Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
はじめてのアクセシビリティ実践記
Search
LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
PRO
October 15, 2024
Technology
2
94
はじめてのアクセシビリティ実践記
「アクセシビリティLT会 #2 with Mix Leap Study」の登壇資料です
LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
PRO
October 15, 2024
Tweet
Share
More Decks by LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
See All by LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
EthernetベースのGPUクラスタ導入による学びと展望
lycorptech_jp
PRO
0
420
LY Accessibility Guidelines @fukuoka_a11yconf_前夜祭
lycorptech_jp
PRO
1
130
Yahoo! JAPANトップページにおけるマイクロフロントエンド - 大規模組織におけるFE開発を加速させるには
lycorptech_jp
PRO
0
1.7k
エンジニアの草の根活動のその先へ LINEギフトのアクセシビリティにおける ネクストアクション
lycorptech_jp
PRO
0
110
LINEヤフー株式会社における音声言語情報処理AI研究開発@SP/SLP研究会 2024.10.22
lycorptech_jp
PRO
3
370
DETECLAP: Enhancing Audio-Visual Representation Learning with Object Information (Technical seminar on acoustic scene and event analysis)
lycorptech_jp
PRO
1
38
Language-based Audio Moment Retrieval (Technical seminar on acoustic scene and event analysis)
lycorptech_jp
PRO
0
39
Lighthouse: A User-friendly Library for Reproducible Video Moment Retrieval and Highlight Detection (Technical seminar on acoustic scene and event analysis)
lycorptech_jp
PRO
0
32
LeSSに潜む「隠れWF病」とその処方箋
lycorptech_jp
PRO
2
180
Other Decks in Technology
See All in Technology
Entra ID の基礎(Japan Microsoft 365 コミュニティ カンファレンス 2024)
murachiakira
3
2.1k
共創するアーキテクチャ ~チーム全体で築く持続可能な開発エコシステム~ / Co-Creating Architecture - A Sustainable Development Ecosystem Built by the Entire Team
bitkey
PRO
1
3.9k
セキュリティベンダー/ユーザー双方の視点で語る、 Attack Surface Managementの実践 - Finatextパート / cloudnative-architecture-of-asm
stajima
0
2.6k
Nutanixにいらっしゃいませ。Moveと仮想マシン移行のポイント紹介
shadowhat
0
240
今はまだ小さい東京ガス内製開発チームが、これからもKubernetesと共に歩み続けるために
yussugi
3
520
AWS re:Invent 2024 予選落ちのBedrockアプデをまとめて解説!
minorun365
PRO
2
230
ファインディの4年にわたる技術的負債の返済 / Repaying 4 Years of Technical Debt at Findy
ma3tk
1
400
ONNX推論クレートの比較と実装奮闘記
emergent
0
260
SLMをエッジAIとして検証してみて分かったこと
iotcomjpadmin
0
300
241130紅白ぺぱ合戦LT「編集の技術」
toya524287
5
560
レガシーシステムへのDatadog APM導入奮闘記
mtakeya4062
0
130
累計2500万着電を支える大規模 電話自動応答サービスのアーキテクチャ / Architecture of a Large-Scale Automated Phone Response Service Supporting 25 Million Cumulative Calls
ymachida
8
4.3k
Featured
See All Featured
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.4k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9.1k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
169
