #BuriKaigi ariaki @ariaki4dev
ariaki @ariaki4dev • 都内在住のエンジニア • 🍶が大好き • おいしいものが大好き • 成長を応援するコミュニティ運営
• イベント #技書博 を定期開催 • 🔗 ほしいものリストはこちら 2
3 https://booth.pm/ja/items/1317843 https://booth.pm/ja/items/2370699 「アウトプット」に関する合同誌を無料頒布中 🎉
4 あなたは”何”になりたいですか? その為に”何”を学んでいますか? #burikaigi #burikaigi_b
5 • 自分の将来を作っていくもの • 自分の価値を高めるもの • 自分を形作る為に必要なもの 学びとは
6 パーソナルブランディング 1/2 日本酒の人 イベントやってる人 PHP書いてる人 バックエンドの人 ••な人 自分に対して、どんなタグをつけたいですか?
7 パーソナルブランディング 2/2 人はなんでも単純化して分類したがる 「〇〇界隈」として分類・細分化されがち(例:JS界隈・PHPer界隈・MySQL界隈…) 「ロール」も細分化が進んでいる(例:TechLead・EM・PM・VPoE…) クラスタ化されたらコミュニティが形成される オフラインコミュニティ(勉強会・カンファレンス・など) オンラインコミュニテイ(Slack・Discord・LINEグループ・など)
8 広い知識 深 い 知 識
9 日本酒 ビール ワイン ウイスキー 日本酒の種類 飲み方と温度 米の種類 醸造方法 :
飲んだことある エールとラガー 飲んだことある 品種と味の違い 地域差 醸造方法 飲んだことある 広い知識 深 い 知 識 注ぎ方
10 OS インフラ バックエンド フロントエンド OSの種類 プロセス管理 メモリ管理 起動の仕組み :
広い知識 深 い 知 識
11 変わりやすい ⇔ 変わりにくい 創造・進化 ⇔ 衰退・消失 先進・前衛 ⇔ 安定・追随
12 広い知識 深い知識 × の集合体 「スキルポートフォリオ」 • メイン武器=最も得意な分野=深い知識 • サブ武器=割とわかる分野=広い知識
• 変わりやすい知識 × 変わりにくい知識を組み合わせる • ソフトスキルも大切にする • 会計学や組織論など非ITも武器になる • 文章力や思考法なども重要 • 無駄な知識はない
価値=組み合わせた知識の 使い方 (知識量≠価値) 13 何が実現できる?
14 知識と経験を積み重ねることで あなたが社会に提供できる ”代替性のない価値”を作っていこう
15 インプット アウトプット と
16 あなたはこのセッションへ 何を学びに来ましたか? 質問 #burikaigi #burikaigi_b
17 多くの情報の中から自分に重要と認識された情報だけ選択して注意を向ける • カクテルパーティ効果 騒がしい会場のなかでも自分に都合のいい声だけが聞き取れる ◦ 自分の名前が呼ばれる ◦ 自分の噂をされる ◦
興味ある相手の話し声 • 両耳難分聴の実験 • 記憶のフィルターモデル 選択的注意(Selective Attention) 脳内で処理・補完
18 刺激 感覚 知覚 認知 学習 行動 受取 意味付け 解釈
結果 反応 選択的注意 学習の原理
19 人は常に何を記憶し行動すべきかを選択している そこに至るまでに複数ステップを無意識に踏んでいる
20 人間のワーキングメモリ 覚えられる量はごくわずか 数字 … 約 7 個 / 文字 … 約
6 個 / 単語 … 約 5 個 15秒で約 90 %を忘れてしまう
21 人は心の中に現われる「自分への質問」をスイッチにして行動を起こす 自分への質問 意思決定 • 人は常に答えのない問いを繰り返す(自己洞察) • その問いを意識的に内在化させる(内省) • ひとつの方へ向かい、あるべき姿をキープする
人は質問に支配される 意識的な行動
22 インプット アウトプット と
23 入力装置 出力装置 記憶装置 演算装置 制御装置 コンピュータの五大装置
24 処理/変換 インプット アウトプット
25 同じインプットを元にしていても 処理が違う から結果も異なる • 視点 • 知識量・範囲・指向 • 興味度合い
• 表現方法
26 アウトプット • 自らの理解を表現するもの • 学んだ内容を処理した結果 • 他者に伝えて影響を与えるもの
27 インプットがまったく同じでも アウトプットは人によって異なる
28 アウトプットしよう
29 あなたはこれまでにどんな アウトプットをしましたか? 質問 #burikaigi #burikaigi_b
30 たとえばこんなこと思っていませんか? • 自分の発信に需要はない • そもそも発信できることなんてない • 発信するのは怖い
31 誰もがエンジニアの頂点ではないけど テーマを絞るとどうでしょう? • あなたがもっとも得意とする技術は? • 過去のあなたと同じ課題を抱えた人はいない? • 今のあなたがもっとも情熱をかけている技術は? •
あなたは最近同僚に何を教えた/教えられた? • 自慢できる過去の体験はない?
