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ゼロからのQA組織立ち上げ - サービスリリース前夜にジョインした私の奮闘記 / Starting NEWT QA Team

miisan
July 05, 2024

ゼロからのQA組織立ち上げ - サービスリリース前夜にジョインした私の奮闘記 / Starting NEWT QA Team

2024/07/05に開催された「【令和トラベル×ウェルスナビ×カカクコム】 プロダクトと共に進化し続けるQA組織のつくりかた」で登壇した発表資料です。
https://techplay.jp/event/946649

▼セッションの内容について
QA組織もQA文化もなかった環境で、QAチームを創設することになった私が、どのようにしてQA組織を立ち上げ、QA文化を会社全体に広げていったのかについて振り返ります。

これまでの2年間の変遷から得た学びや、今後の挑戦についてもお話ししながら、令和トラベルならではのQA文化について紹介します。

miisan

July 05, 2024
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Transcript

  1. AGENDA
 © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2
 1. ⾃⼰紹介 2.

    QA組織をつくる前に向き合ったこと 3. 2年間の変遷から振り返る 4. スタートアップ初期から”品質”にコミットして よかったこと 5. ゼロイチを超えて想うこと 6. さいごに
  2. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 ⾃⼰紹介 4
 Background 新卒:ERPパッケージの開発‧評価業務などを担当。 2社⽬:メルペイのコアローンチ前にQA

    Engineerとして 参画。Lead QA Engineerを経て、EMとしてサービス全体 の品質向上、QA組織作りをリードする。 3社⽬:令和トラベルで1⼈⽬QA Engineerとして、QA組 織の⽴ち上げや『NEWT』の品質⽂化を推進。 QA/WebチームのEMなどを兼務し、現在は開発イネーブ リングUnit⻑として、エンジニア組織全体をリード。 Other スタートアップ企業のQA⽀援や⼥性エンジニアの推進  活動に取り組む。(参考) 趣味は、旅⾏とダイビング🤿 QA Group/ Web Group EM 開発イネーブリングUnit⻑ miisan
  3. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 サービスリリース前夜の様⼦ 6
 • プロダクト ◦

    コアローンチまで数⽇ • 組織 ◦ 全社規模数⼗名 ◦ QA組織なし‧QA⽂化なし • 社内雰囲気 ◦ お祭りモード🎊 🎉🎉🎉 🎊🎊🎊
  4. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 サービスリリース前夜の様⼦ 7
 • 私のお気持ち ◦

    仕様書‧‧‧ない? ◦ リリースサイクル‧‧‧ない? ◦ branch管理‧‧‧ない? ◦ QAサイクル‧‧‧ない? 「ない」しか”ない”...!!!どうする??? ・・・😟 • プロダクト ◦ コアローンチまで数⽇ • 組織 ◦ 全社規模数⼗名 ◦ QA組織なし‧QA⽂化なし • 社内雰囲気 ◦ お祭りモード🎊
  5. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 Today’s messege 9
 “あたらしい ”を始めるのは、

    いつだって難しい。 具体取り組みが 知りたい方はこちら👀
  6. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 QA組織をつくる前に向き合ったこと 15
 1 2 3

    品質保証の羅針盤を考える ミッションを理解する 事業を理解する
  7. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 令和トラベルのミッション 16
 あたらしい旅⾏を、デザインする。 わたしたちは旅行が人生を豊かにしてくれると信じています。 特別な思い出、刺激的な出会い、そこでしか感じられない気持ち。

    旅行はかけがえのない時間を与えてくれます。 けれど、旅行はまだアップデートできるとわたしたちは確信しています。 それは、旅行商品のあり方や、予約体験、準備や旅行先でのサポートなど、 旅行を形作るものです。 わたしたちは、そこをデジタルの力で「あたらしく」したいと考えています。 あたらしいとは、今までのあたりまえを疑い、価値あるものに変えること。 時代が変われば、お客さまが変われば、「あたらしい」も変わります。 常にあたらしいを描き、デザインしつづけること。 それが、わたしたちの使命です。
  8. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 QA組織をつくる前に向き合ったこと 19
 2 事業を理解する 事業を理解する

    = KGIを正しく理解する 󰢄 カスタマーの声やニーズを順番に応えていく 󰢐 KGIに忠実に優先度を⾒極め応えていく
  9. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 令和トラベルのQA⽂化 24
 サービス提供上、トレード‧オフを迫られる場⾯でどうするか? 品質を下げる スコープを削る

