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大規模プロジェクトで新卒が大活躍するには? 未来の「最高のコンテンツ作り」を牽引する若手エンジ...
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Cygames
September 03, 2020
Technology
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5.2k
大規模プロジェクトで新卒が大活躍するには? 未来の「最高のコンテンツ作り」を牽引する若手エンジニアの育成ノウハウ
2020/09/03 CEDEC2020
Cygames
September 03, 2020
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Transcript
1/全ページ
本講演でお伝えしたいこと 2/50 開発プロジェクトの⼤規模化に伴い、エンジニアには⾼い技術⼒と チーム内でスムーズな連携がとれる関係性構築や円滑なコミュニ ケーションが求められ若⼿エンジニアにとっては⼤きな課題となっ ている。 この課題を解消するため、Cygamesでは技術研修/育成チームを発 ⾜し、学⽣から新卒までの若⼿エンジニアのハードスキル・ソフト スキルの育成をサポートし、⼀定の成果を出している。 本講演では、若⼿エンジニア育成に関する取り組みとそのポイント、
チームによる育成で得られた効果を紹介する。
3/50 株式会社Cygames 技術研修/育成チーム サブマネージャー 藤井 崇渡 2014年に新卒として株式会社Cygamesへ⼊社。 エンジニアとして、スマートフォン向け⼤型 タイトルの⽴ち上げから運⽤までをメンバー/ リーダー共に経験。
2019年に技術研修/育成チームへ合流し、 ゲーム開発の経験を活かしながら若⼿エンジ ニアの育成に取り組んでいる。
アジェンダ 4/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
アジェンダ 5/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
ゲーム開発プロジェクトの現状 6/50 • スマートフォンの発展や端末の性能向上、ユーザニーズの多様化に より、ゲームの内容は複雑化している • コンシューマゲームだけでなくモバイルゲームでも、開発期間の⻑ 期化、開発運⽤スタッフの増加が発⽣しゲーム開発プロジェクトは ⼤規模化している
⼤規模なプロジェクトで活躍するには 7/50 ⾼いレベルの技術⼒、専⾨知識と⾼いレベルの働き⽅ コミュニケーション能⼒などが求められる 働き⽅ 技術⼒ 専⾨知識 コミュニケーション能⼒ ハードスキル ソフトスキル
新卒1~3年⽬の⽅に聞いた 実際の開発プロジェクトでハードルに感じること 8/50 技術⼒ 実装 設計 膨⼤なソースコードの 全容把握 実装や仕事のスピード感 社会⼈としての働き⽅
コミュニケーション 仕事の優先順位 ⼯数⾒積り ⽂章の書き⽅ 報告/連絡/相談 ハードスキル ソフトスキル ※解答数が多いほど、⽂字サイズを⼤きくしています 若⼿エンジニアがプロジェクトで早期に活躍する ためのハードルは⾼い上に数も多い
アジェンダ 9/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
若⼿エンジニアの育成の課題① 10/50 ⼊社後の現場配属前の 研修でなんとかなる︖ ハードスキル/ソフトスキルは数ヶ⽉程度の研修で⾝に つくものではない。新卒が早期に活躍するためには、 育成もできるだけ早くから⾏いたい 若⼿が⾼いレベルのハードスキル/ソフトスキルを⾝につけるには︖
若⼿エンジニアの育成の課題② 11/50 • 育成を⾏う側としては、若⼿の⼤きな成⻑のためには、 失敗と成功を繰り返すことができる場と機会を提供したい • 運⽤プロジェクト側としては、ゲームをプレイしている多数の お客様に影響がでるため、失敗の機会が提供しづらい。 経験が浅い若⼿は、どうしても失敗しにくい難易度が低い仕事 からアサインされやすい
育成を⾏う側とプロジェクト側のギャップを どのように解消するか︖
育成専⾨のチーム | 技術研修/育成チーム 12/50 若⼿育成の課題①②の解決のため、学⽣から新卒までの 若⼿エンジニアの育成を専⾨で⾏うチームを発⾜ 若⼿が現場配属後に活躍に向けてスタートダッシュを切れる ように、現場配属前の早い段階からより⾼いレベルの仕事に 挑戦しやすい環境を提供することで、ハードスキル/ソフト スキルを効率的/効果的に学べるようにする
技術研修/育成チーム | 取り組みの全体像 13/50 新卒エンジニア 学⽣エンジニア ハードスキル育成 ソフトスキル育成 インターン 学⽣/内定者アルバイト
新卒 (現場配属前) 新卒 (現場配属後) メンター/ トレーナー 制度の運⽤ 配属前研修 アルバイト ゲーム作り 体験 現場スタッフ 座談会 ゲーム作りなどの課題 コードレビュー・個別⾯談 ソフトスキルのテーマ討論 現場で早期に活躍できるように ハードスキル・ソフトスキルを ⾼める ゲーム作りの楽しさや⼤変 さを経験。熱意が重要なこ とを知る 配属後も新卒のいち 早い成⻑をサポート
