かつての私は「自我を出さず、言われた通りに働くこと」が正解だと思っていました。手順通り・期限内に終わらせることだけを考え、意見の主張はもってのほか。とにかく目の前の作業を捌くことだけが私の仕事でした。そんな仕事観の背景には、小さなころからの「やっても無駄」という学習性無力感と、「自分なんて…」という自己否定があったのかもしれません。
この学習性無力感と自己否定から生まれる「冷笑(シニシズム)」は、自分を守る盾となってくれましたが、同時に自分の可能性を狭める「呪いの装備」でもありました。
そんな私が、アジャイルコミュニティという世界に飛び込み、衝撃を受けます。そこで出会う「すごい人たち」は、一歩ずつの積み重ね(経験主義)の中にいること。自分の頑張りを認めることが他者への尊敬の第一歩になるということ。そしてコミュニティの仲間に背中を押され、私はついに「ここで変わらなきゃ一生変われない」と、このプロポーザルを出す決意をしました。
本セッションでは、冷笑という呪いの装備を捨て、「まずはやってみる」という経験主義から得たマインドセットを武器に、自分や仕事への向き合い方をどう変えていったのかをお話しします。
「やっても無駄」「自分なんて」とブレーキをかけてしまうすべての方へ。自信を身につけることを目指すのではなく、まずは自分を縛っている「冷笑」をやめてみること。 不完全な意見を恐れず場に晒し、納得がいかなくてもまずは「実験」として乗っかってみる。その積み重ねが、自分自身の動きやすさ(自律性)に繋がっていくということを私の等身大の変化を通してお伝えします。