    増員する リリース日の延期 令和トラベルでの正義 トレード・オフするなら、スコープを削ることから検討する。
  10. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の変遷 27
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 リリースしてすぐは、コアローンチ時に抱えていた課題が散見🐛 ◦ インシデント発生 & 超凡ミスみたいなこともしばしば ◦ 定量化した課題から見えてきた打ち手をアプローチして、改善へ 課題
  11. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の変遷 28
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 半年間で目標としてた障害発生率も安定化👏 • 結果、開発メンバーも障害対応に疲弊しない ので、新規開発に向き合える • 良い状態でリリースすることの効果も体感 結果
  12. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の変遷 29
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 リリース作業に時間がかかり、アウトプットが止まる ◦ 短距離走的考え方から、長距離走ができる環境整備が必要に ▪ リリーストレインを構築し、定常作業を型化 ▪ タスク管理や進捗状況がわからない状態をなくすために、JIRAへ管 理方法を移行 課題
  13. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の変遷 30
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 結果 作業を効率化できること、安定性が必要なことは仕組みで解決する👏 • 結果、週1回の安定リリースを実現 • いつまでに誰が何をすべきかが明確なため、無理のないスケジュールが組 まれるようになった 結果
  14. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の変遷 31
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 結果 結果 プロダクトの累積 リリース案件数は順調 に伸び続けた🎉
  15. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の変遷 32
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 組織のスケールアップにQAチームのスケールアップが追いつかない ◦ プロダクトチームの急成長とプロダクトの急拡大による影響 ▪ QAエンジニアがいなくても、品質維持できる体制検討 ▪ 自動テストによる安定化 ▪ Dog Foodingなどによる”全員品質”の文化つくり 課題
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 2年間の変遷 33
 生産性最大化 組織の スケールアップ

    step1 step2 コアローンチの清算 step0 結果 品質向上を”チーム”で行うことで 品質を維持👏
  17. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 2年間の振り返り 36
 2024年7月現在 ツアーエリア ツアー本数

    海外ホテル QA体制 ハワイのみ 300本 なし 1名 コアローンチ時 32カ国63エリア 29,002本 70カ国対応 3名
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 スタートアップ初期から”品質”にコミットしてよかったこと 40
 開発合宿の開催 改善デーの実施 技術R&D促進や普段できないこと

    をやりきる開発合宿を隔月開催 ・GPTを活用したツールやbot ・テストケースを活用し仕様を  教えてくれるbot ・社内公募しハッカソン開催 ・・・などなど https://engineering.reiwatravel.co.jp/blog/bet-on- future-day-2023-04 2 1
  19. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 スタートアップ初期から”品質”にコミットしてよかったこと 42
 新メンバーが感じた印象 「“品質”が”スピード”をつくる」 ・全社員へのQAオンボーディング

    ・Dog foodingの週次開催 ・Specフォーマット整理 ・定量的な品質基準の定義と管理 ・・・などなど https://engineering.reiwatravel.co.jp/blog/ joining-entry-rick QAオンボーディング 初期品質のブラッシュアップ 2 1
  20. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 ゼロイチを超えて想うこと 47
 “銀の弾丸”は存在しない。戦略‧戦術、取り組みなどにヒントはあるが、    その場、その時に⾏動して得た結果から打ち⼿をとることで前進できる。 考えているだけでは、⽬の前の物事は変わらない。

    ⼀つずつ解決し、⾏動することで、より良質な思考‧仮説を得ることができる。 ベストを⽬指すよりも、改善を前提に⾏動をとるのが吉 考えるために⾏動する 2年前に戻ったとして、もっとうまくやれるだろうか?
  21. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 仕事の成果とは、トレードオフをいくつ乗り越えたか ゼロイチを超えて想うこと 51
 もしもの世界を想像することはできないが、おそらく難しかったと思う。 スタートアップは常に⾜りない。⼈も⾜りない、時間も⾜りない。

    トレードオフのたびに妥協するのではなく、両⽅を超えうるクリエイティブな  ⽅法、知恵をひねりだす必要がある。 トレードオフを乗り越えた数だけ組織は成⻑する。だから私たちは成⻑した。 もし初期から「品質」を重視していなくても、同じようなグロースは可能だったか?
  22. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 待ち構える壁の乗り越え⽅ 55
 1 「あたらしいを広める」は難しい 2

    「あたり前を変える」は難しい Whyの共有 なぜそれをやるべきなのか?”なぜ”を理解してもらう クイックウィンを⽬指す 明確な成果を早期にだし、変化に寛容な組織を築く
  23. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 待ち構える壁の乗り越え⽅ 56
 • 明確な変化を実感できると、前向きになれる ◦

    変わること = 良いこと👍 ◦ 改善活動 = 良いこと👍 • 「品質活動って良い効果がある!」の納得感 クイックウィンを⽬指す 明確な成果を早期にだし、変化に寛容な組織を築く
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 2年間の学び 57
 品質活動はチーム戦である。チーム戦に、わき役はいない。 そもそもプロダクト開発は、全員で挑むもの...🔥 💡

    ⼀⼈でできることには限りがある。 まなび 初期戦略や”Why”は重要。 最初にやり切る⽅向性をしっかり考え、その⽅向に⼀気に進む! 💡 やると決めたらやりきろう! 💡 “ドメイン”の⼒を信じよう。 ゼロイチフェーズのスタートアップにおいて、これから向き合う 社会課題の意義や新たな価値を創出できる可能性を信じることは⼤切🗝
  25. © 2024 Reiwa Travel, Inc.
 We are hiring!! 61
 ⼀緒に第⼆章をはじめてくれる⽅を、⼤募集中‧‧‧🐢

    QA エンジニアの JD👀 カジュアル面談お気軽に! Xからでも OK!!
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 おしらせ 63
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