$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
手を動かさないインシデント対応〜自動化で迅速・正確な運用を目指す〜
Search
Kazuto Kusama
June 05, 2024
Technology
3
580
手を動かさないインシデント対応〜自動化で迅速・正確な運用を目指す〜
インシデントマネジメント 事態収拾のための取り組みに迫る Lunch LT でお話しした資料です
Kazuto Kusama
June 05, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kazuto Kusama
See All by Kazuto Kusama
AI時代のインシデント対応 〜時代を切り抜ける、組織アーキテクチャ〜
jacopen
4
240
AI によってシステム障害が増える!? ~AI エージェント時代だからこそ必要な、インシデントとの向き合い方~
jacopen
4
320
インシデント対応に必要となるAIの利用パターンとPagerDutyの関係
jacopen
0
240
今日からはじめるプラットフォームエンジニアリング
jacopen
8
4.3k
Platform Engineeringで クラウドの「楽しくない」を解消しよう
jacopen
8
1.4k
トラシューアニマルになろう ~開発者だからこそできる、安定したサービス作りの秘訣~
jacopen
4
5.7k
あなたの興味は信頼性?それとも生産性? SREとしてのキャリアに悩むみなさまに伝えたい選択肢
jacopen
7
11k
PaaSの歴史と、 アプリケーションプラットフォームのこれから
jacopen
7
3.1k
AI x インシデント管理で拡げるサービスオーナーシップ
jacopen
0
310
Other Decks in Technology
See All in Technology
Microsoft Agent Frameworkの可観測性
tomokusaba
1
100
AIエージェント開発と活用を加速するワークフロー自動生成への挑戦
shibuiwilliam
4
820
20251222_サンフランシスコサバイバル術
ponponmikankan
2
140
Lookerで実現するセキュアな外部データ提供
zozotech
PRO
0
200
【開発を止めるな】機能追加と並行して進めるアーキテクチャ改善/Keep Shipping: Architecture Improvements Without Pausing Dev
bitkey
PRO
1
120
AWSの新機能をフル活用した「re:Inventエージェント」開発秘話
minorun365
2
430
ペアーズにおけるAIエージェント 基盤とText to SQLツールの紹介
hisamouna
2
1.5k
Knowledge Work の AI Backend
kworkdev
PRO
0
200
ESXi のAIOps だ!2025冬
unnowataru
0
330
2025年のデザインシステムとAI 活用を振り返る
leveragestech
0
150
AI駆動開発の実践とその未来
eltociear
1
480
シニアソフトウェアエンジニアになるためには
kworkdev
PRO
3
260
Featured
See All Featured
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.2k
[SF Ruby Conf 2025] Rails X
palkan
0
560
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
Pawsitive SEO: Lessons from My Dog (and Many Mistakes) on Thriving as a Consultant in the Age of AI
davidcarrasco
0
37
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
359
30k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
1.1k
Designing for Performance
lara
610
69k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
66k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.5k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Transcript
手を動かさないインシデント対応 自動化で迅速・正確な運用を目指す PagerDuty Product Evangelist Kazuto Kusama @jacopen
Kazuto Kusama @jacopen Product Evangelist @PagerDuty Japan Organizer @Platform Engineering
Meetup Founder @Cloud Native Innovators Association
