二乗誤差損失: L(θ, d) = (θ - d)² 絶対誤差損失: L(θ, d) = |θ - d| 0-1損失: L(θ, d) = 1_{θ≠d} リスク関数の定義 パラメータθ の下で決定関数δ を適用したときの平均損失 R(θ, δ) = E_θ[L(θ, δ(X))] リスク関数と期待損失 リスク関数は決定関数δ による「平均的な損失の大きさ」を表し、性能評価指標として 機能します 二乗誤差損失の例: R(θ, δ) = E_θ[(θ - δ(X))²] これは推定の分野で言う平均二乗誤差(MSE)に他なりません 損失関数の選び方 問題の性質に応じて設定 対称性や単調性を考慮 数学的扱いやすさも重要 意思決定のプロセス 1. 損失関数を定義 2. リスク関数を計算 3. リスク最小の決定関数を選択 最適な意思決定 リスク関数による決定則の評価 異なる決定関数δ₁ とδ₂ のリスクを比較することで優劣を判定できます R(θ, δ₁) 決定関数1のリスク vs R(θ, δ₂) 決定関数2のリスク すべてのθ に対してR(θ, δ₁) ≤ R(θ, δ₂) なら、 δ₁ はδ₂ を支配する(より良い決定関数である)