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AIに "賭ける": LayerX の AI エージェント基盤と活用最前線 / Building an AI Agent Platform at LayerX

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Hokuto Hoshi

June 26, 2026

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  1. © LayerX Inc. AI に"賭ける": LayerX の AI エージェント基盤と活⽤最前線 Hokuto

    Hoshi ([email protected]) CISO, VP of Engineering (Bakuraku Div), LayerX Inc. 2026/06/26 AWS Summit Tokyo 2026
  2. © LayerX Inc. 2 l 株式会社 LayerX 執⾏役員 CISO 兼

    バクラク事業部 VP of Engineering l コーポレートエンジニアリング室 室⻑, CTO 室 室⻑, バクラク事業部 PlatformEngineering 部 SRE グループマネージャーを兼任 l 2024年1⽉にLayerX⼊社 前職ではセキュリティエンジニア、SRE、 コーポレートエンジニア、海外本社出向などを経て 2023年に CTO 兼 CISO 星 北⽃ (HOSHI, Hokuto) / @kani_b
  3. 5 © LayerX Inc. 「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、 複合的な事業を通して ⽇本の社会課題を解決し、AIの⼒で⼈々の創造⼒がより発揮される未来をつくります。 事業紹介 バクラク事業 バックオフィス向け

    AIエージェントサービスを提供 Fintech事業 資産運⽤サービス 「ALTERNA(オルタナ)」を提供 Ai Workforce事業 エンタープライズ向け AIプラットフォームを提供 Security事業 AIエージェントによる ⾃律的なペネトレーションテストを提供
  4. © LayerX Inc. 8 バクラクのAI Agent機能 バクラク債権管理、「⼊⾦消込エージェント」を提供開始。⽇々のログイン 不要で⼊⾦確認から消込まで⾃動化 差し戻しゼロへ。バクラク、AIエージェント「AI申請レビュー」をリリース。 AIが⾃社の規程‧ルールに基づき経費精算申請を即時レビュー

    LayerX、「バクラクAIエージェント」の新機能として「領収書分割エージェン ト」を提供開始 AIエージェント「AI明細仕訳」 をリリース。明細OCR×⽣成AIで、明細⾏が多 い‧毎回取引内容が変わる請求書の処理を⾃動化。 - バクラク バクラク経費精算、AIが申請不備を検知‧指摘する「AI申請レビュー」全ユー ザーへの提供開始 〜9割の企業が抱える「⼿戻り」を解消。設定機能アップデ ートにより、⾃社規定のAI実装が容易に LayerX、「バクラクAIエージェント」の新機能として「AI勤怠初期設定」を提 供開始 AIが就業規則を読み解き、複雑な有給休暇の付与ルールを⾃動提案
  5. © LayerX Inc. 9 「バクラク」のアーキテクチャ概要 素早いプロダクト展開と細かな連携を両⽴するアーキテクチャ 素早いプロダクトのデリバリーと、シー ムレスな連携を両⽴して実現するための システムアーキテクチャを、AWS をはじ

    めとしたクラウド技術により実現。コン テナ‧サーバレス構成を積極的に取り⼊ れ、運⽤コストを最適化しています。 各プロダクトは Microservices として実 装され、フロントエンドが “GraphQL Gateway” を通して各プロダクト‧サー ビスと通信する API Gateway Pattern を 採⽤。全てのプロダクトのスキーマを GraphQL に統⼀することでデータを利⽤ しやすくし、プロダクトをまたいだ⾼速 な開発を実現しています。
  6. © LayerX Inc. 10 l バクラクのサービス開始当初よりほぼ全てのプロダクトを AWS 上で展開 l SRE

    がチームとして横串管理、プロダクト開発チームとともに運⽤する l Amazon ECS, AWS Fargate, AWS Lambda, Amazon Aurora Serverless, Amazon OpenSearch Serverless などサーバレスサービスを積極的に利⽤ l 社内向けのシステムについてもほぼ全てを AWS で展開 l コーポレートエンジニアリング室が横串管理、各事業部 SRE とともに開発 l こちらもサーバレス構成がメイン LayerX と AWS
  7. © LayerX Inc. 11 事業部⾨の開発組織と、横串の技術組織 A B C 機械学習 Platform