のほうから来ました
1. 検知 2. トリアージ 3. 動員 4. 協⼒/解決 5. 学習/予防
ライフサイクル全体を通して、インシデントの状況をリアルタイムで可視化 インシデントを特定 ⾃動処理 運⽤改善のための 知⾒を提供 最適な担当者に通知 迅速な解決を⽀援 あらゆるツールから イベントを受信 架電、 SMS、メール Appプッシュ通知、チャット ⾃動エスカレーション スケジュール管理 診断‧修復作業の⾃動化 チーム内外と円滑に連携 クラウド コンテナ マイクロサービス ネットワーク アプリ‧サービス セキュリティ データベース サーバー ソーシャル PagerDuty Operations Cloud インシデントをより早く‧少ないリソースで解決 / 将来のインシデントを未然に防ぐ 担当者が最適な 通知⽅法を選択 対応履歴 MTTA/MTTR 分析 担当者の負荷状況 ポストモーテム 解決のヒントを提⽰ • 過去の類似インシデント • 直近の構成/コード変更 ...etc. 80%-99% ノイズ削減 700+ Integrations
こういう話をよくする 最近PagerDutyに 転職したんですよー おー、使ってますよ! 良いサービスですよね
こういう話をよくする 最近PagerDutyに 転職したんですよー あんまり 見たくはないけど
あんまり見たくはない サービス
インシデント発生中ってこんな感じ Zzzz
インシデント発生中ってこんな感じ !!! PagerDuty Alert You have one triggered incident on…
インシデント発生中ってこんな感じ CIO 一体 どうなってるんだ! 現状を 教えてください! 今何が起きてるの! スココン スココン アラート
動かない! ユーザー担当 別チーム ユーザー
None
インシデント対応中は色々あぶない • あらゆる方面からプレッシャーがかかる • 通知が荒ぶる • 早く直さなきゃという焦り • 深夜だと頭がまだ回ってない •
そもそも対応する人が1人とは限らない • 知識、経験がバラバラ ⇒ 普段ではやらないようなミスも起きうる ⇒ 二次災害の危険性が高い
そりゃ苦い思い出にもなるわな・・・
少しでも楽にするにはどうすればいいか 今回の本題とは異なりますが、イン シデントコマンダーの元で対応する ようにしましょう。 Developers Summitで登壇した 資料を公開済みなので見てみてく ださい
少しでも楽にするにはどうすればいいか 自動化をしていきましょう
少しでも楽にするにはどうすればいいか イベント の検知 影響範囲 の調査 原因調査 復旧対応 フォロー アップ 作業
作業 作業 作業 作業 作業
少しでも楽にするにはどうすればいいか イベント の検知 影響範囲 の調査 原因調査 復旧対応 フォロー アップ 自動
作業 作業 自動 自動 作業
まずはRunbookを作る まずはRunbook (手順書)を作っておく いきなり自動化に着手するのはおすすめしない • 場当たり的なスクリプトは超危険 • 安易な自動化で二次災害になったケース多数 • まずはWhat
-> Where -> Howを意識した洗い出し • 何を改善するのか (What) • どこに課題があるのか (Where) • どう解決するのか(How)
まずはRunbookを作る 【ステップ 1】Runbookの内容を検討する 1. 最も多く発生するインシデントや業務は何か? 2. その業務における最善の解決策は何か ? 【ステップ2】Runbookを作成する •
シンプルかつ明確な表現を使い、細かい点は省略する • 誰にでも理解しやすい言葉で表現する • 特定のプロセスに沿って具体的に説明する • システムやアプリケーションに変更が生じた際にも対 応できるように、フレキシブルな方法にする ルーティン業務を劇的に改善する 「Runbook(ランブック)」とは?
次に自動化に着手 ちゃんとRunbookを作って運用を回していくと、「あるべ き形」の自動化が見えてくる 例) 時間をかけて社内wikiの情報を探し回る その場しのぎのスクリプトやツールを使う すぐにエスカレーションする システム運用を自動化 ! ランブック自動化のDevOps/SRE環
境におけるメリットや活用法
次に自動化に着手 自動化をすることで • 待ち時間と応答時間の短縮 • 業務の中断やエスカレーション頻度の減少 • 運用品質の向上 などが見込める。 実現方法は色々
• シェルスクリプト • Python • Ansible • Rundeck
次に自動化に着手 問題が起きたときにシンプルな方法で実行できる形を考えていく ChatOpsとの組み合わせも良い選択肢 結果の通知
イベントドリブンの自動化へ • イベントを受け取った時点で自動的に 発動させる • 人間が対応を開始する時には 既に諸々の調査が済んでいる
イベントドリブンの自動化へ Event • Diagnostic ◦ 調査の自動化 • Remediation ◦ 修復の自動化
イベントドリブンの自動化へ Teams 通話 (ZoomもOK) Slack チャンネル (TeamsもOK) JIRAや ServiceNow と連携
必要な環境を自動生成 手作業は少なければ少ないほど良い!
どんなときでも 迅速で正確な運用を していきましょう
None
None