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OR学会2026年秋期大会_機械学習と数理最適化の融合による、配合レシピ最適化システム開発事例

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October 03, 2026

 OR学会2026年秋期大会_機械学習と数理最適化の融合による、配合レシピ最適化システム開発事例

2026年9月9日~11日に実施されたオペレーションズ・リサーチ学会「2026年秋季研究発表会」でのカルビー株式会社日高様およびブレインパッド魚井による研究発表会の発表資料です。

[2026年秋季大会]
https://orsj.org/2026f/

[ブレインパッド、日本オペレーションズ・リサーチ学会「2026年秋季研究発表会」に出展 - ブレインパッド]
https://www.brainpad.co.jp/topics/2026/09/10/25982

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October 03, 2026

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Transcript

  1. 製品開発における課題 配合レシピ 品質 機械学習 素材配合 生産パラメータ 性能評価値 数理最適化 官能評価値 ノウハウの継承

    • 製品開発の知見やデータを、継承・活用し やすい形にすることが課題となっている。 原材料の高騰 による代替 • 原材料価格や調達環境の変化に対し、品質 を維持できる代替配合が必要となる。 実験回数の削減 • 限られた実験回数の中で、効率的に良好な 条件を探索する必要がある。 因果関係の理解 • 経験的に捉えてきた配合と品質の関係を、 データから理解したい。 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 5
  2. ラボ実験で解きたい問題の例 配合レシピ 品質 素材A ・・・ 素材G 素材合計 原価 生産地 50

    ・・・ 50 100 20 北海道 機械学習 官能評価1 物性評価1 3 30 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 素材A ・・・ 素材G 素材合計 原価 生産地 x1 ・・・ x6 x1+・・・x6 10*x1+ 15*x2+・・ 北海道 【制約条件】 ・素材合計は足して100になる。 ・素材の種類は3種類以下。 ・原価は50円以下。 ・生産地は固定したい。 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 数理最適化 官能評価1 物性評価1 y1 y2 【目的関数】 ・y1を最大化したい ・y2を最小化したい 8
  3. 工場生産で解きたい問題の例 配合レシピ 品質 工程 加熱温度 加熱角度 ・・・ 素材 タービン回転 1

    30 20 ・・・ アルミ 100 2 25 45 ・・・ アルミ 3 26 15 ・・・ アルミ 歩留まり(%) 水分量 80 20 200 83 10 300 75 30 機械学習 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 工程 加熱温度 生産量 ・・・ 素材 タービン回転 歩留まり(%) 水分量 1 x11 x12 ・・・ アルミ 100 y1 y4 2 x21 X22 ・・・ アルミ 200 y2 y5 3 x31 x32 ・・・ アルミ 300 y3 y6 数理最適化 【制約条件】 ・工程という時系列要素があり、配合レシピが複数ベクトルになる。 ・加熱温度は、前工程から急激に変化できない。 ・生産量は、工程を合計して1000を超える。 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 【目的関数】 ・各工程の歩留まりを80以上にしたい。 ・各工程の水分量を20~30の間に収めたい。 9
  4. Hexalyソルバーを用いた、非線形最適化モデリング フランスのHexaly社が開発した、混合整数計画の範囲にとどまらず、ユニークなモデリングができるソルバー。 ソルバーの機能 1. 多種多様な演算子 配合レシピ問題におけるメリット 論理演算子→iif(分岐を記述できる) 非線形演算子→exp(指数関数を記述できる) ・LightGBM(分岐で記述) ・ガウス過程回帰(指数関数で記述)

    といった表現力の高い機械学習式を表現できる。 2. 意思決定変数と中間表現の分離 特徴量エンジニアリングを中間表現として表せる。 3. ラムダ関数による、ユーザー定義式の取り込み 原価、物理モデル等、数式がわかっている式を取り込んで。 機械学習モデルとハイブリッドな予測ができる。 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 10
  5. ラボ実験モデルの表現 素材A ・・・ 素材G 素材合計 原価 生産地 x1 ・・・ x6

    x1+・・・x6 10*x1+ 15*x2+・・ 北海道 数理最適化 官能評価1 物性評価1 y1 y2 f1(X) 【意思決定変数】 ・素材A~素材Gの量 f2(X) 【中間表現】 ・素材合計=x1+・・・x6 ・原価=10*x1+15*x2+・・・ ・官能評価1=RBFカーネル(素材A, ・・・, 生産地)+ドットカーネル(素材A, ・・・, 生産地) ・物性評価1= RBFカーネル(素材A, ・・・, 生産地)+ドットカーネル(素材A, ・・・, 生産地) 【制約条件】 ・素材合計==100 ・原価 <= 20 【目的関数】 ・maximize: 官能評価1, minimize: 物性評価1 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 11
  6. 工場生産モデルの表現 工程 加熱温度 生産量 ・・・ 素材 タービン回転 歩留まり(%) 水分量 1