    Engineering / SRE バクラク事業部の開発組織 … バクラク Ai Workforce Fintech コーポレートエンジニリング HR, Legal, Finance, PR, etc… 全社事業部体制 Security
  8. © LayerX Inc. 14 l 組織のための活⽤ l 開発環境や開発を⽀えるもの l プロダクトマネジメントを⽀援するもの

    l セールス、サポート、オペレーションなどビジネス領域 l コーポレート (HR, Legal, Finance, PR, CorpIT, etc) l プロダクトのための活⽤ l バクラクは様々な AI エージェントサービスを提供 l Fintech 事業ではプロダクトを⽀える領域で AI エージェントを徹底活⽤ l Ai Workforce はプロダクトのコアに AI を据えた AI プラットフォーム l AgenticSec は AI エージェントによるペネトレーションテストを提供 LayerX と「AI 利活⽤」
  9. © LayerX Inc. 15 l 2023年頃から積極推進、2025年に ⾏動指針をアップデート l Bet Technology

    -> Bet AI l AI に関する取り組みを加速する 経営レベルの強い意思 l プロダクトと会社そのものの両⾯を、 全社で AI Native にアップデートしていく意思決定 l 実⾏の「流れ」をつくることが重要 2025年、Bet Technology から Bet AI へ
  10. © LayerX Inc. 16 l そもそもどう作るのか l 何の上に/何を使って作ってもらうのが良いのか l ⼤統⼀プラットフォームを作るには早すぎる

    l トレンドもどんどん変わる l ⾃由形すぎるとナレッジ共有も進まない l コストマネジメントが難しい l 使い込もうとすると従量課⾦の壁にぶちあたる l セキュリティ l 何をどう守るのか l プロダクト設計 l 課題をどう設定し、設計と実装に落とし込んでいくのか l 話題が多いので今回はお話しません🤭 推進する上での悩み
  11. © LayerX Inc. 17 l そもそもどう作るのか l 何の上に/何を使って作ってもらうのが良いのか l ⼤統⼀プラットフォームを作るには早すぎる

    l トレンドもどんどん変わる l ⾃由形すぎるとナレッジ共有も進まない l コストマネジメントが難しい l 使い込もうとすると従量課⾦の壁にぶちあたる l セキュリティ l 何をどう守るのか l プロダクト設計 l 課題をどう設定し、設計と実装に落とし込んでいくのか l 話題が多いので今回はお話しません🤭 推進する上での悩み
  12. © LayerX Inc. 18 l 2025年初頭は「AI エージェント」についての理解度に差があった (担当業務による濃淡) l そもそも何が

    AI エージェントと呼べるのか? l AI エージェント開発に必要な要素は何なのか? l 実際に開発するためにすべきことは何なのか? l ⽇常的な開発‧仕事からは「とっかかり」を得ることが難しい l 議論や実装を加速するには全員の認識を揃えることが重要と考えた l 全員が AI エージェントに対するベースラインの理解を持つ状態を⽬指す l どう進めようか… l そんな時にリリースされた Amazon Bedrock AgentCore (のプレビュー) l 議論の早い海外のユースケースも取り込みながら作られている l これやん!!! 「AI エージェントづくり」の感覚を全員でつかむ
  13. © LayerX Inc. 19 l 全エンジニア (事業部問わず) の時間を1⽇ブロックして開催 l 個々の学習環境を提供

    l 座学‧ハンズオン形式の講義 l AI エージェントに必要な要素 (定義, Tool/ReAct など) l AI エージェントと通常の Web アプリケーションの違い l アーキテクチャ上の違いはそこまで⼤きくない (⼤事) l AI エージェントの作り⽅ l Agent Framework, MCP, Memory, Eval などの要素 l デプロイや認証認可、セキュリティ l 社内ハッカソン l 社内ツールへの接続⽤ tool は運営側であらかじめ開発 AI エージェント祭の開催
  14. © LayerX Inc. 20 l 「実際に作る」体験をもって、全社で具体議論が加速 l ハッカソンで実際に作ったものも⼿元にある l 社内開発や利⽤の増加

    l デプロイ需要も増加 l 外部発信の増加 l AI Agent ブログリレーを開始 l 55⽇続いた l 気になる⽅は https://tech.layerx.co.jp/ へ! l AWS のみなさまに全⾯協⼒いただきました l 本当にありがとうございました!!!! l 初速がついたので次のフェーズへ AI エージェント祭の効果
  15. © LayerX Inc. 21 l そもそもどう作るのか l 何の上に/何を使って作ってもらうのが良いのか l ⼤統⼀プラットフォームを作るには早すぎる

