Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
RESTful Firebase with Vue.js
Search
gyarasu
December 12, 2019
Technology
1
380
RESTful Firebase with Vue.js
2019.12.12 Sendai Frontend Meetup #3
https://sfeug.connpass.com/event/156387/
gyarasu
December 12, 2019
Tweet
Share
More Decks by gyarasu
See All by gyarasu
QAエンジニア組織立ち上げはじめの一歩
gyarasu
0
34
Firebase Cloud Messaging のベストプラクティス を、探している
gyarasu
1
2.3k
Next.jsではじめるPWA
gyarasu
2
1.5k
doda AIジョブサーチ PWAとパフォーマンスの話
gyarasu
0
1.6k
副業時代のプロジェクトマネジメント
gyarasu
3
2.8k
PWA基礎_1
gyarasu
0
290
PWA基礎_2
gyarasu
0
170
PWA基礎_3
gyarasu
0
150
フロントエンドエンジニア (実稼働まで) ひとりでできるもん
gyarasu
0
2.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
開発健全性の可視化と開発者体験の改善 ~ Compassでエンジニアに活力と生産性を ~
atlassianjapan
0
180
API開発健全性 〜 持続可能で高品質なAPIのためのアプローチ 〜
nagix
2
220
Measuring the Success of Developer Experience
nikokivela
1
130
CyberAgent 生成AI Deep Dive with Amazon Web Services / genai-aws
cyberagentdevelopers
PRO
1
330
WebRTC と AI の組み合わせ
tnoho
0
460
都市伝説バスターズ「WebアプリのボトルネックはDBだから言語の性能は関係ない」 - Kaigi on Rails 2024
osyoyu
8
4.2k
Nix入門パラダイム編
asa1984
1
160
Overview of file type identifiers
ange
0
200
KaigiOnRails2024
igaiga
6
3.2k
AWS SAW(AWS Support Automation Workflows)をもっと広めたい
kazzpapa3
2
170
全部見せます! BigQueryのコスト削減の手法とその効果 / BigQuery Cost Reduction Methods
shiozaki
1
560
Figma Dev Modeで進化するデザインとエンジニアリングの協働 / figma-with-engineering
cyberagentdevelopers
PRO
1
290
Featured
See All Featured
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
8.9k
Navigating Team Friction
lara
183
14k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
231
17k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
7.8k
Designing for Performance
lara
604
68k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
408
22k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
38
7k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
425
64k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
66
9.9k
Fireside Chat
paigeccino
32
3k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
51
13k
Transcript
RESTful Firebase with Vue.js 2019/12/12 Sendai Frontend Meetup #3 吉次
洋毅
誰? • 吉次洋毅(ヨシツグヒロキ) • 1991年生まれ(28歳) • 経歴 ◦ 某レストラン検索サイトでバックエンドエンジニアなど ◦
某HR会社でエンジニアをしつつ ◦ フリーランスで受託開発&他社さんの開発やプロジェクトマネジメントのお手伝い • 趣味 ◦ 一人旅 & 写真 & スーパー銭湯 ◦ スマブラ(VIPボーダー周辺をウロウロ・ゼロサムユーザ) ◦ ポケモン(約20年ぶりにはじめました) @gyarasu
今日はFirebaseとVue.jsのお話 ✕
話すこと • SPAとFirebaseによるサーバレス開発 • Firebaseへの依存とサービスグロース • RESTful Firebase • まとめ
• CORSとの戦い(時間あれば)
Chapter. 1 SPAとFirebaseによる サーバレス開発
サーバレスでアプリケーションを作れる! Frontend Backend
Firebaseの良いところ • 必要なものがだいたい揃ってる ◦ 認証 ◦ 関数の実行 ◦ データベース(NoSQL) ◦
ファイルストレージ • 低コスト ◦ お金 ◦ 導入する手間(firebase-toolsでの操作) ◦ 学習コスト
Vue.jsの良いところ • vue cliで簡単にバックエンドから独立したSPAの プロジェクトが作れる • 学習コストが低い • 成熟したエコシステム •
豊富なドキュメント
新規サービスのスタートアップには最適! ✕
最高!...なのか??
