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AWS Support のススメ- AWS パートナー企業のテクサポの中の人目線 -

AWS Support のススメ- AWS パートナー企業のテクサポの中の人目線 -

2024年7月29日に開催された AWS Startup Meetup 大阪 ReBoot でお話しした際に使用したスライドです。
スタートアップ向けのイベントということもあり、「デベロッパー」プランや「ビジネス」プランを中心に解説するとともに、有償プランの「デベロッパー」プラン特有の注意点や、有償プラン全般にわたる注意点についてを解説しています。
また、マルチアカウント時代特有の注意点についても触れていますので、ご参考となれば幸いです。

kazzpapa3

July 29, 2024
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Transcript

  1. AWS Support のススメ - AWS パートナー企業のテクサポの中の⼈⽬線 - [AWS Startup Meetup

    ⼤阪 ReBoot] 株式会社サーバーワークス 市野 和明(JAWS-UG 神⼾) 2024-07-29
  2. 4 はじめまして 名前︓市野 和明(いちの かずあき) 所属︓株式会社サーバーワークス マネージドサクセス部 テクニカルサポート課 好きな AWS

    サービス︓ AWS CLI (テクサポとして) 嫌いな AWS サービス︓ Amazon FSx for Windows 趣味︓ミクが好き、酒を飲む @kazzpapa3
  3. 5 テクサポの中の⼈としての 恨みつらみ ベストプラクティス 以前、JAWS-UG 北陸新幹線 で登壇した際の資料が AWS テクニカルサポート内でプチバズりしたそうなのです。 私が普段サポート業務やってて思う、恨みつらみ

    もっとこうすればいいのに って思いを書いていますので、AWS に限らずなんらかのサポートに問い合わせ をするロールの⽅は⼀読いただけると嬉しいです。
  4. 21 昨今のベストプラクティス ⼤昔、単⼀の AWS アカウント内に VPC を分離して、 開発環境、本番環境などの環境を同居させて管理する⼿法が⼀般的でした AWS Cloud

    Virtual private cloud (VPC) Private subnet Public subnet Virtual private cloud (VPC) Private subnet Public subnet Virtual private cloud (VPC) Private subnet Public subnet Develop env. Staging env. Production env.
  5. 22 昨今のベストプラクティス ⼤昔、単⼀の AWS アカウント内に VPC を分離して、 開発環境、本番環境などの環境を同居させて管理する⼿法が⼀般的でした ただ、現在では、AWS アカウント⾃体を⽤途別に分離し管理する

    マルチアカウントが推奨されています。 AWS Cloud Virtual private cloud (VPC) Private subnet Public subnet Develop account AWS Cloud Virtual private cloud (VPC) Private subnet Public subnet Staging account AWS Cloud Virtual private cloud (VPC) Private subnet Public subnet Production account
  6. 33 対応していてよく⾒かける光景 本番アカウント、開発アカウントの2つを保有している 本番アカウント内で AWS 起因と⾒られる障害が発⽣している 同様の構成をとっている開発アカウントでは事象が再現しない 本番アカウントで発⽣していることを問い合わせできない 開発アカウントでは事象の再現ができないため 開発アカウントのリソースとしても問い合わせもできない

    そもそも論、双⽅のアカウントの物理基盤が違う、物理的な AZ が異なる ことが考えられ、双⽅のアカウントの条件が異なる可能性は⼤きい 同じように⾒えるエラーが異なる要因が原因である可能性は否定できない この状況で、開発アカウントでのみ 「デベロッパー」プランを契約していた場合
  7. 42 好きな AWS サービスに AWS Support を挙げていないものの AWS のサポートエンジニアはマジ神 通常の緊急度程度では、しっかり調査して、

    極⼒、⼀回の回答で課題解決を⽬指す返答をもらえているなぁと、いう印象 ただし、「ビジネス/ミッションクリティカルなシステムのダウン」などの 最上位の緊急度を選択すると⼀気に豹変
  8. 43 好きな AWS サービスに AWS Support を挙げていないものの AWS のサポートエンジニアはマジ神 通常の緊急度程度では、しっかり調査して、

    極⼒、⼀回の回答で課題解決を⽬指す返答をもらえているなぁと、いう印象 ただし、「ビジネス/ミッションクリティカルなシステムのダウン」などの 最上位の緊急度を選択すると⼀気に豹変 〇〇はどうでしょう︖
  9. 44 好きな AWS サービスに AWS Support を挙げていないものの AWS のサポートエンジニアはマジ神 通常の緊急度程度では、しっかり調査して、

    極⼒、⼀回の回答で課題解決を⽬指す返答をもらえているなぁと、いう印象 ただし、「ビジネス/ミッションクリティカルなシステムのダウン」などの 最上位の緊急度を選択すると⼀気に豹変 〇〇はどうでしょう︖ △△のログ提供を︕
  10. 45 好きな AWS サービスに AWS Support を挙げていないものの AWS のサポートエンジニアはマジ神 通常の緊急度程度では、しっかり調査して、

    極⼒、⼀回の回答で課題解決を⽬指す返答をもらえているなぁと、いう印象 ただし、「ビジネス/ミッションクリティカルなシステムのダウン」などの 最上位の緊急度を選択すると⼀気に豹変 〇〇はどうでしょう︖ △△のログ提供を︕ □□をお試しください︕
  11. 46 好きな AWS サービスに AWS Support を挙げていないものの AWS のサポートエンジニアはマジ神 通常の緊急度程度では、しっかり調査して、

    極⼒、⼀回の回答で課題解決を⽬指す返答をもらえているなぁと、いう印象 ただし、「ビジネス/ミッションクリティカルなシステムのダウン」などの 最上位の緊急度を選択すると⼀気に豹変 〇〇はどうでしょう︖ △△のログ提供を︕ □□をお試しください︕ 上記のように考えられる可能性・観点が⽮継ぎ早に⾶んでくる その連絡に圧倒されて、問い合わせ者側でもそれ相応の対応速度が求められる ただ、考えられる観点を、おそらく優先順位をつけて案内くれるので ビジネスの復旧速度は半端ない
  12. 48 クラウドに合わせた設計を そもそもホワイトペーパーで Design for failure と⾔っている “Everything fails all

    the time.” – Werner Vogels Design for failure - Running Containerized Microservices on AWS https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/running-containerized-microservices/design-for-failure.html
  13. 49 クラウドに合わせた設計を そもそもホワイトペーパーで Design for failure と⾔っている “Everything fails all

    the time.” – Werner Vogels 障害が起こり得ない、起こるはずはない、起こってもらっては困る という考えを捨てる Design for failure - Running Containerized Microservices on AWS https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/running-containerized-microservices/design-for-failure.html
  14. 50 クラウドに合わせた設計を そもそもホワイトペーパーで Design for failure と⾔っている “Everything fails all

    the time.” – Werner Vogels 障害が起こり得ない、起こるはずはない、起こってもらっては困る という考えを捨てる 事象発⽣時、影響を受けているリソースを捨て、 新たなリソースを作ることで速やかな復旧ができる設計をする。 Design for failure - Running Containerized Microservices on AWS https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/running-containerized-microservices/design-for-failure.html
  15. 52 ⼀定数いただくお問い合わせ インスタンスステータスチェックで、 「StatusCheckFailed_System」が起こったのはなぜか︖ AWS として、この問題を引き起こさない具体的な改善策を提⽰してほしい インスタンスの retirement を知らせる通知が来た 期⽇の延期をしてほしい

    そもそも、retirement が起きないようにしてほしい Status checks for Amazon EC2 instances https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/monitoring-system-instance-status-check.html Instance retirement https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-retirement.html