    l トレンドもどんどん変わる l ⾃由形すぎるとナレッジ共有も進まない l コストマネジメントが難しい l 使い込むにつれて顕在化する l セキュリティ l 何をどう守るのか l 「⾃由すぎる」環境での推進と統制の両⽴は⾮常に困難 l プロダクト設計 l 課題をどう設定し、設計と実装に落とし込んでいくのか l 話題が多いので今回はお話しません🤭 推進する上での悩み
  16. © LayerX Inc. 22 l 社員が AI に全⼒できる環境に投資をする l 中央集権的なコントロールは⼀部を⾏い、それ以外は「良い意味で諦める」

    l 「まず使う」ことから始める。コストコントロールは次の段階 l 「絶対にまずい場所」を重点的に守り、他領域は⼀定のリスクを (段階的に) 受容する l お客様からお預かりしている情報は「絶対にまずい場所」の⼀つなので、 最⼤限コントロールできる場所のみで扱う l 例: 環境や規約がきちんと定められた API を、制御されたアカウントで l ソースコードなど「漏れても我々だけが泣く場所」は、⼀定のラインを設けて受容 l 会社⽅針として掲げた “Bet AI” に賭け (Bet) ることにした l 進化に対して、もたついていることが最⼤のリスク 考え⽅を決める
  17. © LayerX Inc. 23 l 「基盤」といっても⼀つのプラットフォームではない l 同時に複数以上のチームがエージェント開発に取り組んでいる l 進化が⾼速であり、⼀つのプラットフォームを作ったところで全てカバーできない

    l 複数のソフトウェア、サービスの組み合わせの結果 l 共⽤できるものは積極的に共⽤するが、強制はしないポリシー l 進化のスピードからすれば、⼿を動かし正解を作っていくことこそが最適 l 課題に対して何を選び、どんなものを作っているのか、社内の取り組みをご紹介します AI エージェント基盤
  18. © LayerX Inc. 25 l セルフホスト可能なプラットフォームを⾃社環境に展開して利⽤できるように l グローバルにおけるユースケースが取り込まれており進化に乗りやすい l 外部送信などのリスクについても判断がつき、コントロール可能な範囲に留めやすい

    l アプリケーション全体を SSO 基盤を利⽤した認証プロキシで保護 l モデル利⽤も API に集約できる l 「まず使われる」スタイルを構築したうえで⾦銭投資を判断することができる l ⾃由さと統制の両⽴ l ガードレールを作り、その中で⾃由に組み⽴てられるようにする 「すぐ使えるもの」をつくる - プラットフォームの展開と開発
  19. © LayerX Inc. 26 l 少数のチームによる運⽤ l バクラク事業における SRE は4名、コーポレートエンジニア

    (開発) は2名 l アプリケーションの管理運⽤にかかる⼿間を可能な限り減らす l デプロイ先は Amazon ECS, AWS Fargate, AWS Lambda, Amazon Bedrock AgentCore l データベースが必要なものは Amazon Aurora Serverless l 検索基盤としての Amazon OpenSearch Serverless, Amazon S3 Vectors l ファイルストレージが必要なものは Amazon EFS l いわゆる「インフラ障害」に悩まされることは運⽤実績上ほぼなし l プロダクトにおける技術選定を社内基盤にも持ち込んでいる l プロダクトエンジニアとコーポレートエンジニアによる協働がしやすい ベース設計: サーバレスサービスの活⽤
  20. © LayerX Inc. 27 l 社内インフラとプロダクトインフラはそれぞれ集約された monorepo で管理 l 社内インフラは

    CorpEn、プロダクトインフラは各事業の SRE がコードオーナー l 管理対象で分離せず、多くのものを monorepo に集めている l Terraform による AWS などのクラウド構成 l 社内アプリケーション、エージェント l IdP における権限管理 l monorepo によるメリット l シンプルに AI Coding における恩恵を受けやすい (コンテクスト集約) l 「他のアプリを読んで、同じ設計で、デプロイするアプリケーションは違うものを…」 l リポジトリにおけるポリシーの統⼀がしやすい l ⼈間の注意を集約できる l 地味に重要 集約された monorepo における管理
  21. © LayerX Inc. 28 l モデルプロバイダとしては (ある場合) ファーストチョイスにしている l 会社としてのメリット

    l 通信が AWS 内で完結する l プロダクト、社内システムが AWS に展開されており有利 l AWS IAM が使える l プロダクトごと、ユーザごとの制御が容易 l 多様なモデルがシームレスに使える l 代表的な FM に⽐べ安価なもの、性能で優位なものもある l Kimi, Gemma, Cohere などを⽤途に応じて利⽤ Amazon Bedrock の活⽤
  22. © LayerX Inc. 29 l AI ワークフロープラットフォーム l エージェント開発にも利⽤が可能 l