技術研修/育成チーム | 取り組みの全体像 14/50 新卒エンジニア 学⽣エンジニア ハードスキル育成 ソフトスキル育成 インターン 学⽣/内定者アルバイト
新卒 (現場配属前) 新卒 (現場配属後) メンター/ トレーナー 制度の運⽤ 配属前研修 アルバイト ゲーム作り 体験 現場スタッフ 座談会 ゲーム作りなどの課題 コードレビュー・個別⾯談 ソフトスキルのテーマ討論 本講演では、新卒が現場配属までにハードスキル/ ソフトスキルを学ぶ⽅法に焦点をおいて話す
アジェンダ 15/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
ハードスキル育成の課題 16/50 1. エンジニアは現場の開発業務に携わることが成⻑につながるが、 内定者に適切な難易度の業務を渡すことは難しく、単純なデ バッグ作業ではエンジニアとしての成⻑は少ない。どうしたも のだろうか︖ 2. 1 vs
多⼈数の講義形式では、講義内容が画⼀的になるため、 ついてこれない⼈をフォローすることが難しい 3. 業務が細分化した現場では、⾃分の担当外の分野の知識は吸収 しにくく、業務で関わる他部署のエンジニアとより良い連携が 取れないことがある 課題① 課題② 課題③
ソフトスキル育成の課題 17/50 1. 若⼿エンジニアがそもそもソフトスキルの概念を知らない。 ソフトスキルを意識していない。その重要性を理解していない 2. 若⼿エンジニアがソフトスキルを学び頭で理解していても、 実際に⾏動/改善できない – 例︓「あいさつは⼤切」と理解していても、実際にはあいさつをしない
3. 評価⾯談などでソフトスキルの問題点を指摘しても、若⼿ エンジニアは真に理解/納得ができず、若⼿の⼼に刺さらない 課題① 課題② 課題③
ハードスキル育成のポイント 18/50 1. 基本的には技術課題を通じた個別指導 2. 同じ技術課題でも若⼿エンジニアのスキルセットで主題を変える 3. レビューでは設計/実装の意図をヒアリングする 4. 技術課題に取り組みながら残すべき情報も学ぶ
5. 配属が近い若⼿エンジニアは業務に直結した技術課題に取り組む 6. 若⼿エンジニア個⼈が興味のない分野や苦⼿な分野の技術課題に も取り組む
ソフトスキル育成のポイント 19/50 1. 実際の開発現場でしか意識しにくいソフトスキルについて討論する 2. ソフトスキル獲得/改善に向けて⽇頃から継続した⼩さな積み重ね を⾏う 3. 理由も含めソフトスキルの改善点をその場で指摘して本⼈に納得感 をもたせる
4. ソフトスキルの⻑所や短所は⾃分で気づいていないこともあるので、 本⼈にしっかり気づかせ、更に伸ばしたり改善を促す
アジェンダ 20/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
ハードスキル育成 | 課題①②とその解決 21/50 1. エンジニアは現場の開発業務に携わることが成⻑につながるが、内定者 に適切な難易度の業務を渡すことは難しく、単純なデバッグ作業ではエ ンジニアとしての成⻑は少ない。どうしたものだろうか︖ 2. 1
vs 多⼈数の講義形式では、講義内容が画⼀的になるため、ついてこれ ない⼈をフォローすることが難しい 基本的には技術課題を通じた個別指導 ハードスキルの育成ポイント① 若⼿エンジニア個⼈に応じた課題の難易度調整やフォロー が可能で若⼿の成⻑に最も効果的 課題① 課題②
ハードスキル育成 | 個別指導のポイント 22/50 • 若⼿エンジニアの技術/知識のバックボーンは⼈それぞれ – Unityでゲーム作りまくってるけど、C⾔語のポインターはわかりません – 知識は豊富だけど、全然⼿を動かしてプログラムを組んでません
同じ技術課題でも若⼿エンジニアのスキルセットで主題を変える ハードスキルの育成ポイント② 例えば、同じテーマのUnityを使ったゲーム制作の課題で あっても⼈によって設計重視でいくのか、実装重視でいく のかを変える
ハードスキル育成 | 技術課題のレビュー 23/50 レビューでは設計/実装の意図をヒアリングする ハードスキルの育成ポイント③ その⽅針/考え⽅だと対処できない問題点などを伝える 若⼿エンジニアが指摘に対して、納得でき、理解できることが重要
ハードスキル育成 | 技術課題の効果を上げるポイント 24/50 技術研修/育成チームの技術課題は、現場での実践より学びが少ない のでは︖ といった疑問があるかもしれない 技術課題に取り組みながら残すべき情報も学ぶ ハードスキルの育成ポイント④ 具体的には、実装前の調査や、設計/実装⽅針、複数ある不具合の
修正⽅針からなぜその⽅針を選んだのか等を情報として残してもらう 実際の業務さながらの経験は、現場でも活きる
25/50 • 過去にCygamesからリリース/運⽤されていたゲームタイトルを題材に 仕様追加や不具合の調査/修正など、実際の業務をロールプレイする • 実際の業務のイメージをつける • 運⽤プロジェクトの規模感に慣れる 配属が近い若⼿エンジニアは業務に直結した技術課題に取り組む ハードスキルの育成ポイント⑤
ハードスキル育成 | 技術課題の効果を上げるポイント 育成ポイント④⑤により技術課題 から得られる学びの効果がUP!!
