Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エンジニアインターン「Treasure」とHonoの2年、そして未来へ / Our Journ...
Search
CARTA Engineering
October 18, 2025
Programming
0
90
エンジニアインターン「Treasure」とHonoの2年、そして未来へ / Our Journey with Hono Two Years at Treasure and Beyond
Hono Conference 2025 登壇資料
登壇者: @nekoya (
https://x.com/nekoya
)
CARTA Engineering
October 18, 2025
Tweet
Share
More Decks by CARTA Engineering
See All by CARTA Engineering
AIに淘汰されない技術力とは?事業を進化させるエンジニアの実践知 / engineering-skills-that-ai-cant-replace-and-drive-business-evolution
carta_engineering
0
110
AIは脅威でなくチャンス。 AIと共に進化するエンジニアの成長戦略 / spz-colab-conf-2025
carta_engineering
0
170
鳴り止まないアラート対応の中で学んだ 監視改善の進め方 / team-based-monitoring-improvement-from-alert
carta_engineering
0
420
撤退危機からのピボット : 4年目エンジニアがリードする TypeScript で挑む事業復活 / crisis-to-pivot-4th-year-engineer-ts-relaunch
carta_engineering
2
1.4k
4社統合におけるマスタデータ管理に立ち向かう / Towards master data management in the four-company integration
carta_engineering
0
1k
正解のない未知(インボイス制度対応)をフルサイクル開発で乗り越える方法 / How to overcome the unknown invoice system with full cycle development
carta_engineering
0
400
CARTA HOLDINGS エンジニア向け 採用ピッチ資料 / CARTA-GUIDE-for-Engineers
carta_engineering
0
37k
新卒から4年間、20年もののWebサービスと向き合って学んだソフトウェア考古学 / phper-kaigi-2025-guri
carta_engineering
0
390
PHPでお金を扱う時、終わりのない 謎の1円調査の旅にでなくて済む方法 / phper-kaigi-2025-nakka-
carta_engineering
0
130
Other Decks in Programming
See All in Programming
Web Components で実現する Hotwire とフロントエンドフレームワークの橋渡し / Bridging with Web Components
da1chi
3
2.5k
Range on Rails ―「多重範囲型」という新たな選択肢が、複雑ロジックを劇的にシンプルにしたワケ
rizap_tech
0
1.3k
はじめてのDSPy - 言語モデルを『プロンプト』ではなく『プログラミング』するための仕組み
masahiro_nishimi
2
480
あなたとKaigi on Rails / Kaigi on Rails + You
shimoju
0
160
デミカツ切り抜きで面倒くさいことはPythonにやらせよう
aokswork3
0
240
Devvox Belgium - Agentic AI Patterns
kdubois
1
120
ALL CODE BASE ARE BELONG TO STUDY
uzulla
24
5.9k
3年ぶりにコードを書いた元CTOが Claude Codeと30分でMVPを作った話
maikokojima
0
260
Go言語の特性を活かした公式MCP SDKの設計
hond0413
1
230
組込みだけじゃない!TinyGo で始める無料クラウド開発入門
otakakot
0
270
Railsだからできる 例外業務に禍根を残さない 設定設計パターン
ei_ei_eiichi
0
900
なぜGoのジェネリクスはこの形なのか? Featherweight Goが明かす設計の核心
ryotaros
7
1.1k
Featured
See All Featured
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
33k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3.1k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Visualization
eitanlees
149
16k
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
252
21k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