    エンジニアでない社員の利⽤も多い l ドキュメント、システム連携などは エンジニアがサポート n8n
  23. © LayerX Inc. 30 l 社内開発されている AI エージェントクライアント (Electron) l

    社内システム (Slack, Notion, Google Workspace など) の MCP サーバを統合し、エージェントから の操作や通知を⼀元化 l エージェントへの外部記憶、ガードレール、タスクのスケジュール化などを統合 Shepherd: 社内向けローカル MCP サーバ
  24. © LayerX Inc. 32 l 社内ユースケースにビルトインされた影響は⾮常に⼤きい l 繰り返しタスクを⾃然⾔語で作って⾃動実⾏できる機能など、 社内のユースケースを拾い上げながら⾼速に改善されていることも⼤きなメリット l

    セキュリティの⾯でも必要なガードレールを標準で付加 l 全社全職種で利⽤されている l エンジニア以外の職種のほうが利⽤頻度が⾼い l 実際の利⽤例 l 毎⽇、⾃分が参加した Slack Thread を巡回して⾃動でタスク登録 l 分析業務の事前作業などをあらかじめ実⾏しておく l GAS などのアプリ開発 l 繰り返し、共有したいものなどはアプリ化されることが増えている l 複数データソース (Slack, Notion, Google Drive など) を横断した情報収集 Shepherd のインパクト
  25. © LayerX Inc. 33 l n8n, Shepherd などの利⽤増加によりコストが急上昇 l モデルアクセスのための鍵管理の課題もあった

    l LLM 利⽤時の統⼀ゲートウェイとして LiteLLM を導⼊ l エンドポイントに対するプロキシとして振る舞う l バーチャルキーの概念を持ち、⼀つの認証で複数のプロバイダに対応 l Amazon Bedrock, OpenAI Platform など l コスト計算と上限 (Budget) の設定が可能 l 複数エンドポイントを合算できる LLM ゲートウェイ (LiteLLM)
  26. © LayerX Inc. 34 l 全社から利⽤する LLM ゲートウェイになるため可⽤性が重要 l 極⼒

    AWS をネイティブに使い運⽤負荷を下げながら可⽤性を保つ LiteLLM のデプロイ Application Load Balancer (ALB) Amazon ECS Amazon ElastiCache (Valkey) Amazon Aurora Serverless (MySQL) Amazon Bedrock 他モデルプロバイダ
  27. © LayerX Inc. 35 l 社内 IdP との連携などの機能を開発 l 設定したコスト上限を⽇次でフィードバック

    l 使ったモデルの費⽤、個⼈に割り当てられた予算との対⽐がわかる l ⾃分の仕事とコストを⽐較することで、AI を使う上でのコスト感覚を養える LiteLLM を中⼼としたモデル利⽤基盤
  28. © LayerX Inc. 37 1. ユーザーからの操作や外部イベント起点で、エージェントループの状態管理を⾏うワークフローを起動し ループ処理を開始 2. ループ内での LLM

    ツール実⾏は⾮同期ジョブキューに委譲され、 ロングランニングタスクやエラータスクの再実⾏も可能 3. ループ処理だけでなくタイマーやユーザーシグナルでの割り込みにも反応、インタラクティブな振る舞いが可能 (ベーシックな) エージェントのアーキテクチャ
  29. © LayerX Inc. 38 l ループ実⾏が⻑時間 (数分~数⼗分) 動くようなタスクになりやすい l LLM

    による処理 l ツールを実⾏し、結果を待つ l ⼈間による判断を待つ l etc… l 処理が中断されたり、再開されるようなことも多い l 従来のように「プログラムを実⾏したまま」待つにはコストが⾼い l エージェントの動きをワークフローのように捉え、確実に完了するための基盤が必要 エージェントを動かす環境の課題
  30. © LayerX Inc. 39 l ⻑期実⾏が必要なワークフローを AWS Lambda のコンテキストの中だけで実装できる l

    これまで AWS Step Functions + AWS Lambda などが必要だった部分 l AI エージェントを開発するうえでも、フルセットが必要なく、ワークフローに落とし込みやすいケ ースが多く存在する l Amazon Bedrock AgentCore を内部的に呼び出すといった形でも使える l HITL を含む Agentic な処理を実装するために利⽤ l AWS ビルトインであり、インフラ管理不要かつ Lambda Function の開発ノウハウが使えることも 良いポイント l 主に社内システム向けに利⽤ AWS Lambda Durable Functions
  31. © LayerX Inc. 40 l AI エージェント向けのワークフロープラットフォーム l コントロールプレーンとワーカーが分離されており、ワーカーはセルフホスト可能 l

