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Introduction to Git & GitHub

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August 07, 2025

Introduction to Git & GitHub

講習会で利用した Git と GitHub の入門用資料です。
古い情報や間違った情報が含まれる可能性があります。ご了承ください。

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August 07, 2025
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  1. 講師紹介 Name: Latte72 Main Languages: C, Python, TypeScript, etc... Portfolio

    & SNS: Website: https://latte72.net/ X: @Latte72R Git & GitHub 講習会 by Latte72 2 / 53
  2. 目次 1. Git と GitHub の関係 2. Git のインストール 3.

    Repository の基本操作 4. GitHub への登録 5. GitHub の基本操作 6. Pull Request について 7. コンフリクトとその解決方法 8. GitHub Actions の活用 9. おまけ 10. まとめ Git & GitHub 講習会 by Latte72 3 / 53
  3. 1.2 GitHub とは? Git をさらに便利にするためのサービス GitHub の特徴 Microsoft が提供するプラットフォーム オンラインで

    Git リポジトリを管理できる Pull Request やコードレビューの機能がある Issue トラッキングや GitHub Actions など機能が豊富 ⇒ チーム開発がさらに効率的に行える! Git & GitHub 講習会 by Latte72 6 / 53
  4. 1.3 GitHub 以外の Git ホスティングサー ビス GitLab: オープンソースの Git ホスティングサービス

    Bitbucket: Atlassian が提供する Git ホスティングサービス Gitea: 軽量な Git ホスティングサービス Codeberg: オランダの非営利団体が運営するサービス Git & GitHub 講習会 by Latte72 7 / 53
  5. 2.1 Windows 1. 公式サイト から Git for Windows をダウンロード 2.

    インストーラの指示に従い、 基本的には「Next」を押していけば OK 3. インストール後、Git Bash を開いて git --version を実行 ⇒ 表示されれば完了 Git & GitHub 講習会 by Latte72 9 / 53
  6. 2.2 macOS Homebrew をインストールする (未インストールの場合のみ) /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

    以下のコマンドで Git をインストールする brew install git インストール後、ターミナルで git --version を実行 ⇒ 表示されれば完了 Git & GitHub 講習会 by Latte72 10 / 53
  7. 2.3 Ubuntu 以下のコマンドで Git をインストールする sudo apt update sudo apt

    install git インストール後、ターミナルで git --version を実行 ⇒ 表示されれば完了 (その他の OS の場合は、公式サイト を参照してください) Git & GitHub 講習会 by Latte72 11 / 53
  8. 2.4 初期設定とエイリアス Git の初期設定を行います。以下のコマンドを実行してください git config --global user.name "Your Name"

    git config --global user.email "[email protected]" これにより、コミットした人の名前とメールアドレスが記録されます ※ 実際の名前とメールアドレスに置き換えてください Git & GitHub 講習会 by Latte72 12 / 53
  9. 3.3 変更の記録 git add <ファイル> git commit -m "メッセージ" 1.

    add でステージに載せる 2. commit でスナップショットを作成 コミットメッセージは簡潔に要点をまとめる! Git & GitHub 講習会 by Latte72 16 / 53
  10. 3.4 ファイルの移動と削除 ファイルを移動または名前変更する場合 git mv <旧ファイル名> <新ファイル名> ファイルを削除する場合 git rm

    <ファイル> ※ この手順を踏まないとGit の管理下で反映されないので注意 Git & GitHub 講習会 by Latte72 18 / 53
  11. 3.6 リモートリポジトリに送信 git push origin main origin = GitHub 側のリポジトリ

    main = 送りたいブランチ名 初回は git push -u origin main で追跡設定を作成 Git & GitHub 講習会 by Latte72 20 / 53
  12. 3.8 その他の主な Git コマンド 作業ツリーの状態を確認 git status 変更内容の差分を表示 git diff

    コミット履歴を簡潔に表示 git log --oneline --graph Git & GitHub 講習会 by Latte72 22 / 53
  13. 3.9 .gitignore の設定 特定のファイルやフォルダを Git の管理から除外する .gitignore ファイルをプロジェクトルートに作成 例: #

    一時ファイル *.tmp *.log # ビルド成果物 build/ # IDE の設定ファイル .vscode/ Git & GitHub 講習会 by Latte72 24 / 53
  14. 4.1 GitHub アカウントの作成 1. https://github.com/ で Sign up 2. ユーザ名・メール・パスワードを登録

    3. 認証メールを確認し、ログイン 4. プロフィール設定は後からでも変更可能 Git & GitHub 講習会 by Latte72 26 / 53
  15. 4.2 SSH キーの設定 GitHub との通信を行うためには SSH キーを設定する必要があります 1. ターミナルで以下を実行 ssh-keygen

    -t ed25519 -C "[email protected]" 2. 表示されたパスに秘密鍵が生成される 3. .pub ファイル内にある公開鍵をコピー ※ SSH キーを設定していないとパスワード認証をするよう求められま すが、すでに非推奨で利用できません Git & GitHub 講習会 by Latte72 27 / 53
  16. 4.2 SSH キーの設定 (続き) 4. GitHub の設定画面で SSH キーを追加 5.