ハードスキル育成 | 課題③とその解決 26/50 3. 業務が細分化した現場では、⾃分の担当外の分野の知識は吸収しにくく、 業務で関わる他部署のエンジニアとより良い連携が取れないことがある 若⼿エンジニア個⼈が興味のない分野や苦⼿な分野の技術課題にも取り組む ハードスキルの育成ポイント⑥ 技術/知識の引き出しの数を増やすことが重要
• 今、知らないだけで、もっと好きな分野ができるかもしれない • 苦⼿と思っていた分野が、もう⼀度やってみると理解できるかもしれない • ⾃分の業務には関係ないと思っていた分野の知識が、意外と活かせた経験 は誰しもあるでしょう 課題③
アジェンダ 27/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
ソフトスキル育成 | 課題①とその解決 28/50 若⼿エンジニアは現場での開発経験がなく、ソフトスキルがどれだけ重要なのか を体験できていないことが多い 実際の開発現場でしか意識しにくいソフトスキルについてテーマ討論する ソフトスキルの育成ポイント① 若⼿エンジニアは配属前からチーム開発に関するソフト スキルを意識し重要性を理解できる
1. 若⼿がそもそもソフトスキルの概念を知らない。ソフトスキルを意識して いない。その重要性を理解していない – 若⼿エンジニアからはテーマに対する⾃分の考えや⽇々の⾏動などを発表 – 我々からは正しい解釈や陥りやすい落とし⽳、現場での実例などを⽰す 課題①
討論テーマ①「シゴトのアタリマエ」 29/50 • シゴトのアタリマエは新⼈スタッフ向けの漫画連載記事 • 新⼈であれば誰もが悩みうる「仕事の進め⽅」について、疑問に答える漫画 Cygames Magazine (通称、サイマガ) にてシゴトのアタリマエ第18話が掲載されています。
内容が気になる⽅はぜひご覧ください。https://magazine.cygames.co.jp/archives/8287
討論テーマ②「THE PROJECT」 30/50 • THE PROJECT はCygamesスタッフの⾏動規範 • 現在25種類あり、全フロアに25種全てが掲載されている
ソフトスキルのテーマ討論でのフォロー例 31/50 社内SNSだけの連絡だと… • 急ぎなのに書き込みに気づ いてもらえない • 話のニュアンスや温度感が 伝わらない 逆パターンの⼝頭で話した内
容は、SNSでログとして残す ことも重要︕ 現場での実体験を元に重要 ポイントを若⼿に伝える
ソフトスキル育成 | 討論は実践に繋がるのか? 32/50 実際の開発現場でしか意識しにくいソフトスキルについてテーマ討論する ソフトスキルの育成ポイント① ソフトスキルを意識し、重要性を理解 できても、すぐに実践できるのかな︖
ソフトスキル育成 | 課題②とその解決 33/50 2. 若⼿がソフトスキルを学び頭で理解していても、 実際に⾏動/改善できない ソフトスキル獲得/改善に向けて⽇頃から継続した⼩さな積み重ね ソフトスキルの育成ポイント② みまわりながら、ハードスキル育成と共にソフトスキル育成
を⾏い実践できるようになるまで⼩さな努⼒を積み重ねる 課題② • 具体的には⽇頃の技術課題を通じた個別指導で定期的にみまわる
技術課題の進捗確認やアドバイスを⾏いながら、ソフトスキルのフォローを⾏う 個別指導での定期的なみまわりのポイント 34/50 理由も含めたソフトスキルの改善点をその場で指摘し本⼈に納得感をもたせる ソフトスキルの育成ポイント③ ソフトスキル改善の⽷⼝は、その場で確実に掴んでもらう
ソフトスキル育成 | 課題③の補⾜説明 35/50 3. 評価⾯談などでソフトスキルの問題点を指摘しても、 若⼿は真に理解/納得ができず、若⼿の⼼に刺さらない ソフトスキルの問題点を評価⾯談で いきなり伝えたらどうなるかな︖ 指摘が若⼿の⼼に刺さっていないので、ソフトスキルの改善効果