32 詳しい人がたくさん 特定のテーマでは? 詳しさや知識量は普遍的ではなく、簡単にひっくり返る
33 知識 知っていることや、理解していること 経験 実際にやってみたことそのものと、そこから得た知識や技術 知見 外部から得た知識のうち、実際に自身が経験して体得したもの 見識 知見や知恵に基づき、物事の本質を見通すことができる判断力 や考え方として昇華させたもの
浅 深 知の深さ
34 あなたの発信がどの位置からだとしても、 後続の人にバトンを渡せる 今日から学び始める人だっている
35 アウトプットによる学び 1/5 覚えていた 忘れていた 知っていた 理解していた 浅 深 (理解度)
新しい視点 知らなかった 「知っている」と思っていても、完全に理解していることは意外と少ない。 だからこそ、アウトプットを準備する中にはたくさんの学びがある。
36 知っている 学ぶ 知っている 学習で補いながら伝える 知っていることを伝える アウトプットは 良質なインプットのチャンス • 再調査しよう、深掘りしよう、知識を補完しよう
• 考察しよう、整理しよう、法則を見つけよう アウトプットによる学び 2/5
アウトプットによって、重要な要素をより明確に意識することができる • 情報が不足していないか? • その情報は理解できている? • その情報は正確か? • その情報は自身に定着しているか? •
その情報は説明できるか? 37 判断できる = 身についている アウトプットによる学び 3/5
38 事前準備 インプット アウトプット フィードバック • スキルや思考の整理と再認識 • 学ぶべき方向性を定義 •
学びの動機付けと意識向上 • 学ぶ機会の増加 • 学びの質が向上 • 学びの量が向上 • 学びの進捗が明確化 • ゴールが明確化 アウトプットによる学び 4/5
39 事前準備 インプット アウトプット フィードバック • 説明力の向上 • 会話力の向上 •
文章力の向上 • 記憶の再整理 • 周囲からの認知と評価 • モチベーションの向上 • 感想や指摘など • 次のインプットを目指す アウトプットによる学び 5/5
40 何をアウトプットすればいい? 1/2 あなたのアウトプットは、必ず誰かの役に立つ と考えよう • 自分の不便や悩みを誰かの便利にする • 自分の後に続く人にバトンを渡す •
学びの経緯や道のりを伝える • 学びによる変換を伝える やりたくない → やりたい できない → できる うまくいかない → うまくいく
41 何をアウトプットすればいい? 2/2 「学習した内容」をもとに考えると • どんな難易度だと学びやすい? • どんな順番だと覚えやすい? • つまづきやすいポイントはどこ?
• 関連づけて覚えるべきことは? • どこまで覚えれば充分なの?
42 アウトプットの本質を考えよう 1/2 • 自身を成長させるもの ◦ 教えられるのは最も習熟した状態 ◦ 説明力・説得力・構成力などさまざまな技能が向上する •
自身を表現するもの ◦ アウトプットとは、外的刺激を脳内に蓄積・解釈・変換し、表現すること ◦ あなたを外から観察できる唯一の方法 • 社会を持続させるもの ◦ 社会の豊かさの根源は学びであり、知の共有は必要不可欠 ◦ 誰でも知にアクセスできる状態を作り上げることを目指す
43 アウトプットの本質を考えよう 2/2 • アウトプット=成果 ◦ 成果物の生産性(速度・品質・汎用性など)をより高く保つ ◦ 成果=貢献(Contribution)=より価値のある貢献を提案する ◦
成果物がどう影響を及ぼしたか、興味をもち定量的に計測分析する ◦ 生み出した価値が周囲に認められ評価される • アウトプット=コミュニケーション ◦ 何に悩み、気づき、決定・解決したのか課程と理由を共有する ◦ 他者の時間と自分の時間を奪わないための質問や相談 ◦ 再現性を高めるためのドキュメンテーション
44 アウトプットを通して 「認められる」
45 【参考】アウトプットを続けるためのヒント • 人によってアウトプット=表現が異なるから、それぞれに価値がある • アウトプットを価値の総和で考えず、行動の蓄積によって計ろう • 自身のノウハウを“明日から始める人”に伝えよう • あなたが悩んだ(知りたかった)ことは、誰かが悩む(知りたい)こと
• ゴールを定めると「デッドライン効果」で集中できる • 「何かに貢献する」意識をもった行動や表現もアウトプットである • アウトプットの前に、文章校正やデザインを学んでみるのも楽しいよ • アウトプットの仲間を作り、小さなアウトプットを増やそう
46 どんなアウトプットがある? 1/2 • 会議/ディスカッション • 登壇/講演 • 動画配信 •
Podcast など • TwitterなどのSNS • ブログ/Qiita • 技術書 • 論文 など 音声 文字
47 • リアルタイム(即時的) • 受け手に感情を伝えやすい • 要点をわかりやすい伝える • 聴衆の顔がみえる •
あなたの顔を認知される • 一期一会 • 量が限られる(5~60分) • ライトタイム(適時的) • 受け手に理論を伝えやすい • 詳細をまとめて伝える • 聴衆の顔がみえない • あなたの文を認知される • 何度でも反復できる • 量に制限がない どんなアウトプットがある? 2/2 音声(登壇) 文字(執筆)
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