非機能テストのシフトレフト（あれ?テストを自動化したけど何か足りない?）

2023/10/17にて開催された JaSST nano vol.29 にてお話しした内容です。

QAエンジニアではなく、開発寄りのエンジニアとして体系的にテストの学習を始めたのでインプットしたことをアウトプットしてみました！

ちゃんと目的を考えてテストの自動化をしよう（自戒）

Transcript

1. 非機能テストのシフトレフト あれ？テストを自動化したけど何か足りない？
2. 自己紹介 ＞ クラスメソッド株式会社 開発3年、クラウドエンジニア2年 最近テストを体系的に学ぶためJSTQB受験 ＞ 経歴 ダイの大冒険 ＞ 好きなもの モダンアプリケーションコンサルティング部 ＞名前 bun913（今泉大樹）
3. みなさん、テストの自動化してますか？ （ご挨拶
4. 「テストがないと安心して 開発できません！」 とある同僚の答え
5. わりと無条件で導入する仕組み
6. TypeScript/JavaScriptの例 ・EsLintやPrettier リンタ・フォーマッタ Unit・統合テスト TypeScript/JavaScriptの例 ・JestやVitest With コンテナ仮想化 コンテナ仮想化技術で、モックで はなくDBMSを利用する 静的解析・テストの自動化（CI）
7. Q. では、なぜこれらを導入するの A. 心理的安全性とか、品質保証？
8. 品質ってなんだっけ？ 「安心」はなんとなくわかる気がする。しらんけど。
9. 機能適合性 品質特性とは ISO25010 システム・ソフトウェアの品質モデル 性能効率性 互換性 使用性 信頼性 セキュリティ 保守性 移植性
10. そして気づく あれ？いいとこ、機能適合性と保守性しか見れてないのでは？
11. セキュリティ・使用性 なども早めにテストしたいよね タイトルの「非機能要件」を回収しています
12. シフトレフトとは 参考: https://dev.classmethod.jp/articles/saitchan_snyk_20230719/
13. セキュリティのシフトレフト
14. 例えばどういうこと？ 日々の Pull Request時点でのCIで脆弱性を検知 コードを書いている時点で脆弱性を検知 GitHubのDependabot や trivy によるコンテナイメージ脆弱性スキャン など Snyk の Snyk Code や Java の Find Security Bugs など
15. （例）Snyk Codeによる検知画面 参考: https://dev.classmethod.jp/articles/snyk_code_with_vscode/
16. GitHubのDependabot だけでも有効化しましょう 脆弱性のあるライブラリを修正した Pull Requestまで出してくれるの本当に神
17. 使用性のテストのシフトレフト
18. 例えばどういうこと？ UIコンポーネントの見た目の部分のテスト その他アクセシビリティの問題の検知など Chromatic や reg-suit による継続的なビジュアルリグレッションテスト 画面上の表示や、変更による見た目の崩れをより早く気づく React 用の ESLintルール による静的解析なども（筆者未使用）
19. （例）Chromaticの差分検知 参考: https://dev.classmethod.jp/articles/chromatic-storybook-review-and-deploy/
20. 要するに言いたかったこと
21. 「なんとなく」でテスト自動化はいけない（自戒） システムの特性とテストの目的（守りたい）ことは整理・合意しておきたい
22. ご清聴ありがとうございました