は薄い。育成ポイント②③はやはり重要︕ 数ヶ⽉前の⾔動をはっきり覚えていない 指摘はしっくりこないなぁ・・・ ⽇頃から継続した⼩さな積み重ねを⾏う ソフトスキルの育成ポイント② 改善点をその場で指摘する ソフトスキルの育成ポイント③ 課題③
ソフトスキル育成 | 課題③の裏課題と解決策 36/50 • とはいえ、その場ですぐ指摘できるタイプのソフトスキルばかりで はない – 例えば、⽇頃の仕事の様⼦から、仕事をひとりで抱え込みすぎる傾向がある等 •
このようなタイプのソフトスキルの問題点は、より短い期間で実施 する個別⾯談でフォローする ソフトスキルの⻑所や短所は⾃分で気づいていないこともある ので本⼈にしっかり気づかせ、更に伸ばしたり改善を促す ソフトスキルの育成ポイント④
アジェンダ 37/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
技術研修/育成チームの取り組みで ハードスキル・ソフトスキルは向上したか 38/50 • ハードスキルは向上しましたか︖ – 100% の⽅が向上したと解答 • ソフトスキルは向上しましたか︖
– 76% の⽅が向上したと解答 100% 100% 100% 76% 向上しなかったと解答した24%の⽅は • ⾮エンジニアとのコミュニケーション • 複数の仕事を並⾏してこなす働き⽅ に実際の現場とのギャップを感じたこと が解答の主な理由
技術研修/育成チームの取り組みで ハードスキル・ソフトスキルは向上したか 39/50 • ハードスキルは向上しましたか︖ – 100% の⽅が向上したと解答 • ソフトスキルは向上しましたか︖
– 76% の⽅が向上したと解答 100% 100% 100% 76% ソフトスキル育成のテーマ討論施策は 96% の⽅が向上したと解答
新卒1~3年⽬の⽅に聞いた 技術研修/育成チームで得た ハードスキルを現場で活かせたか 40/50 ペーパーダッシュワールドの課題経験から、⼤規模なソースコー ドに対して物怖じしなくなった。ここで経験していなければ、 配属後に運⽤プロジェクトのソースコードを追うのが⼤変だった ゲーム実装に関する知識を低レイヤーから学べた クライアント配属だが、サーバーの課題に触れたことで クライアント実装の裏側のサーバー実装について予測が
できるようになった。そのためバグの原因特定がしやすくなった 課題を通して学んだ調査⽅法が役に⽴っている • 実際に運⽤されていたプロジェクトを使⽤して業務をロールプレイする取り組み • ゲーム開発に関する様々な分野を学ぶ取り組み がハードスキル育成に⼤きく貢献
新卒1~3年⽬の⽅に聞いた 技術研修/育成チームで得た ソフトスキルを現場で活かせたか 41/50 タスク (課題) をもらって開発をする経験が初めてで、⼯数⾒積り や進捗管理の経験ができたのはかなり⼤きかった。 実際の現場で も重要な点なので経験していてよかった。
チーム開発を通じて、メンバーとのコミュニケーションや、 情報共有のスキルは現場でも活かせている 技術研修/育成チームでの経験から、実際に働いていく上で情報を正確 に伝えることの⼤切さを知れたので、現場でも報告/連絡/相談は しっかり意識できている ハードスキルの技術課題を通じて実際に⾃分で経験したソフトスキル が現場でも活きている
新卒1~3年⽬の⽅に聞いた 独学ではなく 技術研修/育成チームだからこそ学べたこと 42/50 ⾃分の興味外の分野や、⾃分ではそもそも⼊り⼝にすら気づけ ていなかった技術について知り、学ぶきっかけを得られた 実際に現場で開発していたプロに仕事の進め⽅や実装に関して 現場⽬線でフィードバックがもらえる 「推測ではなく事実ベースで話す」「⼿当り次第ではなく仮説をもと に検証」などエンジニアとしての働き⽅のテクニックを学べた
チームでの仕事の進め⽅やコミュニケーションのとり⽅ ⾃分が知らない現場⽬線の「技術」や「働き⽅のテクニック」を学べること が若⼿エンジニアの成⻑に⼤きく貢献
