Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクトを成長させるために、エンジニアリングするべきこと/Product tidying u...
Search
Daisuke Sato
November 22, 2019
Technology
1
170
プロダクトを成長させるために、エンジニアリングするべきこと/Product tidying up at engineering
#レガシー感謝の日
https://askul.connpass.com/event/152688/
Daisuke Sato
November 22, 2019
Tweet
Share
More Decks by Daisuke Sato
See All by Daisuke Sato
人と組織に偏重したEMへのアンチテーゼ──なぜ、EMに設計力が必要なのか/An antithesis to the overemphasis of people and organizations in EM
dskst
7
920
エンジニアのための事業貢献入門/A business introduction for engineers
dskst
88
26k
Management Workflow
dskst
2
510
スタートアップのマネージャーに役立つ視座/A useful perspective for startup managers
dskst
6
1.9k
「時」と「場」を捉える、プロダクトづくりのためのリーダーシップ/Leadership for product creation that captures time and place
dskst
3
550
事業紹介/Joystruct
dskst
0
3.2k
キャリア理論をもとに考えるエンジニアのキャリア/Engineer's careers based on career theory
dskst
10
5k
ソフトウェア開発とマネジメント/Software Development and Management
dskst
6
6.4k
エンジニアのためのマネジメント入門/Introduction to Management for Software Engineers
dskst
10
9.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AIエージェント開発用SDKとローカルLLMをLINE Botと組み合わせてみた / LINEを使ったLT大会 #14
you
PRO
0
130
DroidKaigi 2025 Androidエンジニアとしてのキャリア
mhidaka
2
370
「全員プロダクトマネージャー」を実現する、Cursorによる仕様検討の自動運転
applism118
22
12k
大「個人開発サービス」時代に僕たちはどう生きるか
sotarok
20
10k
LLMを搭載したプロダクトの品質保証の模索と学び
qa
0
1.1k
Autonomous Database - Dedicated 技術詳細 / adb-d_technical_detail_jp
oracle4engineer
PRO
4
10k
品質視点から考える組織デザイン/Organizational Design from Quality
mii3king
0
210
Firestore → Spanner 移行 を成功させた段階的移行プロセス
athug
1
490
「その開発、認知負荷高すぎませんか?」Platform Engineeringで始める開発者体験カイゼン術
sansantech
PRO
1
110
まずはマネコンでちゃちゃっと作ってから、それをCDKにしてみよか。
yamada_r
2
120
20250912_RPALT_データを集める→とっ散らかる問題_Obsidian紹介
ratsbane666
0
100
250905 大吉祥寺.pm 2025 前夜祭 「プログラミングに出会って20年、『今』が1番楽しい」
msykd
PRO
1
980
Featured
See All Featured
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.8k
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.4k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
27k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
72
11k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
70
11k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
207
24k
Balancing Empowerment & Direction
lara
3
620
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.1k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
268
13k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
31
2.2k
Transcript
プロダクト成長させるために、 エンジニアリングするべきこと 2019.11.22 レガシー感謝の日 @dskst9
さとうだいすけ @dskst9 アスクル株式会社 エンジニアリングマネージャー エンジニアリングマネージャーってクールだよね というのを世の中に広めたい
LOHACO 「LOHACO」の由来は、Lots of Happy Communities “くらしをかるくする”をコンセプトに、暮らしを潤すこだわりの商品を、いつでもリーズナブ ルかつスピーディーにお届けする日用品ショッピングサイト
One year ago...
One year ago...
One year ago...
One year ago...
One year ago...
One year ago...
レガシーと戦った1年間のお話 • 注文コアシステムのリニューアル • レガシーをモダナイズ • プロダクトとの向き合い
私たちのレガシー LOHACOは2012年にサービス開始 • 巨大なモノリシックシステム • 溜まりに溜まった技術的負債 • なぜ動いているかわからないスパゲティ コード •
誰もしらない機能
私たちのレガシー:古え WEB App DB
私たちのレガシー:ぼちぼち古い Web App DB
私たちのレガシー:ぼちぼち古い Web App DB コア機能が ここにあるまま…!
変化に適応できない
生き残る種とは、 最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応し たものである。 チャールズ・ダーウィン
変化に適応できない • スケールできない • 処理が遅い • 触ると事故る
変化に適応できない • スケールできない • 処理が遅い • 触ると事故る 彼みたいに、 変化を望めばいつか 対応できるのか?
彼→
キリンの首は、 最初から長かった。
アーキテクチャという骨 アーキテクチャという骨は、 望んでも伸びない太くならない。
変化に適応できるシステムを作り直す • 変化に強いソフトウェア 変更を迅速で安全に行うことができる • 変化に強いシステム システムの他の部分を変更する必要なし に、あるサービスを変更できる
変化に適応できるシステムとは 高凝集 && 低結合
高凝集 && 低結合 == 変更容易性 • レイヤード、オニオン、ヘキサゴナル、ク リーンアーキテクチャ • マイクロサービスアーキテクチャ、モジュラ
モノリス • DDD、オブジェクト指向 など、いろいろとあるが
高凝集 && 低結合 != 変更容易性
高凝集 && 低結合 != 変更容易性 複雑すぎると アンコントラーラブル
理想と現実の境界線 • 時間との戦い • 経験との戦い • 不確実性との戦い
戦いは、 正を以って合いし、 奇を以って勝つ。 孫氏
(それなりに…) 高凝集 && 低結合 == 変更容易性
(それなりに…) 高凝集 && 低結合 == 変更容易性 • クリーンなアーキテクチャ • マイクロサービス移行段階的
アーキテクチャ • DDDをまずは始める • ちゃんとしたテスト書く
ソフトウェアスタック Web App DB
骨はできた☠
次は肉
プロダクトのデトックス • 贅肉が溜まる • 老廃物が溜まる • 毒素が溜まる
何をしないか決めるのは、 何をするのかを決めるのと同 じくらい大事だ。 スティーブ・ジョブズ
65
統廃合した機能数
機能のリファクタリング • 明確なファクトを集める • 信じれる数字で会話する • 負債と呼んだものは資産かもしれない
機能のリファクタリング • 明確なファクトを集める • 信じれる数字で会話する • 負債と呼んだものは資産かもしれない 最終手段 試しに削除してみる
やりすぎると失敗する • いいじゃん、やってみよ • ってやると、意外に利用されていることもある • やりすぎ注意、明確なファクトを集めよ
作らないものづくり 成長し続けるとは 何かを作り続けることではない。
作らないものづくり 成長し続けるとは 何かを作り続けることではない。 何かを無くすことも重要である。
プロダクト成長段階 1. Early Phase: 初期段階 2. Growth Phase: 成長段階 3.
Hyper Growth Phase: 超 成長段階 4. Mature Phase: 成熟段階
プロダクト成長段階 (こんな式で計算できる)
プロダクト成長段階 さらなる製品の成長や新たな 環境における成長は 、 再びS字カーブをなぞる。
検証は プロダクトが成長する限り 続いていく
Thanks Legacy, Goodbye Legacy.