    x11 x12 ・・・ アルミ 100 y1 y4 2 x21 X22 ・・・ アルミ 200 y2 y5 3 x31 x32 ・・・ アルミ 300 y3 y6 数理最適化 f1(X) 【意思決定変数】 ・各工程の加熱温度、生産量 f2(X) 【中間表現】 ・歩留まり=LightGBM(工程, ・・・, タービン回転) ・水分量= LightGBM(工程, ・・・, タービン回転) 【制約条件】 ・|x11_{工程2} – x21_{工程1}| <= 10(加熱温度は急激に変化させられない) ・x12 + x22 + ・・・ >= 1000(生産量は工程を合計して1000を超える) 【目的関数】 ・maximize: prob(y1>80) + prob(y2>80), (各工程の歩留まりは80を超える) ・maximize: prob(20<y1<30) + prob(20<y2<30), (各工程の水分量は、20~30の間) ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 12
  7. 特定のデータに依らない展開性の実現 ユーザーが用意した任意のデータに対して、最適化モデルを実現するために、意思決定変数を記号化し、その記号を用い て、目的関数と制約条件を記述できるようにしました。 素材A ・・・ 素材G 素材合計 原価 生産地 Sozai_a

    ・・・ Sozai_g Sozai_a+・・ 10*sozai_a+ 15*sozai_b+・・ 北海道 横表現(ラボ実験) ・10 * sozai_a + 15 * sozai_b <= 20(レシピ原価は20 円以下) のように四則演算ができ、横1行に対して適用される。 工程 加熱温度 生産量 ・・・ 素材 タービン回転 1 20 Seisanryo ・・・ アルミ 100 2 25 Seisanryo ・・・ アルミ 200 3 30 Seisanryo ・・・ アルミ 300 縦表現(工場生産) ・sum(seisanryo|) >= 200(生産量は200以上) と記号に対して最後に|を入れることで、縦方向に足すこ とをルール。 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 13
  8. 設計したユーザー体験 担当者の方がデータを整備し、解きたい課題を設定し、最適化を実行し、再度データを追加して解き直すというサイクル をいかに速く回せるようにするかを考えました。 実験条件シート 1. データ整備 + マスタ設定 2. シミュ

    レーション No スキップ 1 1 メモ コーヒー豆A コーヒー豆B 100 コーヒー豆C 0 2 0 100 0 3 0 0 70 4 1 一旦スキップ 0 0 0 5 1 2/1の実験 50 50 0 実験結果シート No スキップ メモ 1 1 4. データ追加 3. 実験の実施 1 後で修正 1 2 1 後で追記(2/1) 2 2 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 表面張力 密度 16 20.2 18 13.4 12 21.3 13 15 1 18.5 後で追記(2/1) 16
  9. 実務活用に向けて見えてきた3つの負荷 操作を簡単にしても、分析に必要な判断を すべてシステムに任せられるわけではない 01 データ準備 02 手元のデータから、 分析に必要な項目や範囲を 見極め、使える形に整える 課題設定

    03 実務上の課題を、 目的変数・説明変数・制約 条件として表現する 結果解釈 多数の候補から、 実務に効く条件と確認すべ き点を判断する 負荷を下げる UI・作業導線の改善 + 生成AIによる提案支援 → 利用時の負荷を低減 ただし、利用者が自ら判断し、使い続けるには、 負荷低減だけでなく「自分の業務に返る価値」が必要 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 23
  10. 組織浸透には「使える」から「使い続ける」までの設計が必要 01 02 03 使える 価値を理解する 自ら使う UI・作業導線を整え、 迷わず操作できる 業務上のメリットと、

    入力・操作の意味が分かる 自分の課題に適用し、 次の判断に活用する 組織浸透の鍵 利用負荷の低減と、実務への価値の実感が、自走・定着の両輪 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential 24
  11. 製造業に実験計画の適用例 ラボ実験 生産プロセス 食品 電力スイッチ ・歪率 ・弾性力 ・見た目 ・小麦粉 ・茹で時間

    ・茹で温度 ・スイッチAの強さの 変化具合 ・何個のスイッチを使うか 菓子 ・砂糖 ・焼き温度 ・カカオ 焼き加減 ・歪率 ・焦げ具合 ©BrainPad Inc. Strictly Confidential ・水分量の変化 ・焦げ具合の変化 ・温度変化 ・速度変化 飲料 ・豆A ・豆B ・製法 ・何割の製品が問題なく作ら れたか ・見た目はどうか 設備投資 ・香りセンサー ・甘さ ・ライン本数 ・トラック台数 ・生産量 ・歩留まり 26