Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
WACATE 2022 夏 ワークショップの目的
Search
imtnd
June 18, 2022
Technology
0
1k
WACATE 2022 夏 ワークショップの目的
WACATE2022夏〜テストできないと言う勿れ〜
https://wacate.jp/workshops/2022summer/
ワークショップ目的
imtnd
June 18, 2022
Tweet
Share
More Decks by imtnd
See All by imtnd
QA/SDETの現在と、これからの挑戦
imtnd
0
1.3k
グローバルなソフトウェアテスト組織における課題と戦略 / Challenges and Strategies in a Global Software Testing Organization #mf_techday
imtnd
0
620
テスト設計技法をなぜ&どのように使うのか体験しよう!
imtnd
0
1.6k
analyze the behavior with decision table
imtnd
0
4.4k
WACATE流テスト分析のワークショップを体感してみよう
imtnd
0
240
テスト技法作成のアプローチを考える
imtnd
0
770
テストの目的を考えよう
imtnd
0
860
アジャイルとテスト / Agile and Testing
imtnd
1
2k
やってみよう状態遷移テスト #xpjug
imtnd
0
1.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
ObsidianをMCP連携させてみる
ttnyt8701
2
130
2025/6/21 日本学術会議公開シンポジウム発表資料
keisuke198619
2
410
マルチテナント+マルチプロダクト SaaS への AI Agent の組み込み方
kworkdev
PRO
2
370
(新URLに移行しました)FASTと向き合うことで見えた、大規模アジャイルの難しさと楽しさ
wooootack
0
740
「どこにある?」の解決。生成AI(RAG)で効率化するガバメントクラウド運用
toru_kubota
2
450
Javalinの紹介
notoh
0
110
技術職じゃない私がVibe Codingで感じた、AGIが身近になる未来
blueb
0
130
Snowflake Intelligenceで実現できるノーコードAI活用
takumimukaiyama
1
250
RubyOnRailsOnDevin+α / DevinMeetupJapan#2
ginkouno
0
470
Definition of Done
kawaguti
PRO
5
330
新規プロダクト開発、AIでどう変わった? #デザインエンジニアMeetup
bengo4com
0
480
Tenstorrent HW/SW 概要説明
tenstorrent_japan
0
400
Featured
See All Featured
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
46
14k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
52
7.6k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
780
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.7k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
329
24k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
228
22k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.5k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
55
5.6k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
159
23k
Transcript
WACATE 2022 SUMMER WACATE 2022 夏 ワークショップの⽬的
⾃⼰紹介 名前 ⾓⽥ 俊 お仕事 ソフトウェア開発エンジニア & QAエンジニア Twitter imtnd
コミュニティ活動 WACATE実⾏委員など
テストとは テスト 静的テスト 動的テスト • ドキュメントレビュー • 設計レビュー • ソースコードレビュー
• ソースコードの静的解析 • コンポーネントテスト (ユニットテスト) • 統合テスト • システムテスト • 受け入れテスト
要求、要件の検証 基本機能の検証 論理の検証 V字モデル 要件定義 基本設計 詳細設計 開発 コンポーネント テスト
統合テスト システムテスト 受入テスト
テスト活動 静的テスト活動 動的テスト活動 完了 完了
