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Post-industrial_society_and_Maker-movement
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masashiokawa
May 28, 2020
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Post-industrial_society_and_Maker-movement
スイッチサイエンス高須さんとのトークイベントの前振り資料
masashiokawa
May 28, 2020
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Transcript
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 脱工業化社会と メイカームーブメント
2020/05/28 18:00~ オンライン開催
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. タイムテーブル 1
時間 内容 登壇者 18:00 オープニング オオカワ 18:05 共有・前提としたい認識 オオカワ 18:20 話題提供 高須さん 18:50 クロストーク 高須さん&オオカワ 追加の質問・感想 みなさん 20:00 終了
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. • 大川真史(オオカワマサシ)1974年生
静岡県出身 • ウイングアーク1st(株)の平社員 • 2019年:講演43回、自社企画8回、寄稿4本、コミュニティ15回 • テーマ:デジタル化による社会・産業・企業構造転換 • 明治大学サービス創新研究所 研究員 • デジタルハリウッド大学大学院デジタルヘルスラボ ゲスト講師 • 東京商工会議所 ものづくり推進委員会 学識委員 • エンタープライズIoTLT・鋳造IoTLT・ヘルスケアIoTLT 主催者 • M5Stackユーザーグループ 言い出しっぺ • 同人ハードウェアMeetUp 会場スポンサー/スタッフ 自己紹介 2
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 自己紹介 3
TIS SAP コンサル 三菱総合研究所 経営・戦略コンサル 自社R&D 情報発信 シンク タンク WA 調査研究 社外活動 岡山大学 経済学部 (7年3留) 1993 2000 2006 2018 業務 コンサル •サプライ チェーン 管理 •中期経営計画 •新事業企画 •製造業の新サービス開発 •第四次産業革命 の調査研究 •コミュニティ •デジタル サービス 開発支援 インターネット
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 会社概要 4
商号 :ウイングアーク1st株式会社 所在地 :東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー 創業 :2004年3月 事業内容 :ソフトウエア・クラウドサービスの開発・販売・保守 従業員数 :連結607人/単体522人(2019年2月末時点) 売上高 :155億6,600万円(2018年2月期連結) 出典:富⼠キメラ総研「ソフト ウェアビジネス新市場2017」電 ⼦帳票関連ツール、ミックITリ ポート2017年「帳票設計・運⽤ 製品の市場動向、帳票運⽤製 品」(2017年度) 出典:ITR「ITR MARKET VIEW:DBMS/BI市場 2018」データ分析/レポー ティング市場:ベンダー別売 上金額シェア(2016年度)
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 工業化社会とデジタルサービス 社会の違い(仮説)
5 競争優位 の源泉 ユーザーインサイト → UX 技術 → 機能・製造 リソース 獲得 競争優位 形成の手段 役割分担 競争 ポイント 提供価値 組織体制 UX=User eXperience(ユーザー経験) 工業化社会 製造設備などリソースを集積 水平分業で標準化、管理高度化 QCDの競争 均質的・標準的な製品提供 組織内の役割を果たす デジタルサービス社会 開発案件ごとリソースを集約 一人や少人数ですべて行う 試行錯誤と一次データ獲得 最適なユーザー体験を提供 初期衝動起点でユーザーと繋がる
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 同じものづくりでも価値類型が 違う:共創型価値(Co-Creation)
6 提供型価値 明確 事前に確定 顧客にとって最適なもの を探すこと モジュラー型 適応型価値 明確 環境が未知、変動 変化する環境に適応する こと インテグラル型 出所:上田完次「研究開発とイノベーションのシステム論」(2010/5/21)をもとに講演者作成 目的 環境 難しさ 型 共創型価値 不確実 提供者と受容者が相互に 作⽤し分離できない 組織や立場を超えて価値 創出に主体的に関わる コ・クリエーション型
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. まとめ:共有・前提としたい認識 7
インターネット前から ある製造業 インターネット後に登 場したメイカー 分業でちゃんとモノを 提供する世界 欲しい物が無ければ自 分で作る世界 資本を集積し稼働率を 上げるビジネス 案件ごとリソースが離 合集散するビジネス カスタマーサクセスと いう提供者目線 ユーザー同⼠で新たな 価値を生み出す 製造業のサービス事業 ユーザーコミュニティ
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 産業別GDP(金額) 8
0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 450,000 500,000 1930 1934 1938 1942 1946 1950 1954 1958 1962 1966 1970 1974 1978 1982 1986 1990 1994 1998 2002 2006 2010 2014 (10億円) (暦年) 第三次産業 第二次産業 第一次産業
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 産業別GDP(百分率) 9
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1930 1934 1938 1942 1946 1950 1954 1958 1962 1966 1970 1974 1978 1982 1986 1990 1994 1998 2002 2006 2010 2014 (10億円) (暦年) 第三次産業 第二次産業 第一次産業
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. ICT機器産業:電子立国から輸入 国へ
10 出所:総務省「令和元年 情報通信白書」より講演者作成 1985年の通信自由化以降、ICT関 連機器の生産額・輸出額は増加を 続け「電⼦立国」と称されるまで になった。しかし2000年代から は生産・輸出共に減少傾向に転じ、 2013年に輸出額と輸入額が逆転。 2000年代後半からはスマート フォンの普及に伴い輸入が急増。 我が国では米国のデジタル・プ ラットフォーマーのようにグロー バルな存在感を持つICT企業も出 てきていない。
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. ICT業界構造:受託開発中心で投 資効果が低い
11 出所:総務省「令和元年 情報通信白書」より講演者作成 昭和時代には世界最先端であっ たが、平成時代は世界でも稀な ICT投資減少国となった。 情報システム構築は非コア業務 として外部委託が進み、SIerと いうICT企業による受託開発中心 の情報システム構築という独特 の構造が形成された。 SIerによる受託開発により、特 に非製造業において業務改革等 がないため、ICT導入効果を発揮 せず、業務を変えず投資を控え 生産性向上がなされなかった。
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 雇用システム:工業化社会に過 剰適応している
12 出所:経済産業省 産業構造審議会「既存秩序の変容と経済産業政策の方向性」より講演者作成
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 規模・企業年齢と収益性 13
出所:経済産業省 産業構造審議会「既存秩序の変容と経済産業政策の方向性」より講演者作成
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 科学技術の中心はアメリカと中国 (科学的出版物と共著論文の状況)
14 出所:文部科学省 科学技術・学術分野における国際的な展開に関するタスクフォース「科学技術・学術分野の国際展開について」より講演者作成
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 自由経済ルール外の新興国の台 頭(国家主導の産業政策)
15 出所:経済産業省 産業構造審議会「既存秩序の変容と経済産業政策の方向性」より講演者作成
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. 2050年国別市場規模予想:中国 が世界一。日本は4位。
16 出所:HSBC「The World in 2050」(2012年1月)
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. クリエイティビティを社会・産 業にどう組み込むか
17 57% 55% 41% 40% 13% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 「自分はクリエイティブである」 34% 28% 11% 11% 11% 5% 0% 10% 20% 30% 40% 「最もクリエイティブな国は」 出所:アドビ システムズ 「State of Create: 2016」より講演者作成
Copyright © 2020 Masashi Okawa All Rights Reserved. タイムテーブル 18
時間 内容 登壇者 18:00 オープニング オオカワ 18:05 共有・前提としたい認識 オオカワ 18:20 話題提供 高須さん 18:50 クロストーク 高須さん&オオカワ 追加の質問・感想 みなさん 20:00 終了