Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

LLMに図面は読めるか – 製造業の「暗黙知」を突破するコンテキスト設計3つのアプローチ

LLMに図面は読めるか – 製造業の「暗黙知」を突破するコンテキスト設計3つのアプローチ

2026/3/27開催のイベント「カオスなデータに向き合う! ドメイン特化のAIエンジニアリング論」の登壇資料です。

https://connpass.com/event/385864/

Avatar for recruiting@caddi.jp

[email protected]

March 27, 2026
Tweet

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 2 キャディの紹介 キャディ株式会社 Data & Analysis 部 AI for Application

    チーム 安本 尚樹 新卒で東レ株式会社に⼊社。 化成品とその製造プロセスの開発に従事。 2022年よりキャディ株式会社に⼊社。 アプリケーション開発や機械学習モデル開 発を経て、現在はLLMを使ったプロダクト 開発に従事している。 ⾃⼰紹介
  2. © CADDi Inc. 3 キャディ株式会社の紹介 3 モノづくり産業のポテンシャルを解放する Unleash the potential

    of manufacturing モノづくりに携わるすべての⼈が、 本来持っている⼒を最⼤限に発揮できる社会を実現する。 そのために私たちは、産業の常識を変える「新たな仕組み」をつくります。 現在モノづくり産業では、⾮常に多くの⼒が埋もれたままになっています。 ⾒積業務や管理業務に忙殺される、 営業⼒が⾜りない、情報やネットワークが乏しい。 あらゆる理由によってがんじがらめにされ、 本来の開発⼒や技術⼒を発揮しきれていません。 こうした縛りをほどくことで、各企業のポテンシャルを解放。 産業全体に⼤きな⼒を⽣み出し、豊かにすることが私たちの使命です。 ⼩さな町⼯場も、歴史ある⼤規模メーカーも、創⽴まもないベンチャーも。 すべてのモノづくり企業が強みを活かして輝き、新たな価値がたくさん⽣まれる。 そんな未来を切り拓くために、私たちは挑み続けます。
  3. © CADDi Inc. 10 LLM活⽤の課題 暗黙知を知らないと 読めない 多様なデータ‧ ユースケース 形状のみの表現

    情報が混在‧スパース 複数の情報を組み合わせ た解釈が必要 3次元の形状解析 データ・タスク 特性 × LLM 苦手領域 → 技術 進化 /独自モデル 開発
  4. © CADDi Inc. 11 LLM活⽤の課題 暗黙知を知らないと 読めない 多様なデータ‧ ユースケース 形状のみの表現

    情報が混在‧スパース 複数の情報を組み合わせ た解釈が必要 3次元の形状解析 コンテキスト 課題(本日 テーマ)
  5. © CADDi Inc. アプローチ1:暗黙知の⾔語化 課題例: アプローチ: • 社内用語が紛れている ◦ 例:「C梱包」→

    キャディ社指定 梱 包方法 • ノウハウに基づく前提が隠れてい る ◦ 例:(図面に書いていなくても)鉄製 部品に 防錆処理が必要 • 曖昧な単語を使った表現 ◦ 例:「穴 寸法」→ 径?ピッチ? • 必要な前提を過不足なく LLMに 入力 • 指示 できるだけ具体化する
  6. © CADDi Inc. アプローチ2:ロバストな評価データ作り • ユースケースを元にデータセット要 件を定義 • 検証単位ごとに分けたデータセット を作成して評価

    • 同じ特徴でも図面ごとに描かれ方 が異なる • 同じ図面でもユースケースごとに 着目点が異なる ◦ 例) ▪ 見積作成 ▪ 加工手順計画 ▪ 図面 設計 課題例: アプローチ:
  7. © CADDi Inc. 17 まとめ • 図面読解を含む業務をAIで行うため 課題 、モデル 課題とコンテキ

    スト 課題に分解できる。キャディで そ 両方に取り組んでいる。 • コンテキスト 課題に 暗黙知 言語化とロバストな評価が重要。 • 上記をプロダクト 仕組みとして提供するに UI/UX 設計に落とし込 む必要がある。 • これらを使って、使え 使うほど賢くなるAIを目指す。