    コントロールプレーンはマネージド l AWS Lambda Durable Functions に近いが、ワーカーのセルフホストやリトライ時の挙動、 デバッグに必要な機能などに差異がある l Vercel AI SDK と統合されており TypeScript で書ける l バクラクに統合するような機能で利⽤ Temporal Workflow
  32. © LayerX Inc. 41 l 継続的にプロダクト運⽤をする上で、精度評価は重要 l エージェントの仕事でユーザーの課題は解決されているか? l システムやプロンプトの変更が、きちんと改善につながっているのか?

    l ある改善が、他の影響を及ぼしたりしていないか? l プロンプトのバージョン管理など、 LLM の使いかたをうまく管理していく必要もある エージェントを改善し続けるための課題
  33. © LayerX Inc. 42 l LLM エンジニアリングプラットフォーム l プロンプトマネジメント、評価、テストのために利⽤ l

    バックエンドとして利⽤される ClickHouse などを含め⾃社運⽤ l AWS Fargate で全て稼働中 Langfuse https://speakerdeck.com/yuu26/20250808-yurusre https://speakerdeck.com/onsd/llms-for-small- tasks-and-accuracy-evaluation
  34. © LayerX Inc. 45 l Notion や営業資料、プロダクトドキュメントを元に質問に回答してくれる Slack Bot l

    メモリ層も持ちフィードバックによる学習を⾏う l 社内ドキュメントをデータベース化し、Amazon S3 Vectors にアップロード -> Amazon Bedrock Knowledge Bases で利⽤ l 特に営業の現場で多く使われている l n8n で実装 社内ヘルプデスク (Alex Mentor)
  35. © LayerX Inc. 46 l toB 事業では避けては通れないチェックシートの課題 l ボリュームの多さ l

    1つの記⼊のために30分〜多いもので数時間かかる l 各社独⾃フォーマットが存在 l 主に Excel を使った多様なフォーマット l 統⼀のためのサービスやシートも存在するが、リスク評価のための 着眼点が各社異なるため、簡単な統⼀は困難 l セキュリティ担当が記⼊を⾏う l プロダクト仕様に関するものなど広いカバレッジが求められる l より広く多くのお客様にサービスをお使いいただくためにも、素早い対応が必要 セキュリティチェックシートエージェント
  36. © LayerX Inc. 47 l Google Drive にアップロードされたシートを分析し、過去の回答を踏まえた⽂章を⽣成 l ⽣成した⽂章を担当者がレビューし、承認/訂正を完了後に記⼊済みファイルを⾃動⽣成

    l シートのうち7~8割は訂正なしで回答できている l エージェントは AWS Lambda Durable Functions 上で実⾏ セキュリティチェックシートエージェント
  37. © LayerX Inc. 49 l バックオフィス業務のサポートエージェント l プロダクトとして社外提供 l 従業員からの質問に対応

    l 社内問い合わせへの⾃動回答 l 問い合わせへの担当者割り当て l マニュアルの更新 l Temporal Workflow で実⾏、 プロンプトチューニングなどを細かく実施 ヘルプデスクエージェント
  38. © LayerX Inc. 51 l ⽣成 AI によって、「つくる」ハードルが⼤幅に下がった l 必要な技術基盤に投資し、ガードレールをつくることで、加速できる

    l 技術的に⾒たときに、AI エージェントそのものの技術要素は、突拍⼦もないものではない l 実⾏環境、ワークフロー、フィードバックと評価、etc… l まず⼿を動かしてみて作り、ユースケースを設計に変換する感覚を養うことが重要 l エージェントネイティブな業務プロセスへの再設計をしていく l つまり、実際にやるべきことはこれまでに培ってきたプロダクト開発に近い l 課題を知り、定義し、ものをつくり、届け、フィードバックを得て、改善する l AWS にはだいたい必要なものは揃っており、あとは選択の問題 振り返ってみての学び
  39. © LayerX Inc. 52 l LayerX がエージェント開発に全社で全⼒を注げるようになるまでの、 社内外における基盤づくりと実際の活⽤例をご紹介しました l 今⽇ご紹介したもの以外にも、たくさんのコンポーネントや活⽤例があります

    l 社外発信が⾮常に多いのでぜひご覧ください l より具体のケースや触れなかったトピックについて興味があれば、ぜひお声がけください l みんなで⼤ AI 時代を楽しみましょう まとめ