Management Workflow

Management Workflow を「マネジメントの地図」として活用することで、「目指す姿」をともに目指す育成プランニングを提案します。

イベント: https://emoasis.connpass.com/event/356458/

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1. Management Workflow 〜マネジメントの地図を手に入れよう〜 1
2. 自己紹介 さとだい（Daisuke Sato） 株式会社Joystruct 代表取締役 大手 E コマース企業、スタートアップ 企業などで、開発部部長や VPoE などを 務めた後、株式会社ジョイストラクトを 創業。同社にて、技術組織の支援および 顧問、パーソナルコーチを行っている。 このほか、株式会社カウネット社外取締 役を務める。著書『エンジニアのための マネジメント入門』 ©2025 Joystruct Inc. 2
3. マネージャーの育成は何をしたらよいか？ ©2025 Joystruct Inc. 3
4. 目次 1. マネージャーの育成における課題 2. マネジメント業務のモデル化 3. マネジメントのモデル活用 ©2025 Joystruct Inc. 4
5. 1. マネージャーの育成における課題 ©2025 Joystruct Inc. 5
6. 育成は「目指す姿」になること 「目指す姿」となるビジョンを掲げて、そのギャップを埋めていくことが成長につながる。 現在の姿 ギャップ ⽬指す姿 ©2025 Joystruct Inc. 6
7. 本⼈ 誰が「目指す姿」か マネージャーの成長においてステークホ ルダーが複数いる。 ©2025 Joystruct Inc. 7
8. 本⼈ 上司 誰が「目指す姿」か 上司 上司は、上司の考えるマネージャー像に 育成したい。 ©2025 Joystruct Inc. 8
9. 本⼈ 上司 メンバー 誰が「目指す姿」か チームメンバー チームメンバーは、マネージャーに期待 を寄せている。 ©2025 Joystruct Inc. 9
10. 本⼈ 上司 メンバー 会社 誰が「目指す姿」か 会社 会社は、会社に必要なマネージャーを育 成したい。 ©2025 Joystruct Inc. 10
11. 本⼈ 上司 メンバー 会社 みんなの「目指す姿」 マネージャーを育成するには、本人の成 長を促すだけではなく、ステークホルダ ーたちにとってどのような人になってほ しいかを明確にする。 ©2025 Joystruct Inc. 11
12. 自律した成長のために 本人が"目指したくない姿"には、何のモチベーションも沸かない。 育成ではなく、成長を促す 自律的な成長を促すために、本人が"目指したい姿"を自分で考える必要があり、ステークホル ダーは本人との利害関係を理解する必要がある。 ©2025 Joystruct Inc. 12
13. 視点によるすれ違い 本人視点: マネージャーとして何を 目指してよいのかわからない 上司視点: 育成をどう進めていけば よいのかわからない メンバー視点: 成長を支援する関係 ではないと思っている 会社視点: マネージャーの育成を現 場に任せている ©2025 Joystruct Inc. 13
14. 時間軸によるすれ違い 「目指す姿」は何年後の姿で、その途中 経過はどのような姿か。 一般に、私たちは長期的な成長ビ ジョン（目指す姿）を考える機会 が少ない 会社で作る個人目標は、短期的な 成長目標になりがち 成長スピードは人それぞれのた め、期待値を合わせることが難し い ©2025 Joystruct Inc. 14
15. 成長は一人ではできない 本人と上司、そして組織が一体になって取り組まないと、育成はうまくいかない。 空をつかむではなく 共通の言語やイメージがないと、 「目指す姿」は空をつかむようなものになってしまう。 キャンバスに絵を描く 体系的知識を共有することで、キャンバスに絵を描くように、 「目指す姿」を一緒に考えるこ とができる。 ©2025 Joystruct Inc. 15
16. 2. マネジメント業務のモデル化 ©2025 Joystruct Inc. 16
17. 広義のマネジメントと狭義のマネジメント マネジメントが指すものは広く、経営管理を起源とするマネジメントから専門領域のマネジ メントまである。 「目指す姿」を考えるには、マネジメントの全体像を理解する必要がある。 ©2025 Joystruct Inc. 17
18. マネジメントの活動 マネジメントの全体像を明らかにするために、各マネジメント領域を抽象化して、企業の活 動と紐づける。 ©2025 Joystruct Inc. 18
19. チーム開発におけるマネジメント ©2025 Joystruct Inc. 19
20. プロダクトにおけるマネジメント ©2025 Joystruct Inc. 20
21. 組織ラインにおけるマネジメント ©2025 Joystruct Inc. 21
22. Management Workflow マネジメントの活動を分類して、業務と関連づけることで、マネジメントのワークフローと してモデル化する。 ©2025 Joystruct Inc. 22
23. マネジメントの日々の業務との接続 マネジメントのワークフローは、日々の業務とつながっている。 ©2025 Joystruct Inc. 23
24. マネジメントにおける変化のスピード 日々の変化はスプリントに影響し、スプリントはプロジェクト、プロジェクトはプロダク ト、プロダクトは戦略、そしてビジョンへとつながっている。 変化スピードレイヤーを行き来して、アラインメントすることも、マネジメント業務。 ©2025 Joystruct Inc. 24
25. 3. マネジメントのモデル活用 ©2025 Joystruct Inc. 25
26. モデルを「マネジメントの地図」にする マネジメントのワークフローを地図にすることで、マネジメントの業務を体系的に理解で き、 「目指す姿」をすり合わせる。 ©2025 Joystruct Inc. 26
27. マネジメントの歩き方 ケース: チームリーダーのマネジメント範囲を「広げる」 チームのリードだけではなく、人のマネジメントに関わってみる。 ©2025 Joystruct Inc. 27
28. マネジメントの歩き方 ケース: 複数チームのマネージャーの組織デザインの経験を「深める」 組織デザインに関する知識を深めて、現場に適用してみる。 ©2025 Joystruct Inc. 28
29. 一緒に地図を見る 同じ目的地を目指す マネジメントの地図を一緒に見ること で、視点によるすれ違いを解消できる。 ©2025 Joystruct Inc. 29
30. 一緒に地図を見る いつどこを通っていくか どの順番でどこに向かうか、どのような スピードで向かうか、 「目指す姿」を一 緒に考える。 ©2025 Joystruct Inc. 30
31. 一緒に成長する 全体を俯瞰して、ステークホルダーが同 じ地図を見て、同じ言葉を使うことで、 成長に向けて一緒に歩くことができる。 ©2025 Joystruct Inc. 31
32. マネージャーの育成は何をしたらよいか？ 本人とステークホルダーに合わせた育成プランを一緒に作ること （一番大事なこと） 本人が何に興味を持っていて、どのような成長を望んでいるか。これに本気で向き合うこ と。 ©2025 Joystruct Inc. 32
33. まとめ 地図の中身は何でもよいので、モデルや体系的知識を活用して、育成プランを一緒に作って みよう。 1. マネージャーの育成は、 「目指す姿」を一緒に考えることから始まる 2. 体系的知識やモデルを利用し、 「目指す姿」の認識をすり合わせる 3. 「目指す姿」のギャップを埋めるための育成プランを一緒に作る ©2025 Joystruct Inc. 33
34. ご清聴ありがとうございました Daisuke Sato | Joystrct Inc. ©2025 Joystruct Inc. 34