⽋陥検出と修正コスト JASPIC SPIJapan2009 奈良隆正「ソフトウェア品質保証の方法論、技法、その変遷」, http://www.jaspic.org/event/2009/SPIJapan/keynote/SJ9keynote.pdf, (2022/06/05)
Wモデル • 初出は1993年くらいで、テスト活動を早期に開始するという考え⽅の⼀つ • テスト活動もV字モデルとして捉え、2つのV字を並べたモデル The W-MODEL – Strengthening the
Bond Between Development and Test. https://www.stickyminds.com/sites/default/files/article/file/2014/The%20W%20Model%20-%20Strengthening%20the%20Bond%20Between%20Development%20and%20Test.pdf, (2022/06/05)
テストのシフトレフト • 2001年くらいから概念が登場している https://www.drdobbs.com/shift-left-testing/184404768 • テスト活動がボトルネックにならないように、テスト活動を開発プロセスの⼀部として早期に開始する考え⽅ トラディショナルシフトレフトテスティング インクリメンタルシフトレフトテスティング アジャイル/DevOpsシフトレフトテスティング モデルベースシフトレフトテスティング
Four Types of Shift Left Testing, https://insights.sei.cmu.edu/blog/four-types-of-shift-left-testing/, (2022/06/05)
テストファーストアプローチ • TDD(テスト駆動開発)を始めとした、 設計を助けるためにテストを活⽤するというアプローチ • TDD(テスト駆動開発) • BDD(ビヘイビア駆動開発) • ATDD(受け⼊れ駆動開発)
要件をもとに 失敗するテストを書く (これから実装するこ とを定義する) テストが通るように実 装を行う テストが通ることを維 持しつつ リファクタリングする
ホリスティックテスティング アジャイルQAに求められるプロセス全体を俯瞰する「ホリスティックテスティング」とは何か?(翻訳) , https://daipresents.com/2022/05/09/testing-from-a-holistic-point-of-view/, (2022/06/05)
Whole Team • プロジェクトを成功させるために必要なスキルや視点を持った⼈を集める • チームはおおよそ10名以下の⼩さなチーム • 以下のような「チーム」感を構築する • 我々は、帰属している
• 我々は、⼀緒の仲間である • 我々は、お互いに仕事、成⻑、学習を⽀え合っている Kent Beck, 角 征典(翻訳), 『エクストリームプログラミング』, オーム社, 2015, P36 Yes, Cross-functional Teams — but Real Ones!, https://www.agilealliance.org/yes-cross-functional-teams-but-real-ones/, (2022/06/05)
テストを取り巻く環境の変化 開発が完了してから テストに着手する テストフェーズは 設計フェーズから 独立している 開発者とテスト担当者 が異なるチーム 旧来の方式 最近の方式
テストに早期に 着手する テストフェーズと 設計フェーズが 混在した開発プロセス 色々なロールの人が 一つのチームで 協力しあう
品質観点のスペシャリティ • リスク • プロダクトリスク、プロジェクトリスクの検討 • 顧客、ビジネスへのリスクの特定 • 顧客、ビジネスへの影響を考慮したリスク評価 •
品質 • プロダクト品質、プロジェクト品質の検討 • テスト • テストプロセスの整備 • テスト観点の効果的、網羅的な検討 • リスクを考慮したテストの優先度付け、スコープ設定、カバレッジ設定 • テスト設計技術 • テストツールの知識 • ⽋陥マネジメントの知識
これからのエンジニアに求められるもの • 少数チームに⼊り、同じ⽬標を達成するための戦⼒となる • 旧来の受け⾝の活動だけではない • I型⼈材 → T型⼈材 Who
are the Professional Scrum Developers?, https://www.scrum.org/resources/blog/who-are-professional-scrum-developers, (2022/06/05)
受け⾝ではなく、積極的な⾏動へ 要件定義 基本設計 詳細設計 開発 コンポーネント テスト 統合テスト システムテスト 受入テスト
全てのフェーズにおいて、考え、生み出せるスキルが必要
今回のワークの対象 要件定義 基本設計 詳細設計 開発 コンポーネント テスト 統合テスト システムテスト 受入テスト
まとめ • ソフトウェア開発におけるテスト活動が変化してきている • テスト活動の早期な着⼿ • 明確に開発フェーズとテストフェーズが分かれていない開発プロセス • 少数チームによるソフトウェア開発 •
今後は全てのフェーズにおいて積極的な活動が重要になる • 今回のワークショップのスコープ • 要件定義 • システムテスト(受け⼊れテスト)