14k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
27
2.1k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
4
150
A Tale of Four Properties
chriscoyier
156
23k
A better future with KSS
kneath
238
17k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.3k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5k
Transcript
© LY Corporation LINEヤフー株式会社 コマースカンパニー ショッピング統括本部 尾崎勇一 はじめての アクセシビリティ実践記
© LY Corporation 尾崎勇一 LINEヤフー株式会社 コマースカンパニー ショッピング統括本部 2 2022年1月に旧ヤフーに中途入社 Yahoo!ショッピングの商品レビュー/ストアレビューの
開発を担当 所属はバックエンドチームですが Webフロントエンドへの技術も好きです アクセシビリティに興味を持ったきっかけは HTML5 Conference 2017でアクセシビリティのセッ ションを聞いたことです
© LY Corporation Yahoo!ショッピングの アクセシビリティ 3
© LY Corporation Yahoo!ショッピングは規模が大きく関わる人もとても多い • ショッピング統括本部所属の社員は約1000人 そのうち • エンジニアは約280人 •
デザイナーは約30人 今回のLTがいい機会だったのでアクセシビリティの取組状況についてアンケートをとってみました 4 Yahoo!ショッピングの体制
© LY Corporation 5 取り組み状況のアンケート結果 ※ショッピング統括本部所属の企画、デザイナー、エンジニアの社員が対象
© LY Corporation Yahoo!ショッピングは社内の他のサービスと比べて積極的に取り組んでいるとは言えない状況 私見としては、 • Yahoo!ショッピングのサービス規模を考えるとアクセシビリティを担保する社会的責任がある • a11yの困り事がある人に「Amazonや楽天を使ってください」でいいと思ってる人はいないはず 6
Yahoo!ショッピングがa11yに取り組む意義
© LY Corporation アクセシビリティ実践記 7
© LY Corporation 入社以来所属はバックエンドチーム 1年ほど経った頃にフロントエンドに興味があると相談 ⇒フロントエンドチームの開発を手伝えることに アクセシビリティについて興味はあったが 本番サービスでの実践は今回がはじめて 8 背景
© LY Corporation • フォーム周り • 独自UIのドロップダウン/ラジオボタン/ファイル選択 ⇒対応が必要なことは分かるが、どう対応したらいいか悩むことが多かった • 見出し周りの整理
• なぜかh1のみのページが多く全体を整理 プルリクエストに自分でコメントをつけてレビュアーにも意識してもらえるように気をつかった 9 はじめてのアクセシビリティを意識した開発
© LY Corporation なんとか対応できて満足した気分でいたが… 自分が離れた後はうまく運用されていなかった • キーボード操作できるよう頑張ったコードが消えていた • 見出しレベルがガタガタになっていた •
見た目は同じなのに片方はh3タグでもう片方はpタグなんてことも ボトムアップでのアプローチも必要だが、トップダウンでの組織レベルでの浸透も必要 10 開発のその後
© LY Corporation 企画との関わり方 • 自分のプロジェクトの担当者はアクセシビリティにあまり馴染がなかった • アクセシビリティ確保基本の「キ」を紹介してみた • https://weba11y.jp/know-how/10basics/10basics_index/
• まずは受け入れ試験でキーボード操作ができるか見てほしいとお願いしてみた できるところから一歩ずつやっていくのがよさそう 11 他職種との関わり方
© LY Corporation デザイナーとの関わり方 • デザイナーチームがアクセシビリティの意識が高いかよく分からなかった • アクセシビリティに関する話が来たことがない • 自分(開発側)で判断していい感じに対応することが多かった
• 画像のalt • キーボードインタラクション • 非同期での画面書き換え時のフォーカス等 エンジニアとデザイナーでアクセシビリティについてやりとりできるような文化にしていきたい 12 他職種との関わり方
© LY Corporation 共通UIコンポーネントのチーム • Yahoo!ショッピングの共通UIコンポーネントを提供しているチーム • アクセシビリティの意識が高くて信頼できる • アクセシビリティ改善のissueをあげたらいつも積極的に取り組んでくれる
共通部品の質が上がると間接的に全体の品質向上につながる 積極的にフィードバックして貢献したいと思えた 13 頼りになった人たち
© LY Corporation 全社横断のアクセシビリティチーム • 旧ヤフーと旧LINEのスペシャリストがあわさったチーム • 自分が作ったページが不安だった時に相談できた • 困った時に頼れる人が社内にいるのはとても心強い
ボトムアップとトップダウンの両輪で推進していくためにも頼れるところは頼っていきたい 14 頼りになった人たち
© LY Corporation
© LY Corporation