Chapter. 2 Firebaseへの依存と サービスのグロース
そのSPA、切り離せますか? Frontend Backend
サービスグロースで起こりうること • 短い時間単位で大量の書き込み ◦ Firestoreで耐えうるか? • コードベースの肥大化 ◦ それに耐えうるアーキテクチャ設計ができているか? •
パフォーマンス問題の顕在化 ◦ Cloud Functionsのコールドスタート問題など
結果的にどうなるか?
それぞれ別のものに置換される可能性がある Frontend Backend
Chapter. 3 RESTful Firebase
Firebase Cloud Functionの呼び出し方 • onCall(とても便利) ◦ 呼び出し可能関数では、Firebase Authentication と FCM
トークンが 使用可能な場合、自動的にリクエストに追加されます。 ◦ functions.https.onCall トリガーは、リクエスト本文を自動的に逆シリア ル化し、認証トークンを検証します。 ◦ 使えるメソッドはPOSTのみ • onRequest(すこし頑張る必要あり) ◦ HTTP 関数のイベント ハンドラは onRequest() イベントをリッスンしま す。このイベントは、Express ウェブ フレームワークによって管理され るルーターとアプリをサポートします。
onCallは諸刃の剣(ただ、とても楽) APIの実装に依存 クライアントの実装に依存 チームの人「グロースしてきたからAPIはgolang×k8sで作り直そうか」
こうなっていると、 そう簡単には切り離せない
バックエンドとフロントエンドのつ ながりを標準的な インターフェースにして それぞれのポータビリティを確保 したい
なので、 onRequestベースで作る。
RESTful Firebase(Cloud Functions) https://github.com/gyarasu/express-ts-cloud-functions • Express.js • TypeScript • Cloud
Functions最適化 →URL設計への制約 • POSTメソッド以外も使え る(標準的なHTTPメソッ ド、ステータスコード) • Clean Architectureに基 づく関心の分離 • CORS対応
標準化による疎結合化 REST API
Chapter. 4 まとめ
まとめ • スタートアップは高速に! ◦ SPAやFirebaseは大いに活用すべき • サービスグロースを視野に入れた設計を! ◦ 切り離せる?捨てやすい?代替可能? ◦
できるだけ標準的な仕組みで作ろう
Chapter. 5 (番外編)CORSとの戦い
onRequestベースのAPIで起こること • CORS(Cross-Origin-Resource-Sharing) ◦ サーバサイドでのCORS対応が必要 ◦ クライアントサイドでのsimple request化(preflightを飛ば さない) •
Firebase Authの認証トークンを自前で管理 • onCallを使ってると、そのへんをよしなにやってく れる
単純リクエストでのやり取り • クロスオリジンにConetnt−Type: appllication/jsonのリクエスト をするとpreflightを引き起こす • preflightにより、正しくクロスオリジンへのリクエストが通るかを 確認する • サーバ側でのCORS対応によらず、preflightは発生する
単純リクエストでのやり取り appllication/json appllication/x-www-for m-urlencoded 実装 プラグイン/ミド ルウェア form object json
object vue-axios-cors Express.js リクエスト
開発者が意識する実装部分は RESTful。プラグインと middlewareで吸収。
axiosを拡張したvueプラグイン https://github.com/gyarasu/vue-axios-cors • axios(HTTPクライアン ト)のVue向けプラグイン • POST / PUTの場合に自 動的に単純リクエストに
変換 • preflightを避ける (Authorizationヘッダつ いてる場合は不可避)
Express.jsでのjsonへの変換 https://expressjs.com/en/api.html 一応、上記のようなドキュメントがあるが、明示的に書かなく てもやってくれるようす。
FirebaseでRESTfulに作って開 発スピードとポータビリティの両 立を試みよう!
単純リクエスト補足 • Authroizationヘッダを付与している場合、 appllication/x-www-form-urlencodedに変換してもpreflightは 飛びます • どうしてもpreflightを避けたい場合は認証情報をbodyに含め るなどすると一応実現はできる(あまり一般的ではない) • Cloud
FunctionsはFirebase Hostingと連携してカスタムド メインを使えるので、そもそもCORSにしないのが一番シンプ ル(いろいろやったけど結局これが結論...)
参考リンク • https://firebase.google.com/docs/functions/callabl e-reference?hl=ja • https://firebase.google.com/docs/functions/http-ev ents • https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTTP/C ORS
終