学⽣、新卒1~3年⽬の⽅に聞いた 技術研修/育成チームで その他に経験できて良かったこと 43/50 同年代の優秀なエンジニアと交流ができ、⾃分の技術⼒に ついて客観的に捉えられた。熱意が⾼まり、負けていられ ないと闘争⼼が燃えた これまで意識していなかったソフトスキルの概念を知れた。 社会⼈として働く上で気をつけるべき点を学べた 来年⼀緒に新卒になる同期とコミュニケーションをとれる頻度が増え、
⼊社までに同期との関係性構築ができた 社⾵や現場の雰囲気、会社の制度やルールを知ることができ、 働くイメージがついた。⼊社後に慌てることはなかった 同年代の若⼿エンジニアが1つのチームに集まることで、関係性構築だけでなく お互いに刺激され切磋琢磨できる環境となっている
新卒1~3年⽬の⽅に聞いた 技術研修/育成チームで 現場配属までに学んでおきたかったこと 44/50 他⼈のソースコードをレビューする機会があると良かった JenkinsやSlack botの開発など、⼤規模開発をサポートするための ツール開発などの課題があると良かった 他部署とやり取りしつつ実装するのが難しく感じた。エンジ ニア同⼠とは勝⼿が違うので、事前に経験できればよかった
報告/連絡/相談やコミュニケーション、タスク管理などは、 もっと学んでおきたかった ⼤規模なソースコードを読んで、リファクタリングする課題があると 技術職がさらに向上したと思う ソフトスキルの成⻑を実感しているが、まだまだ現場でハードルに感じる新卒は多い
育成を⾏う側からみた 技術研修/育成チームによる 若⼿エンジニア育成で得られた効果 45/50 1. 技術研修/育成チームと若⼿エンジニアの信頼関係の構築ができる 2. ⽇々ノウハウの蓄積や育成の改善ができる – ⽇々、若⼿エンジニアの育成に関する情報がチーム内に蓄積
新卒が困った時に相談できる頼れる場所になれる ひとつひとつは点でしかない若⼿エンジニア育成の情報を繋ぎ より⼤きな情報として捉えられる。 より俯瞰して育成改善に取り組める。 例えば、ソフトスキルのテーマ討論も改善結果の施策のひとつ。
新卒エンジニアの3年後離職率[1] の推移 46/50 [1] 3年後離職率 (%) = (3年前⼊社者 – 直近4⽉在籍者)
/ 3年前⼊社者 x 100 2015年の技術研修/育成チーム発⾜より新卒エンジニアの 離職率が改善。この数字にもチームの取り組みによる効果が 現れている ※ Cygamesは2013年度新卒が新卒1期⽣ 0 10 20 30 40 2013年度新卒 2014年度新卒 2015年度新卒 2016年度新卒 2017年度新卒 3年後離職率 新卒の⼊社年度 3年後離職率 2013 22% 2014 33% 2015 23% 2016 0% 2017 0% 22% 33% 23% 0% 0%
アジェンダ 47/50 1.現状のゲーム開発と若⼿から⾒た課題 2.若⼿エンジニアを育成する技術研修/育成チーム 3.若⼿エンジニア育成の課題 4.ハードスキル育成のポイント 5.ソフトスキル育成のポイント 6.チームによる若⼿エンジニア育成で得られた効果 7.まとめ
まとめ 48/50 • 若⼿エンジニアのハードスキル・ソフトスキルを育成する技術研修/育成チー ムでは、個⼈にフォーカスしたハードスキル育成のために技術課題の個別指 導を⾏っている • 現場配属後に幅広い活躍ができるように、得意/不得意に関わらず様々な分野 の技術課題に取り組んでもらう •
ソフトスキルを意識し、重要性を理解するために、ソフトスキルのテーマ討 論を⾏っている • ソフトスキルに関する⽇頃からの継続した積み重ねをするため、個別指導の みまわりを⾏っている • みまわりではソフトスキルの改善点をその場で指摘し、解決の⽷⼝を掴んで もらう
最後にコロナ禍における対応について 49/50 • コロナ禍でもリモートワークで若⼿の育成を⾏っている • 状況が刻⼀刻と変化しているため、現時点でまとまった 情報はお伝えできないが、区切りが良いタイミングでまた ご紹介できればと考えている
これからも若⼿の成⻑をサポート︕ 50/50