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ホワイトボックススイッチとNOSを取り巻く状況について

 ホワイトボックススイッチとNOSを取り巻く状況について

ホワイトボックススイッチの特徴及びその上で動作するNOSについて概況を紹介します。

Masaru OKI

June 28, 2019
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  1. ホワイトボックススイッチ周辺の動向 • 業界再編? ◦ MarvellがCaviumを買収(2017年11月20日) →プログラマブルASIC XPliantはdiscontinue ◦ NVIDIAがMellanoxを買収 (2019年3月11日)

    ◦ IntelがBarefoot Networksを買収 (2019年6月10日) • Trident 3搭載製品が入手可能に • Broadcom Trident 4とNPLが発表される (2019年6月11日) ◦ 128 x 100GbEあるいは32 x 400GbE ◦ NPLはP4の対抗馬と目されるプログラミング言語 4
  2. ホワイトボックススイッチ Pros and Cons • Pros ◦ ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルが分離している ◦ 自由度の高いアプリケーションを動作させられる

    ◦ サーバーのような管理、自動化を導入しやすい ◦ お安い? • Cons ◦ サポートの複雑さが増す ◦ 知見がない、あるいは知見が広まっていない ◦ 品質の善し悪しがわからない ◦ 入手性に難あり? 5
  3. 様々なNOS • 商用 ◦ Cumulus Linux (Cumulus Networks) ◦ OcNOS

    (ipinfusion) ◦ PicOS (Pica8) ◦ Switch Light OS (Big Switch Networks) ◦ CN-NOS (Snaproute) ◦ Dell Networking OS 10 (Dell) • OSS ◦ Open Network Linux (OCP, Big Switch Networks) ◦ SONiC (OCP, Microsoft) ◦ OpenSwitch (OPX) (LF, DELL) ◦ Beluganos (NTT) ◦ FBOSS (Facebook) ◦ Stratum (ONF, Google) 7
  4. NOS動向 • Cumulus Linux ◦ NCLUが提供され、一般のルーターライクな操作に寄せてきている • CN-NOS ◦ スイッチに組み込み型

    k8s、各種サービスをPodで提供するのは面白いが情報不足 • SONiC ◦ スイッチベンダーによる対応が加速している ◦ コミュニティも活発 ◦ 同じOCPのプロジェクトである SAIとも連携して機能拡張が計画されている • OpenSwitch (OPX) ◦ DELL専用。商用であるOS10のCommunity Editionという位置づけ ◦ サポートは商用版で提供するため ?、コミュニティは閑散としている • Stratum ◦ 2019年にOSSとして公開予定 8
  5. 日本企業の取り組み • Yahoo!さん ◦ Cumulus Linuxを採用、IP CLOSを構築。VXLAN使用 • KDDIさん ◦

    KCPSにて採用、NOS開発中 • NTTさん ◦ NOS開発中(Beluganos)、Stratum Projectに参加 • LINEさん ◦ Cumulus Linux採用、Mellanox製品を1000台以上導入 • 楽天さん ◦ 100G DCIネットワークを構築。 VXLAN使用 • さくらインターネットさん ◦ OcNOSを採用、Edgecore製品を導入 12