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Kiro CLI 徹底解剖
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Champ
November 25, 2025
Technology
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Kiro CLI 徹底解剖
Champ
November 25, 2025
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Transcript
Kiro CLI 徹底解剖 1
この資料の前提 2025-11-25 時点の公開ドキュメント・ブログ・実機確認ベース 主な情報源: kiro.dev/docs , AWS ブログ, コミュニティ記事 など
プレビュー機能・実験機能を含むため、将来の仕様変更の可能性あり 2
3
11月18日に Kiro CLI が一般提供 4
11月18日に Kiro CLI が一般提供 ※ 上記は公式のニュースの一文 5
11月17日に Kiro CLI が一般提供 「おお、会話コンテキストも共有されるんだ」と思いました 6
でも、実際は... 少なくとも、会話コンテキストの共有は無理でした 7
疑問 Kiro IDE と Kiro CLI で何が連携できて、何ができていないの? 8
調査対象 設定ファイル群 会話履歴 カスタムエージェント Knowledge Base / Codebase Indexing ※
「ここが連携していたら嬉しい」という私の主観に基づいてピックアップしています 9
パート 1:設定ファイル群 一部の設定ファイルは共有されている 10
表1:MCPサーバ、ステアリングは共有されている 設定項目 スコープ Kiro CLI Kiro IDE MCP サーバー ユーザー
~/.kiro/settings/mcp.json ~/.kiro/settings/mcp.json ワークスペース .kiro/settings/mcp.json .kiro/settings/mcp.json ステアリング ユーザー ~/.kiro/steering ~/.kiro/steering ワークスペース .kiro/steering .kiro/steering 特徴: MCPサーバ、ステアリングは、IDE と CLI が同じファイルを利用可能 11
表2:現状 Kiro CLI 側にのみ設定項目があるもの 設定項目 スコープ Kiro CLI Kiro IDE
プロンプト ユーザー ~/.kiro/prompts 設定項目なし ワークスペース .kiro/prompts 設定項目なし カスタムエージェント ユーザー ~/.kiro/agents 設定項目なし ワークスペース .kiro/agents 設定項目なし 設定 グローバル ~/.kiro/settings/cli.json 設定項目なし 特徴: 公式docでは見当たらないが、プロンプトは以下に置くことで利用可能 ユーザー: ~/Library/Application Support/Kiro/User/prompts ワークスペース: .prompts 12
パート 2:会話履歴 CLI と IDE の会話セッションは共有されない 13
CLI / IDE の会話セッションの現状 CLI と IDE それぞれで会話セッションを管理していますが: お互いのセッション履歴は 独立している
片方で得たコンテキストをもう片方で使うには、 /context add を用いるなど、 手動で連携する必要がある 14
会話履歴の管理(CLI 側) /save ・/load ・--resume の挙動 15
CLI での会話履歴の保存・復元 # 保存 kiro> /save ./my-analysis.json # 復元 kiro>
/load ./my-analysis.json # 直前の会話を引き継いで再開 kiro-cli chat --resume 特徴: JSON ファイルで永続化が可能 16
会話履歴の管理(IDE 側) 特徴: UI で視覚的に保存・管理される 💔 CLI の `/save` `/load`
が扱う JSON と同じ形式で、セッションをインポート/エク スポートする手段は用意されていない。 17
補足:ワークアラウンドの一例 SDD 的な発想で、CLI 側の調査・議論を仕様書(Markdown など)としてまとめ る そのファイルを IDE 側で読み込ませる こうすることで「生の会話ログ」ではなく、
「整理された仕様」を橋渡しできる ※ あくまで運用によるワークアラウンドであり、公式に用意された連携機能ではないた め本LTのスコープ外としています。 18
パート 3:カスタムエージェント機能 自由度に大きな差 19
Kiro CLIにおけるカスタムエージェント 設定例: tools :使用可能なツールの定義 allowedTools :事前承認するツール(確認プロンプトなしで実行) resources :自動的に含めるコンテキスト(ファイル、ドキュメントなど) prompt
:エージェントの振る舞い指示 hooks :agentSpawn、preToolUse、postToolUse、stop などライフサイクル上で実 行するコマンド mcpServers :利用する MCP サーバーの設定 model :使用するモデルの指定 20
CLI でのカスタムエージェント操作 # カスタムエージェント作成 kiro> /agent create my-agent # リアルタイム切り替え
kiro> /agent swap backend-specialist kiro> /agent swap frontend-expert ... kiro> /agent swap backend-specialist 特徴: 複数のエージェントを定義し、即座に切り替え可能 エージェント A → B → A と /agent swap しても、それぞれのエージェントの会話 コンテキストは維持される 21
IDEにおけるカスタムエージェント Kiro IDE には、Kiro CLI の「カスタムエージェント」に相当する公 式機能は見当たらない IDE 側で近い役割を持つもの: .kiro/steering
: プロジェクト全体用のREADME(プロダクト目的・技術スタッ ク・構造・ルールなど) AGENTS.md : AIエージェント向けの作業ガイド(ビルド手順・PRルール・ガードレ ールなど) 22
