Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
漸進的な変更を支えるフロントエンド設計
Search
jaxx2104
July 30, 2019
Programming
5
2.3k
漸進的な変更を支えるフロントエンド設計
Ginza.js#3
https://ginzajs.connpass.com/event/136794/
jaxx2104
July 30, 2019
Tweet
Share
More Decks by jaxx2104
See All by jaxx2104
Relative CI が気になっている話
jaxx2104
0
520
デザインファイルにおける継続的インテグレーション
jaxx2104
2
460
価値あるフロントエンドデザイン領域開拓
jaxx2104
0
420
Gatsby と Netlify で JAMstack なメディア開発
jaxx2104
0
770
サイレントヒーローを作らない取り組み
jaxx2104
1
180
開発組織のメンバーからリーダーになって
jaxx2104
0
130
Nikuman
jaxx2104
0
440
レガシーなフロントエンド環境で心理的安全性を確保する / RecoChoku Tech Night #08
jaxx2104
0
350
Vue.jsとLambdaの導入
jaxx2104
0
390
Other Decks in Programming
See All in Programming
Claude Code on the Web を超える!? Codex Cloud の実践テク5選
sunagaku
0
550
Agentに至る道 〜なぜLLMは自動でコードを書けるようになったのか〜
mackee
5
1.5k
「10分以内に機能を消せる状態」 の実現のためにやっていること
togishima
1
440
高単価案件で働くための心構え
nullnull
0
140
ゼロダウンタイムでミドルウェアの バージョンアップを実現した手法と課題
wind111
0
160
Stay Hacker 〜九州で生まれ、Perlに出会い、コミュニティで育つ〜
pyama86
2
1.5k
Private APIの呼び出し方
kishikawakatsumi
3
880
レイトレZ世代に捧ぐ、今からレイトレを始めるための小径
ichi_raven
0
350
モビリティSaaSにおけるデータ利活用の発展
nealle
0
370
JEP 496 と JEP 497 から学ぶ耐量子計算機暗号入門 / Learning Post-Quantum Crypto Basics from JEP 496 & 497
mackey0225
2
280
しっかり学ぶ java.lang.*
nagise
1
370
「正規表現をつくる」をつくる / make "make regex"
makenowjust
1
440
Featured
See All Featured
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
46
7.8k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.5k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.9k
Scaling GitHub
holman
463
140k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
249
1.3M
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
54
7.9k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
470k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
73
4.9k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
Transcript
漸進的な変更を支えるフロントエンド設計 漸進的な変更を支えるフロントエンド設計 Ginza.js #3 / Futoshi Iwashita
自己紹介 自己紹介 岩下 太 (@jaxx2104) 株式会社リクルート Front-end engineer
None
飲食業務支援アプリ レストランボード 飲食業務支援アプリ レストランボード
組織診断ツール Geppo 組織診断ツール Geppo
様々なプロダクトに関わってきて 様々なプロダクトに関わってきて
自分が感じるフロントエンドの変化 自分が感じるフロントエンドの変化 一度構築したWEBアプリケーションのフロントエンド アーキテクチャを運用する仕事が増えた。 UIだけでなくデザインモック・テストなど複数環境が より高く求められるようになってきた。 限られたリソース(人、時間、お金)のなかでエンハンス しながらどのようにアプリケーション更新するのかが課題。
みなさんはどうでしょうか みなさんはどうでしょうか
話すこと 話すこと 変化を予測・制御することについて 漸進的な変更を支える設計について 自分がやってみていること
変化を予測・制御するのって難しい 変化を予測・制御するのって難しい ビジネス要件から予期しないスケールの仕方をする 新たな機能ドメインが必要になる 開発体制が1年で10倍くらいに増える 時として設計を見誤ることもある
どうやって向き合っていくか どうやって向き合っていくか
None
Coupling between classes (the points on the perimeter) in a
Big Ball of Mud from an unnamed client project. https://www.thoughtworks.com/insights/blog/microservices- evolutionary-architecture
良さそうな内容をいくつか 良さそうな内容をいくつか 変化が目的通りなのか指標を設ける 再利用と疎結合を見極める 依存管理コストを解消する
自分がやってみていること 自分がやってみていること Vueで構築されたWEBアプリケーションの場合
変化が目的通りなのか指標を設ける 変化が目的通りなのか指標を設ける vue-cli の packages 単位での移行 @vue/babel-preset-app がオススメ 可能なら vue-cli
導入 https://github.com/vuejs/vue-cli/tree/dev/packages/@vue
指標があることのメリット 指標があることのメリット 拡張している差分がわかりやすい 可逆的な判断/対応もしやすい
再利用と疎結合を見極める 再利用と疎結合を見極める 自分で環境を作る場合に必要 粒度感は先程のような packages を 参考にモジュール化することが多い 疎結合のために重複を許容することも必要
こんな感じ こんな感じ package.json
依存管理コストを解消する 依存管理コストを解消する 依存モジュール更新を自動化する renovate や Greenkeeper を使う 疎結合による重複のコストを減らす
更新頻度に対する考え方 更新頻度に対する考え方 開発者のコードがライブラリを呼び出す ライブラリは必要になったら更新 フレームワークは開発者のコードを呼び出す フレームワークは積極的に依存を更新 https://martinfowler.com/bliki/InversionOfControl.html
renovate の場合 renovate の場合 renovate.json
まとめ まとめ 指標を設けることで拡張した差分がわかりやすい 再利用と疎結合を見極め、時には重複を許容する フレームワークは自動化で積極的に依存解消する
ここでは紹介しませんでしたが以下のトピックも 面白いので読んでない人はおすすめです。 テスト、CI、機能トグル 落とし穴やアンチパターン 組織構造とアーキテクチャ
ありがとうございました ありがとうございました