$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
『家族アルバム みてね』で計測しているSLIの事例 / SLI as measured in ...
Search
Isao Shimizu
August 23, 2023
Technology
4
800
『家族アルバム みてね』で計測しているSLIの事例 / SLI as measured in FamilyAlbum
2023/8/23 みんなで考えるシステムの安定運用Night〜信頼性から紐解くこれからの開発〜
Isao Shimizu
August 23, 2023
Tweet
Share
More Decks by Isao Shimizu
See All by Isao Shimizu
Notion x ポストモーテムで広げる組織の学び / Notion x Postmortem
isaoshimizu
1
300
New Relicを活用したSREの最初のステップ / NRUG OKINAWA VOL.3
isaoshimizu
3
1k
「家族アルバム みてね」における運用管理・ オブザーバビリティの全貌 / Overview of Operation Management and Observability in FamilyAlbum
isaoshimizu
5
2.7k
約10年間MIXIのインフラを 支えてきたPagerDutyの活用事例 / PagerDuty on Tour 2024
isaoshimizu
6
1.2k
家族アルバム みてねにおけるGrafana活用術 / Grafana Meetup Japan Vol.1 LT
isaoshimizu
2
1.8k
家族アルバム みてねで直面してきた技術的負債 / MIXI KAG 2024
isaoshimizu
18
9.1k
今年1年のEKS運用振り返り/3-shake SRE Tech Talk
isaoshimizu
2
410
ポストモーテムの基礎知識と最新事例 / Fundamentals of Postmortem
isaoshimizu
12
3.2k
全世界1,800万人が利用する「家族アルバム みてね」におけるNew Relic活用法 / FutureStack Tokyo 2023
isaoshimizu
1
600
Other Decks in Technology
See All in Technology
ブロックテーマとこれからの WordPress サイト制作 / Toyama WordPress Meetup Vol.81
torounit
0
300
著者と読み解くAIエージェント現場導入の勘所 Lancers TechBook#2
smiyawaki0820
9
3k
セキュリティAIエージェントの現在と未来 / PSS #2 Takumi Session
flatt_security
3
1.4k
ML PM Talk #1 - ML PMの分類に関する考察
lycorptech_jp
PRO
1
540
Claude Code はじめてガイド -1時間で学べるAI駆動開発の基本と実践-
oikon48
43
26k
バグハンター視点によるサプライチェーンの脆弱性
scgajge12
2
480
研究開発部メンバーの働き⽅ / Sansan R&D Profile
sansan33
PRO
3
21k
HIG学習用スライド
yuukiw00w
0
110
プロダクトマネジメントの分業が生む「デリバリーの渋滞」を解消するTPMの越境
recruitengineers
PRO
3
450
Symfony AI in Action
el_stoffel
2
370
日本Rubyの会の構造と実行とあと何か / hokurikurk01
takahashim
4
530
たかが特別な時間の終わり / It's Only the End of Special Time
watany
5
1.2k
Featured
See All Featured
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
1.6k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2.2k
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
8
1.2k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
186
22k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
127
17k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.8k
Transcript
©MIXI 「家族アルバム みてね」 で計測しているSLIの事例 2023/8/23 みんなで考えるシステムの安定運⽤Night〜信頼性から紐解くこれからの開発〜 Vantageスタジオ みてねプロダクト開発部 基盤開発グループ 清⽔
勲
©MIXI About me 清⽔ 勲 @isaoshimizu 2011年〜 株式会社ミクシィ(現MIXI) • 2011年8⽉〜
SNS「mixi」運⽤エンジニア • 2014年4⽉〜 モンスターストライク SRE • 2018年2⽉〜 家族アルバム みてね SRE • 2022年1⽉〜 SREグループ マネージャー • 2023年4⽉〜 基盤開発グループ マネージャー • 週末は社会⼈吹奏楽団での活動(楽団⻑、トロンボーン約30年、たまに指揮者)。 キャンプとクラフトビールが好き。 2
©MIXI ՈΞϧόϜΈͯͶ 3
©MIXI 家族アルバム みてね 4 パパ・ママが撮った⼦どもの写真や動画を、祖⽗⺟や親戚など 招待した家族だけに簡単に共有できる写真・動画共有アプリ フォトブック 写真プリント 商品の例
©MIXI 家族アルバム みてね 5 みてねみまもりGPS みてね出張撮影 みてね年賀状 みてねコールドクター
©MIXI 家族アルバム みてね • 7⾔語・175の国と地域でサービスを提供。海外では「FamilyAlbum」という名称で展開中 • 2023年5⽉、利⽤者数が1,800万⼈※1 を突破 • ⽇本国内ではママやパパの約半数となる47.1%の⽅※2
がご利⽤ 6 ※1 iOS・Android™ アプリ登録者数、ブラウザ版登録者数の合計 ※2「みてね」登録時に⼊⼒されたお⼦さまの誕⽣⽇と厚⽣労働省発表「⼈⼝動態統計」から算出。2022年8⽉時点で47.1%
©MIXI ここから本題
©MIXI 家族アルバム みてね における クリティカル・ユーザー・ジャーニー(CUJ)とは
©MIXI クリティカル・ユーザー・ジャーニー(CUJ) • ユーザーにとって重要な体験 • ビジネス、サービスにとって重要なユーザーの⾏動
©MIXI 「写真・動画をアップロードする」 みてねのCUJの⼀例
©MIXI 写真・動画をアップロードする アップロード 操作 Amazon S3 メディア用バケット 写真・動画がアップロードされることで様々な体験につながる
©MIXI どう計測するか
©MIXI クライアント内 ユーザー アップロード 操作 処理プロセス ① 処理プロセス ② 処理プロセス
③ Amazon S3 メディア用バケット アップロード ログサーバー どこのプロセスで問題が発⽣したかログから把握できる Amazon S3 ログ用バケット S3ログ ログ 写真・動画のアップロードにおけるログ取得
©MIXI 収集されたログからアップロードの成功率を計測する (SLI)
©MIXI ユーザーの端末スペックやネットワーク環境によって 数値が影響を受ける場合もある
©MIXI Amazon S3 ログ用バケット ログを分析してSLIを計測 Amazon Athena Redash 開発者主体で計測、モニタリング
©MIXI ⼀定期間分析して⽬指すべき成功率を決める (SLO) ※これはまだ運⽤できていない
©MIXI 他にも国内・海外のAPIアクセスにおける レスポンスタイム計測の事例も https://team-blog.mitene.us/mitene-infra-multi-region-614717f0162d
©MIXI まとめ l SLIの計測の事例について⼀部ご紹介しました l 各フェーズごとのログ収集からの分析によって、どこで問題が起きているのかわかりやすい l ネットワーク環境など⼀部のユーザー環境によって影響を受けるケースはパーセンタイルを 活⽤するなどして外れ値を除外するとよさそう l
現状SLOは運⽤できていないが、⼀定期間から得られたSLIをもとに仮置きして、⽬標値を 定めていくと良さそう 19