Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥

検証と資産化を形にするプロダクト組織へ/tapple_pmconf2024

corin8823
December 04, 2024

 検証と資産化を形にするプロダクト組織へ/tapple_pmconf2024

プロダクトマネージャーカンファレンス2024 での登壇資料です。
https://2024.pmconf.jp/

corin8823

December 04, 2024
Tweet

More Decks by corin8823

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 髙橋 優介 (Yusuke Takahashi) 執行役員VPoE 株式会社タップル スピーカー紹介 紺野 賢 (Satoshi

    Konno) シニアカスタマーサクセスマネージャー Braze株式会社
  2. 11 組織全体像 マーケティング本部 技術本部 プロダクト 本部 iOS Android Backend データ

    経営 直接プロダクトに関わっているのは 50名ほど デザイン 本部 タップルの開発組織
  3. ミッションチーム Z ミッションチーム Y 12 開発組織の変遷 - 追うべき数字や状態をベースに都度アサイン型から Squad型に移行 -

    都度アサイン型 Squad型 KPI① 状態目標 ① KPI② A B C D E F G H I J 時期やタイミング 開発組織 プロジェクト X プロジェクト Y プロジェクト Z プロジェクト W A B C D E F G H I J A B C D E F G H A B C D E F G H I J ミッションチーム X 例:7日間継続率 例:マッチ率 例:安心して使える状態 ↪ 悪意ユーザ検知率 人の調整コストやオリエンコスト、 コンテキストスイッチが激しい ...
  4. 13 開発組織の変遷 - Squad型の組織体制で生じた課題 - ミッションチーム Z ミッションチーム Y KPI①

    状態目標 ① KPI② A B C D E F G H I J ミッションチーム X 例:7日間継続率 例:マッチ率 例:安心して使える状態 ↪ 悪意ユーザ検知率 水平 (チーム横断 ) の課題 個別の課題が見えにくく、フォローできる体制が作れず 垂直(チーム内)の課題 数字達成のために、 中途半端/暫定的な開発 となり長期的にシステム が犠牲になる
  5. 14 開発組織の変遷 - Squad型の課題を解決するために PRDを作成 - 要求 = 叶えたいこと 施策ごとに

    PRDを作り、要求と要件を分離させつつ全体でレビューしながら進めていく 要件 = どうやるか どうやって定義したらいい? どのようなリソースを利用することができる? 育成も踏まえ、 Whyから考える 現状や未来のシステムの状態と 合わせて考える 数字達成のために、長期的にシステムや品質が犠牲になる ものづくりの視点に立てていない 本来どういうものを作りたいのかを明確にする
  6. 開発組織 1.0 開発組織 2.0 開発組織 3.0 15 開発組織の変遷 - 結果的に都度アサイン型に戻ったが組織行動はらせん型に進化

    - 同じような組織構造を振り子のように 行ったり来たりしているが確実に進化している PRDのレビュー フォローしやすいような立て付け 都度アサイン型 Squad型 要求や要件 プロダクト バックログ 優先度調整 チーム化 リリース 検証 要件 優先度調整 チーム化 リリース 検証
  7. サービスの「核」となる機能 Push通知による利用促進 顧客に応じた訴求の切り替え IAMによるアテンション 24 仕組みに乗ることのメリット リアルタイムな行動に基づく配信 AIを使った施策の最適化 フリークエンシー(配信頻度)制御 趣味タグ・おでかけ

    監視業務 レコメンドロジック 標準化している機能 標準化した仕組みを高度にする機能 タップルが独自で作る = = = グローバルに標準化された仕組みに乗る 信頼できるベンダの提供機能を活用する コア ノンコア
  8. サービスの「核」となる機能 Push通知による利用促進 顧客に応じた訴求の切り替え IAMによるアテンション 25 ノンコアは効率的に資産化するかが重要であるため、 Brazeを活用 リアルタイムな行動に基づく配信 AIを使った施策の最適化 フリークエンシー(配信頻度)制御

    趣味タグ・おでかけ 監視業務 レコメンドロジック 標準化している機能 標準化した仕組みを高度にする機能 タップルが独自で作る = = = グローバルに標準化された仕組みに乗る 信頼できるベンダの提供機能を活用する コア ノンコア
  9. 27 次世代アーキテクチャによりリアルタイムエンゲージメント を実現 Real-Time Feedback Loop リアルタイムフィードバックループ 顧客エンゲージメント情報を 自動でリアルタイムに データモデルへフィードバック

    データ取り込み SDK’s API’s セグメント化 オーケストレーション パーソナライズ アクション 100を超える他ソリューション連携 Cloud DHW Channel Japan Tech CDP Attribution Cloud DWH Channel Analytics ETL アプリ Web TV Webhook Server DB プッシュ SMS IAM サイト内埋込 メール 外部広告 WEBHOOK
  10. 28 Braze は、革新的な製品と専門的なサービス を通じて「 Start Anywhere, Go Everywhere (どこからでも始められる。そして、どこに でも行ける