    ターミナルで以下を実行して接続確認 ssh -T [email protected] 成功すれば、Hi Latte72R! といったメッセージが表示される Git & GitHub 講習会 by Latte72 28 / 53
  17. 6.1 Git を使った開発の流れ 例) xxx という新機能を追加する場合 1. git switch -c

    feature/xxx で新しいブランチを切る 2. コードを追加・修正 3. git switch main で main ブランチに移動 4. git merge feature/xxx でマージ 5. git push origin main でリモートに送信 Git & GitHub 講習会 by Latte72 34 / 53
  18. 6.2 Pull Request とは PR =「変更を取り込んで」というお願い Git での変更を GitHub 上でレビューしてもらうためのリクエスト

    他の開発者にコードを見てもらい、問題がないか確認 問題がなければ、 main ブランチにマージしてもらう コードレビューの文化を育てるために重要なプロセス Issue と連携して、タスク管理も行える Git & GitHub 講習会 by Latte72 35 / 53
  19. 6.2 Pull Request の流れ 基本は Git と同じ流れ 新しいブランチを切って作業 GitHub 上で

    Pull Request を作成 コンフリクトがないか確認 レビューを受ける 問題なければマージ Git & GitHub 講習会 by Latte72 36 / 53
  20. 6.3 ブランチの命名規則 feature/ :新機能の追加 例) feature/include-path :インクルードパス( -I )の追加 fix/

    :バグ修正 例) fix/invalid-alignment :アライメント不良の修正 test/ :テストコードの追加・修正 例) test/function-pointer :関数ポインタのテスト追加 docs/ :ドキュメントの更新 例) docs/readme-update :README の更新 Git & GitHub 講習会 by Latte72 37 / 53
  21. 7.1 コンフリクトとは 同じ行を変更 ⇒ Git が自動マージできない 典型例: main から 2

    本のブランチが同じ行を編集 先にマージされた変更を、もう一方が取り込むときに発生 複数人が同時に同じファイルを編集した場合によく発生する Git & GitHub 講習会 by Latte72 39 / 53
  22. 7.2 コンフリクトの解決手順 Git を使う場合 例) feature/xxx を main にマージするとき 1.

    git fetch origin を実行して最新を取得 2. git merge origin feature/xxx → コンフリクト発生 3. 衝突箇所 <<<<<<< をエディタで修正 4. git add → git commit で確定 5. 再度 git push Git & GitHub 講習会 by Latte72 41 / 53
  23. 7.2 コンフリクトの解決手順 (続き) GitHub 上での解決 1. コンフリクトが発生したプルリクエストを開く 2. GitHub の

    UI 上で衝突箇所を修正 3. 修正が完了したら、プルリクエストを更新 4. 再度レビューを受けて問題なければマージ Git & GitHub 講習会 by Latte72 42 / 53
  24. 8.1 CI / CD とは? Continuous Integration 変更を頻繁にマージし、自動でビルドとテストを回して品質を保つ Continuous Delivery

    常にリリース可能な状態になるように調整(デプロイは手動で行う) Continuous Deployment テストが通ったら自動で本番環境にデプロイする Git & GitHub 講習会 by Latte72 44 / 53
  25. 8.2 GitHub Actions とは GitHub リポジトリに CI / CD を簡単に組み込める仕組み

    YAML ファイルを .github/workflows/ に置くだけ! 例: プッシュ時にテスト自動実行 main ブランチにマージで自動デプロイ Git & GitHub 講習会 by Latte72 45 / 53
  26. 9.1 GitHub Education 学生向けに無料で GitHub Pro を提供 GitHub Education で登録

    GitHub Copilot の利用制限が緩和される 外部パートナーのツール・サービスも充実 学生証やメールアドレスで認証が必要 Git & GitHub 講習会 by Latte72 47 / 53
  27. 10.1 まとめ Git と GitHub を活用することで 効率的なチーム開発が可能になる バージョン管理が容易になる コードレビューや CI/CD

    が簡単に行える 実際のプロジェクトで活用してみてください! Git & GitHub 講習会 by Latte72 52 / 53