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SREには開発組織全体で向き合う

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December 16, 2025

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  1. 自己紹介 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. - 所属:

    株式会社スリーシェイク - 仕事: マネージャー・エンジニア - 所在: 岩手県某所 - 今年は雪が多くなりそうな予感がしています 永瀬 滉平 (@koh_naga)
  2. Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 会社名 株式会社スリーシェイク 設立日

    2015/1/15 Mission: インフラをシンプルにして イノベーションが起こりやすい世界を作る 3 About US Vision: 労苦〈Toil〉を無くすサービスを適正な価格で提供し続ける Value: エンジニアリングレイヤーに横たわる人、手法、ツールが サイロ化されて労苦が発生しているプロセスをシンプルにし サービス機能開発に集中できるソリューション (SRE、DevSecOps、DataOps、HROps)を提供する 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 0 50 100 従業員: 200名over Engineer 60% 所在地 東京都中央区銀座8丁目21番1号    住友不動産汐留浜離宮ビル7F  代表者 代表取締役社長 吉田 拓真 沿革 2021年1月 JAFCOから総額5億円の資金調達 2022年8月 自動脆弱性診断ツール「Securify Scan」をリ リース。JAFCO、MUCAPから総額8.48億円の資金調達 2025年9月29日 新オフィスに移転 Googleクラウド・AWSの両方のエンジニアリングに強みを持つ (2024年8月に国内2例目の、GoogleCloudのDevOpsスペシャライゼーションを取得) Google Cloud×SRE / GenAIにおいて、スリーシェイクは国内トップパートナー
  3. SREを主軸にクラウドネイティブ化/エンジニアリング内製化を支援 SRE/DevOps SecOps BizOps HR ・SRE総合支援からセキュリティ対 策を全方位支援 ・Geminiを用いた生成AIの活用支援 ・ワンストップで脆弱性診断を行う セキュリティ対策SaaS

    ・クラウド型ETL/データパイプ ラインSaaSの決定版 ・あらゆるSaaSをノーコードで連携 ・ハイスキルフリーランスエンジニ ア紹介エージェント IT内製化 / 高度化 クラウドネイティブ化 モダナイゼーション ITアジリティ向上
  4. SREを主軸にクラウドネイティブ化/エンジニアリング内製化を支援 SRE/DevOps SecOps BizOps HR ・SRE総合支援からセキュリティ対 策を全方位支援 ・Geminiを用いた生成AIの活用支援 ・ワンストップで脆弱性診断を行う セキュリティ対策SaaS

    ・クラウド型ETL/データパイプ ラインSaaSの決定版 ・あらゆるSaaSをノーコードで連携 ・ハイスキルフリーランスエンジニ ア紹介エージェント IT内製化 / 高度化 クラウドネイティブ化 モダナイゼーション ITアジリティ向上 Sreake事業でSREに関するコンサルを実施している中で感じた難しさを共有し、 そこから得られた SRE的なムーブメントの定着で大事なことをお話したいと思います。
  5. 何があった? 私が行なっていたコンサル業務では以下のような状況があった • ミッションも見直してインフラチームではなく SREチームを立ち上げたものの、 今までのようにインフラ作業担当に終始している • 業務が逼迫していて SLO/SLI、トイル削減といったいわゆる SRE的な業務内容に取り組めていない

    • チームメンバーも依頼に対して言われた作業を行うに終始しており、ビジネス観点から意義のある仕事になっ ているかが懐疑的 状況打破とともに、開発生産性向上や全社的な課題解決に取り組ん でいく術を模索していく
  6. どうもつながっている気がする・・・ ミッションも見直してインフラチームではなく SREチームを立ち上げたものの、 今までのようにインフラ作業担当に終始している 業務が逼迫していて SLO/SLI、トイル削減といったいわゆる SRE的な業務内容に取り組めていない チームメンバーも依頼に対して言われた作業を行うに終始しており、ビジネス観点から意義のある仕事になっている かが懐疑的 •

    部門横断化したため全プロダクトチームから業務依頼が発生する • BIシステムや各種ツール管理などプロダクト開発業務以外が集約しやすくなってし まった • 発生する作業がどこに端を発していて、どのような課題を解決するかの理解が十 分でないまま業務に当たっている
  7. どうもつながっている気がする・・・ ミッションも見直してインフラチームではなく SREチームを立ち上げたものの、 今までのようにインフラ作業担当に終始している 業務が逼迫していて SLO/SLI、トイル削減といったいわゆる SRE的な業務内容に取り組めていない チームメンバーも依頼に対して言われた作業を行うに終始しており、ビジネス観点から意義のある仕事になっている かが懐疑的 •

    部門横断化したため全プロダクトチームから業務依頼が発生する • BIシステムや各種ツール管理などプロダクト開発業務以外が集約しやすくなってし まった • 発生する作業がどこに端を発していて、どのような課題を解決するかの理解が十 分でないまま業務に当たっている 業務量の増加 プロダクトチームとSREチームのサイロ化
  8. プロダクトチームとSREチームのサイロ化 課題感(再掲) • お互いのチームが状況を把握できておらず、互いを慮りながらの仕事になっていない • 発生する作業がどこに端を発していて、どのような課題を解決するかの理解が十分でないまま業務に当たっ ている まずはコミュニケーションをコンスタントに取れている状態を作りたい! SREチームもプロダクトチームの MTGに参加して、口頭で依頼をもらったり、案件があれば冒頭から入ってアー

    キの妥当性を一緒に考える。 プロダクトチーム: xx機能追加に着手します! SREチーム: アーキテクト的にはaaをbbのようにする方がいいと思います! プロダクトチーム: 開発でhogehogeという問題があるのでインフラでこういう 変更をお願いしたいです SREチーム: 了解です、持ち帰って相談してみます!
  9. 稼働逼迫の軽減 課題感(再掲) • SREチームもプロダクトチームも稼働が逼迫 前段のコミュニケーションの中から、費用対効果が高そうな自動化や業務効率化の芽を見つけて SREチームで 対応する。 注意:プロダクトチームもタスクやインプットが増えることで認知負荷が高くなるのは避けたいと思うので、自動化 にしてもプロダクトチームに使ってもらうというものではなく、 SREチームが依頼を楽に捌けるようにというコンセ

    プトで始めるなどの配慮が必要 互いに敵だと思われたり、自分たちの負荷を増やしてくる人たちだと思われると辛い 環境変数の変更依頼が多いから、まずはここをプロダクトチーム内で完結できる仕組み 作りをしよう。 ECSタスク・サービス作成は大体触るパラメータが固定化してきたから、テンプレート 化して手順少なく作れるようにしよう。