IDEにおけるカスタムエージェント 重要な違い: AGENTS.md は 常に読み込まれる(inclusion mode なし) ため、 「このチャットで はフロントエンドエージェントだけを有効にする」といった切り替えはできない
ステアリングや AGENTS.md にペルソナ的な指示を書き込めば「専用エージェン ト」は作れるが、 チャットごと・タブごとに切り替えられない 少なくとも公開ドキュメントの範囲では、IDE 側だけでカスタムエージェント設定を 柔軟に共有・切り替える手段は読み取れなかった 23
パート 4:Knowledge Base と Codebase Indexing 別々の仕組みでナレッジベースが作られる 24
CLI: Knowledge Base(実験機能) CLI の実験的機能(docs ベース) kiro> /knowledge add --name
myproject --path ./src kiro> /knowledge search "database schema" 特徴: セッションをまたいで再利用できるナレッジベースを作成する仕組み 利用にはCLIで設定を有効化する必要がある 検索されたときにだけコンテキストとして展開され、そのときにクレジット が消費される 25
IDE: Codebase Indexing コードベースとドキュメントを自動でインデックスを作成する仕組みのこと 何がインデックスされるか ソースコード: ワークスペース内の主要なプログラミング言語ファイル ドキュメント: Markdown /
MDX など 設定・依存関係: 各種設定ファイルや依存関係定義 26
IDE: いつ・どうインデックスされるか 自動インデックスされるタイミングの一例 プロジェクトを初めて開いたとき(インポート時) 新しいファイルが追加・作成されたとき 手動トリガーも可能(Kiro IDE のコマンドパレット) 「Kiro: Codebase
Force Re-Index」 「Kiro: Rebuild codebase index」 27
Knowledge Base / Codebase Indexing の「共有」とい う観点 お互いのKnowledge Base /
Codebase Indexing 自体を参照・同期する方法は公開 ドキュメントでは確認できない IDE → CLI の Knowledge Base CLI → IDE の Codebase Indexing 同じソースコードやドキュメントを対象にできても、 「インデックス済みのナレッジベースそのもの」を IDE / CLI 間で共有する手段は、 公開情報の範囲では提供されていない 28
共有状況のおさらい 項目 IDE / CLI 間で共有されている か コメント ステアリング .kiro/steering/
を双方が利用 MCP .kiro/settings/mcp.json を双方が利用 プロンプト集 各自が管理 会話セッション それぞれ独立したセッション セッション保存 各自が管理 カスタムエージェン ト CLI にのみカスタムエージェント機能があ る Knowledge Base Codebase Indexing 各自が管理 29
個人的に欲しい機能 1. IDE CLI のセッション連携 CLI で複数のツール・MCP サーバーを使って調査し、 「ここから先は IDE
で作業したい」と思った時 いい感じに情報連携 CLI でのコンテキストがそのまま IDE に活かされる 2. IDE でエージェントの利用・切り替え IDE のチャットで /agent swap backend-specialist CLI と同じ操作感で実現されたら... 30
まとめ 連携されいているもの 一部の設定ファイル(MCP、ステアリング等) 連携・利用不可 会話セッション カスタムエージェント設定 Knowledge Baseと Codebase Indexing
31
これからへの期待 とはいえ、Kiro CLI と IDE は少しずつ進化している! 現状の限界と設計意図を理解した上で、 うまく使い分けることが大切だと感じています 32
ご清聴ありがとうございました 33
補足:IDE: Codebase Indexing とクレジット 公式ドキュメントから読み取れる範囲では: インデックス作成(解析・保存)はローカル処理として実行され、これ自体がク レジット課金対象と明記されているわけではない エージェントがインデックスを使ってコード理解・編集・説明を行うときは、通 常の Spec
/ Vibe リクエストとしてクレジットが消費される ただし、インデックスされた情報がどの程度クレジット消費に影響するかの詳細 は公開されていない 34
補足:Kiro のクレジット課金 Kiro の課金は、以前の「リクエスト数ベース」から クレジット制 に統一されました。 プランごとに毎月付与されるクレジット枠(Free / Pro /
Pro+ / Power など) 消費対象:Vibe(チャット) 、Spec(仕様作成・タスク実行) 、Agent Hook など 消費量はタスクの複雑さや選択モデルに応じて変動(シンプルな操作は 1 クレジ ット未満で済むこともある) 公式ドキュメント上は「内部的なトークン数」ではなく、このクレジット単位で 利用量が公開されている このスライドでは、トークンではなくクレジットという単位で「どこでコストがかか りそうか」を見るのがポイントです。 35
補足:用語集 36
ステアリング Kiroエージェントがワークスペース内で作業する際に「このプロジェクトの目的は 何か?」というコンテキストを伝えるためのmdファイル 具体的には、.kiro/steering/ フォルダに配置され、以下のような基盤ファイル (Foundation Files)を含みます: product.md: 製品の目的、ターゲットユーザー、主要機能、ビジネス目標 tech.md:
使用しているフレームワーク、ライブラリ、開発ツール、技術的制約 structure.md: ファイル構成、命名規則、インポートパターン、アーキテクチャ 決定事項 これらはプロジェクト全体に適用される「コンテキストのREADME」という 理解で正確です。 37
Agents.md カスタムエージェントにおけるpromptのようなもの https://kiro.dev/docs/steering/#agentsmd 38