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JavaとGroovyで書かれたGradleプラグインをKotlinで書き直した話 / Con...

Kengo TODA
October 26, 2023

JavaとGroovyで書かれたGradleプラグインをKotlinで書き直した話 / Converted a Gradle plugin from Groovy&Java to Kotlin

2023/Oct/26 集まれKotlin好き!Kotlin愛好会 vol.47 で発表したものです。

Kengo TODA

October 26, 2023
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Transcript

  1. #LOVE_KOTLIN JavaとGroovyで書いて課題だと感じていたこと - null-safetyがない、アノテーションでの補完は漏れが生じる - Groovyにtype-safety がない、IDEによる補完が効かないことがある - Gradleの文書がKotlinとGroovyを前提にしていて、Javaで書きにくい -

    周りにGroovyを書いているひとがいなくなった - 昔はJenkinsfileでけっこう書かれていた( 2016年〜) - GradleのGroovy対応がv3に留まっている - 2022年からv4を検証してるけどGradle 8.0から9.0に対応を延期したので優先度高くなさそう 5
  2. #LOVE_KOTLIN Kotlinの流れがきた! - 2022年、自分がサーバサイドKotlinを書いてる企業に転職した - 周りにKotlinを書いているひとが多い環境になった - 2023年、GradleがKotlinをDSLの標準言語にした - 以前「Java開発者向けのKotlin

    Gradleビルドスクリプト入門 」を話したのでご参考まで - Gradleが提供するドキュメントも多い - 何なら公式プラグインも Kotlinで書かれていたりする - Kotlinなら型安全、null安全、強力なIDEの支援などが一気に解決される 6
  3. workerExecutor.submit(SpotBugsRunne r.class, config -> { // getFirstEnabled() がnullable config.params(spec, getIgnoreFailures(),

    reports.getFirstEnabled().getDestin ation()); 事例 Gradleプラグインにおけるnull-safetyの必要性 「解析レポート出力先」をファイルパスと形式( txt, xml, html, ...)をセットで設定できる仕様だった。 レポートがひとつも設定されていない場合に NPEを 投げてしまった。対象メソッドには @Nullableアノ テーションがついていたが、リリースされるまでこの 問題に気づけなかった。 https://github.com/spotbugs/spotbugs-gradle-p lugin/issues/68 10
  4. private FileCollection classes; void setClasses(FileCollection fileCollection) { this.classes = fileCollection

    } FileCollection getClasses() { if (classes == null) { if (getClassDirs() == null) { throw new InvalidUserDataException("The classDirs property is not set") } return getClassDirs().asFileTree.filter({ File file -> file.name.endsWith(".class") }) } else { return classes } } Kotlinで書いて良かったところ フィールドの記述が短くできた 12 var classes: FileCollection? = null get() { return field ?: ( classDirs.asFileTree.filter { it.name.endsWith(".class") } ) }
  5. #LOVE_KOTLIN 補足 ファイルサイズの変化 Java/Groovy (5.2.1): 圧縮後 85 KiB Kotlin (6.0.0-rc.2):

    圧縮後 115KiB ソースコードの数はExtension用コード1つしか増えていないが、コンパイル後の classファイルが37から69に増えている。GroovyでもClosureごとにclassファイルを 作っていたが、KotlinになってLambdaがより増えた。 15