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国土地理院におけるベース・レジストリの整備とDX推進への取り組み
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Hidenori FUJIMURA
March 13, 2023
Technology
0
180
国土地理院におけるベース・レジストリの整備とDX推進への取り組み
2023-03-13T16:20/35 (15 min.)
地理空間情報に関するベース・レジストリ利活用研究会(第4回)
Hidenori FUJIMURA
March 13, 2023
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Transcript
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority
of Japan 国土地理院における ベース・レジストリの整備と DX推進への取り組み 地理空間情報部企画調査課 藤村 英範 2023-03-13T16:20/35 (15 min.) 地理空間情報に関するベース・レジストリ利活用研究会(第4回) 1
本日の話題 使えるベース・レジストリを実現する 国土地理院最適化ベクトルタイル バウンダリー・スパニングによりDXを実現する スマートマップ 2
国土地理院最適化ベクトルタイル 3 国土地理院が一貫した基準で全国をカバーし、継続的に更新するベース・マップ 電子国土基本図 ⊂ ベース・レジストリ
系譜 4 ベース・レジストリ 基本測量成果 基盤地図情報 電子国土基本図 地名情報 地図情報 オルソ画像 アドレス・ベース・
レジストリ 電子地形図 電子地形図(タイル) 地理院地図 Vector タイル 国土地理院最適化 ベクトルタイル 「標準地図」等 提供実験 2019- 2022-
「使える」ベース・マップを目指して ① さくさく動く → サイズの最適化 ② 他と組み合わせて映える → スタイルのシンプル化 5
法務省地図XMLから作成したベクトルタイルとの組み合わせ例
国土地理院最適化ベクトルタイル(2022-09-06/) 設計目標 ・タイルあたり最大サイズ 256KB 以下 主な最適化手法 ・詳細データへの切り替えを、可能な限り遅らせる ・細かなデータ選別で、拡大時の「引っかかり」をなくす 6
z=8 7 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 482KB 91KB
z=14 8 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 768KB 128KB
z=14 9 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 465KB 230KB
z=14 10 地理院地図Vector 最適化ベクトルタイル 396KB 59KB
サイズ最適化に成功(地理院地図Vectorタイル比) 11 0 100 200 300 400 500 600 700
800 900 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ズームレベル 地理院地図Vector(kB) 最適化ベクトルタイル(kB) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ズームレベル 地理院地図Vector(kB) 最適化ベクトルタイル(kB) 1枚のタイルの最大サイズ(kB) kB タイルの平均サイズ(kB) 256kB kB 1 枚 の タ イ ル の 最 大 サ イ ズ タ イ ル の 平 均 サ イ ズ
DX 壁を越えた新しい組み合わせから価値を創出する=DX 国連オープンGISスマートマップWGを創設 12 二次元地図可視化 IoTデバイス実装 三次元都市 モデル可視化 MLIT Shizuoka
Pref. 三次元点群 可視化
DX 13 二次元地図可視化 IoTデバイス実装 三次元都市 モデル可視化 MLIT Shizuoka Pref. 三次元点群
可視化 国連ベクトルタイル ツールキット 2017- スマート マップ 拡張 2022- スマート マップ 拡張 2022- 壁を越えた新しい組み合わせから価値を創出する=DX 国連オープンGISスマートマップWGを創設
スマートマップ活動例:Inter-Planetary Operations (IPO) 文脈 サーバーがなければ地理空間情報の共有は困難 決定 惑星間ファイルシステム(IPFS)を使う 結果 クラウド最適化フォーマットに変換した 法務省地図XML、Project
PLATEAU、Virtual Shizuoka 等のオープンデータを、IPFSを用いてサーバーなしに 共有する概念実証(PoC)に成功した。 産学官民連携を通じ、さらに進めていく。 14
スマートマップ活動例:模擬国連DevOps(MUNDO) 文脈 国連協力の副産物として、 国連内部データ抜きでサービスを つくるのも勉強になる 決定 オープンデータのみを用いて 国連サービスのDevOpsを模擬する 結果 教育と啓発の機会
国連パイロットプロジェクトの可能性 15 https://yuiseki.github.io/ unmiss-map-vite
スマートマップのバリュー ビジョン: ウェブ地図を開かれたものに保つ 16 達成事項 顧客価値 構造 資源 コミュニティ ユーザ体験
環境 データ ユーザに合った 可搬的な 普遍に使える 開かれた 効率の良い 新規参入 新技術
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority
of Japan 国土地理院における ベース・レジストリの整備と DX推進への取り組み 地理空間情報部企画調査課 藤村 英範 2023-03-13T16:20/35 (15 min.) 地理空間情報に関するベース・レジストリ利活用研究会(第4回) 17 最適化ベクトルタイル スマートマップ