    )」の製品ビジョンを実現することによ り、さまざまな規模や技術的能力の組織が顧 客との間に人間的なつながりを築くのを 支援しています。 The Forrester Wave™: クロスチャネルマーケティングハブ (2023 年第 1 四半期) オムニチャネルマーケティングテクノロジーのリーダー リーダーに選出 、The Forrester Wave™: クロスチャネルマーケティングハブ (2023 年第 1 四半期) リーダーに選出 、2023 Gartner® Magic Quadrant™ for Multichannel Marketing Hubs* リーダーに選出 、2023 IDC Marketscape: Worldwide Omni-Channel Marketing Platforms for B2C Enterprises** GARTNER は、Gartner Inc.または関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービスマークであり、同社の許可に基づいて使用しています。 All rights reserved.Gartner は、Gartner リサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。 また、最高のレーティングまたはその他の評価を得たベンダーのみを選択するようにテクノロジーユーザーに助言するものではありません。 Gartner リサーチの発行物は、 Gartner リサーチの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。 Gartner は、明示または黙示を問わず、 本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の責任を負うものではありません。 **IDC:Document #US49727423, August 2023.
  11. 「資産化」を加速させる多くの AI機能をリリースしている パーソナライズ アナライズ クリエイティブ AIコピーライティングアシスタント - トーンコントロール - ブランドガイドライン

    AI画像生成 AIコンテンツ品質確認 Liquidの自動生成 A/Bテストコンテンツの自動生成 アイテムレコメンド - ランキング - トレンド - 直近閲覧 - 関連アイテム 行動・解約予測スコアリング A/Bテストの自動最適化 コンテンツに応じたセグメントの自動生成 インテリジェント機能 - 送信時間の最適化 - 送信チャネルの最適化 統計的優位性に基づく A/Bテスト コンバージョンの相関分析 (自動的な開封操作除外した )実質的な開封率の算出 AIを使ったSQLの自動生成
  12. CONFIDENTIAL Project Catalyst - Brazeが目指す姿 - セグメント作成 - コンテンツ作成 -

    配信 - 分析 まで すべてのプロセスの自動化を AIがアシスト
  13. あらゆる業務が AIによってアシストされていく未来が間近に セグメント作成 配信結果に基づき、 価値の高いオーディエンスを自 動的に識別し生成 結果の事前予測 クリエイティブアセット作成 コンテンツ作成 配信

    文脈(業界、ブランド、マーケ ティング目的など) に合わせて、 クリエイティブを調整 エンゲージメントの 目標に基づいて 最適化された施策を 自動的に生成 結果を予測し、 顧客エンゲージメントを 向上させるための修正を提案 メッセージの特性、価値、 関連性に基づいて 優先順位付けを行い、 一貫性のある体験を作成
  14. キャンペーン当選 新機能 33 自分たちで作り込む必要がないものをノンコアとして整理していく Brazeの機能 (Content Cards) でパーソナライズ コア ノンコア

    Brazeの機能 (Feature Flag) を利用して A/Bテスト コア ノンコア バックエンドの 細かい調整が必要 Brazeで セグメントを切って クイックに送信 マイページ お知らせ いいかも 免許証否認 「いいかも!」されました。今すぐ確認しましょ う。 今 免許証が否認されました。 提出内容を確認してください。 今 新しい機能が出ました。 今すぐ確認しましょう。 今 キャンペーンに当選しました。 今すぐ確認しましょう。 今
  15. 34 ノンコアであったとしても、運用方法に応じてコアを組み込む アプリ内メッセージ フリークエンシー(配 信頻度) 優先度 配信 タイミング 表示するUI フリークエンシー(配

    信頻度) 優先度 配信 タイミング 表示するUI Brazeでカバー できる範囲 タップルの 運用範囲 Brazeでカバーできるので本来的にはすべて ”ノンコア” 自社運用に合わせて UIだけは ”コア” ノンコア コア
  16. 37 まとめ ❏ 必要なのはプロダクトビジョンを達成するための組織 ❏ 組織の効率化と価値創造を両立し、組織の大きさや人材に対応した体制 に変化させる ❏ 組織体制は変わったり戻ったりを繰り返すが、螺旋(らせん)型に進化 させる

    組織 検証と資産化 ❏ プロダクトビジョン達成を目的に、短期的な検証から長期的な資産化へ移行 ❏ 経営の視点 では、売上や成長に直結する仕組みを整備 する必要がある ❏ コア機能とノンコア機能に分類 しつつ、システム全体の最適化を目指す ❏ BrazeのAI機能やA/Bテスト機能も活用して、効率的な資産化を実現する