9
590
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
61k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
30
2.9k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
9.7k
Transcript
エンジニアインターン 「Treasure」とHonoの2年 そして未来へ Hono Conference 2025 2025.10.18 CARTA HOLDINGS ねこや(@nekoya)
CARTA HOLDINGS ねこや @nekoya 略歴 • 2000年からこの仕事で飯を⾷っています • 広告配信システムの開発を10年ほど •
2015年から現職(当時はVOYAGE GROUP) • 「事業をエンジニアリングする技術者たち」 • サポーターズのシステム全⾯刷新したり • 現在は社内⼈事システムを開発 今⽇は Honoの本番投⼊を後押しに来ました
Honoのよさ
⼩さなパーツを組み合わせる 「フルスタックでない」 ⼩さなパーツを組み合わせる思想
⼩さなパーツを組み合わせる ライブラリの依存度って3⾊あんねん 1. 置き換えが現実的でない(作り直しと同義) 2. ⼤きな労⼒を費やせば置き換え可能 3. 現実的なコストで置き換え可能
⼩さなパーツを組み合わせる ライブラリの依存度って3⾊あんねん 1. 置き換えが現実的でない(作り直しと同義) 2. ⼤きな労⼒を費やせば置き換え可能 3. 現実的なコストで置き換え可能 依存度を低く保てる
⼩さなパーツを組み合わせる 置き換えやすい = 既存プロダクトに導⼊しやすい AWS SAM + ⾃作ルータ ↓ AWS
SAM + Hono & Lambda Adapter + ⾃作ルータ
エンジニアインターン 「Treasure」
エンジニアインターン「Treasure」 CARTA HOLDINGSが提供する 3週間のサマーインターン 15年以上の歴史がある 弊社CTOすずけん(@suzu_v)もTreasure出⾝
エンジニアインターン「Treasure」 Webアプリ基礎講義 + チーム開発
エンジニアインターン「Treasure」 昨年から⾔語をTypeScriptに統⼀ • ⾔語を分けるとチームが分断されがち • チームで⼀丸となって⽬的に向かってほしい
エンジニアインターン「Treasure」 多種多様なバックグラウンドを持つ人が集まる • Webアプリ開発の経験が浅い • TypeScriptに馴染んでいない • チーム開発が初めて
エンジニアインターン「Treasure」 HonoはWebアプリの定番を学ぶのに適切 ⻑い歴史の中で培われてきた定番を踏まえている • appにHTTPメソッドでRouteを⽣やす ◦ PythonのFlask ◦ NodeのExpress •
Context経由でのrequest/response処理 ◦ Perlの各種フレームワーク(PSGI)
エンジニアインターン「Treasure」 • 特に⼤きな混乱なくスムーズに書けていた • 導⼊ハードルは低いと実感している • チームの分断を防ぐ⽬的も達成できた 2年で50⼈近い学⽣エンジニアに Honoを使ってもらった
エンジニアインターン「Treasure」 Honoはチームへの 導入ハードルが低い
デプロイ容易性 deployability
デプロイ容易性 多様なプラットフォームに簡単にデプロイ可能 • Cloudflare • Vercel • AWS Lambda •
etc 移設時のアプリケーション変更コストを抑えられる
デプロイ容易性 • プラットフォームごとの豊富なAdapter • それぞれがコアから独⽴している • ここにも「⼩さなパーツ」思想が活きている
デプロイ容易性 Honoは環境の変化に強い
Webアプリケーションの 歴史と未来
Webアプリケーションの歴史と未来 2000年代前半 • 「バックエンド」「フロントエンド」が未分化 • リクエストを受けてサーバがHTMLを返す • JavaScriptはちょっとしたオマケ • ブラウザ設定で無効にするオタクも多かった
Webアプリケーションの歴史と未来 2005年 • Gmail, Google Mapsリリース • 「Ajax」という概念の発⾒ • WebAPI
+ JSの可能性 • マッシュアップとか⾔ってました ◦ 当時、共著で執筆させていただきました
Webアプリケーションの歴史と未来 2010年頃から • AngularJSによるSPAの勃興 • Node.jsでJSをビルドする時代に • npmによるパッケージ配布
Webアプリケーションの歴史と未来 2015年頃から • ReactやTypeScriptが普及し始める • そして現代へ
Webアプリケーションの歴史と未来 現在 バックエンドとフロントエンドの境界は 再び曖昧になり、溶け合い始めている
Webアプリケーションの歴史と未来 frontend backend Hono RSC React Server Components
Webアプリケーションの歴史と未来 • JSXを直接返せる • Islandアーキテクチャ • Reactもrendererに使える Honoはbackend to frontend
「次のWebの形」を模索するひとつのパターンとなる
まとめ
まとめ 1. 既存プロダクトに導⼊しやすい 2. チームへの導⼊ハードルが低い 3. 環境の変化に強い + 「次のWeb」という未来への投資 Honoを今すぐ本番投⼊しよう
は、いいぞ