Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
フロントエンド初心者がサクッとReactに入門する
Search
gyu-don
February 06, 2024
Programming
0
230
フロントエンド初心者がサクッとReactに入門する
Netadashi Meetup #12 のLTで発表しました
gyu-don
February 06, 2024
Tweet
Share
More Decks by gyu-don
See All by gyu-don
任意の2 qubitユニタリのゲートでの実装〜KAK分解を使って〜
gyudon
0
870
【Blueqat Summit】Re:ゼロから始める量子プログラミング
gyudon
0
700
Shorのアルゴリズム
gyudon
23
8.2k
Blueqat♥量子化学
gyudon
0
1.3k
arXivQurationのご紹介
gyudon
0
200
偏光で理解する重ね合わせ状態
gyudon
0
1.5k
Other Decks in Programming
See All in Programming
CIを整備してメンテナンスを生成AIに任せる
hazumirr
0
370
React は次の10年を生き残れるか:3つのトレンドから考える
oukayuka
41
16k
AI時代の『改訂新版 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』 / ai-good-code-bad-code
minodriven
24
10k
状態遷移図を書こう / Sequence Chart vs State Diagram
orgachem
PRO
3
310
The Evolution of Enterprise Java with Jakarta EE 11 and Beyond
ivargrimstad
0
610
中級グラフィックス入門~効率的なメッシュレット描画~
projectasura
3
2k
QA x AIエコシステム段階構築作戦
osu
0
220
Bedrock AgentCore ObservabilityによるAIエージェントの運用
licux
8
470
Comparing decimals in Swift Testing
417_72ki
0
140
Workers を定期実行する方法は一つじゃない
rokuosan
0
130
AIのメモリー
watany
11
1.1k
新しいモバイルアプリ勉強会(仮)について
uetyo
1
230
Featured
See All Featured
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.7k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.9k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
69
4.8k
KATA
mclloyd
31
14k
Navigating Team Friction
lara
188
15k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
50
5.5k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
301
21k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
1.8k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
31
8.7k
Transcript
フロントエンド初心者が サクッとReactに入門する gyu-don 1
自己紹介 gyu-don • 自称・量子コンピューティングエンジニア ◦ 民間企業のR&D部門で研究開発 ◦ 2020年度未踏ターゲット事業 (共同採択) ◦
IBM Quantumで学ぶ量子コンピュータ (共著・秀和システム) ◦ Qiskit Advocate https://x.com/beef_and_rice https://qiita.com/gyu-don https://github.com/gyu-don https://linkedin.com/in/takumi-kato 2
今日話すこと ちょっとしたデモアプリを作ってみた • グラフ彩色問題を応用したアプリケーション • Python + Flaskでのバックエンド開発 • TypeScript
+ Reactでのフロントエンド開発 ソースコードはこちらに公開 https://github.com/gyu-don/netadashi-lt 3
フロントエンドをなぜやりたい? • 作ったものを人に見てもらいたい • 普段はPythonで開発をしている ◦ 人に見せるものはJupyter Notebookで作ることが多い ▪ コードと結果をまぜこぜにできて便利
▪ 表やグラフも表示できる ▪ コードや結果がゴタゴタしてくるとややこしくなる ◦ 最近はstreamlitが流行りつつある 4 https://cheat-sheet.streamlit.app/
地域を点(node)、隣接関係を辺(edge)で表すと 地図に色を塗る問題は、グラフに色を塗る問題と同じ グラフ彩色問題 5 • 地図があります • 地図上の各地域を、隣接する地域と異なる色にな るように、色を塗ってください 2次元の地図の場合は必ず4色以内に塗り分けられるこ
とが知られている(4色定理)
グラフ彩色問題の応用 6 利用日時 会議室1 会議室2 会議室3 会議室4 • 貸し会議室の割当。利用日時を指定して予約。部屋の指定は不可 •
受け付けた予約をすべて割り振ることはできるか? 予約を点とし、利用日時が重複した予約間に辺を引くと、グラフ彩色問題に帰着
バックエンド - Python 焼きなまし法(SA: Simulated Annealing)でグラフ彩色問題を解いた • SAのライブラリとしてnealを利用した • WebフレームワークとしてFlaskを使用した
7
フロントエンド - TypeScript • TypeScriptとReactで書いた • React Bootstrapライブラリを使った ◦ UIをもっとかっこよくしたかったが、力不足
◦ 予約の数を自由に増減できるとか、結果表示がかっこいいとかにしたかった • ChatGPTにかなり助けられた ◦ 人類の叡智 8
厳しかったこと • TypeScriptを使うことでハードルが上がった ◦ JSX.ElementやReactの型をあまり理解していない状態からのスタート ◦ エラーとライブラリ名でGoogle検索しても意外と引っかからない • 凝ったコンポーネントはCSSも含めて自作が必要 ◦
贅沢言わなければ探せばあると思っていたが、そううまくは見つからなかった ◦ なので、今回は凝ったものができなかった • コピペだけで作れるかと思ったらそんなことなかった ◦ しかし、ChatGPTに聞けば作ってくれた • バックエンドとフロントエンドが別サーバだとCORSの問題が出た ◦ flask-corsとかいうライブラリで何故か解決した ◦ コンパイル済みのフロントエンドをバックエンドのstaticファイルとして置けばいい? • フロントエンドが単純だとReactの恩恵が少ない ◦ これくらいならJQueryで十分 9
まとめ • 量子コンピューティングエンジニアがReactに入門してみた • ChatGPTの尽力により、無事アプリが完成した 10