$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Vim にコントリビュートしたい (ダウンロードでリンク有効) / How to contri...
Search
m-nishi
June 13, 2019
Technology
4
750
Vim にコントリビュートしたい (ダウンロードでリンク有効) / How to contribute to the Vim
m-nishi
June 13, 2019
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
乗りこなせAI駆動開発の波
eltociear
1
860
会社紹介資料 / Sansan Company Profile
sansan33
PRO
11
390k
Karate+Database RiderによるAPI自動テスト導入工数をCline+GitLab MCPを使って2割削減を目指す! / 20251206 Kazuki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
430
Oracle Database@Azure:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
2
110
32のキーワードで学ぶ はじめての耐量子暗号(PQC) / Getting Started with Post-Quantum Cryptography in 32 keywords
quiver
0
310
コミューンのデータ分析AIエージェント「Community Sage」の紹介
fufufukakaka
0
390
【pmconf2025】PdMの「責任感」がチームを弱くする?「分業型」から全員がユーザー価値に本気で向き合う「共創型開発チーム」への変遷
toshimasa012345
0
240
Lambdaの常識はどう変わる?!re:Invent 2025 before after
iwatatomoya
0
180
SSO方式とJumpアカウント方式の比較と設計方針
yuobayashi
5
240
バグハンター視点によるサプライチェーンの脆弱性
scgajge12
3
870
生成AI・AIエージェント時代、データサイエンティストは何をする人なのか?そして、今学生であるあなたは何を学ぶべきか?
kuri8ive
2
2.1k
セキュリティAIエージェントの現在と未来 / PSS #2 Takumi Session
flatt_security
3
1.5k
Featured
See All Featured
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.1k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
37
7.1k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
355
21k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3k
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
8
1.3k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1371
200k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.1k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
515
110k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.9k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
54k
Transcript
Vim にコントリビュートしたい ゴリラ.vim #5 on 2019/6/13
自己紹介 西畑, m-nishi Vim 歴 1 年半 横浜で組み込み屋をやっています プラグインよりも Vim
本体のほうが好き Twitter mnishz0 GitHub mnishz
概要 ターゲット • Vim が好きで「何かコントリビュートしてみたい」と思っている人 内容 • どんな方法があるのか • 何ができるのかを自分なりに探ってきた道のり
• 取り立てて「〇〇を実装したい!」という明確なモチベーションはなかった • もし Vim のコミットログに名前が載ったら。。という不純な動機も
1 % "ドキュメント編" 2 "実装編"
Lv. 1: 日本語ヘルプの修正 vim-jp 運営のおなじみ日本語 ヘルプ 誤字脱字や誤りを発見してレ ポート オンライン版は常に最新なので、 こちらを参照してみてください
Lv. 1: 日本語ヘルプの修正 やり方(動画) オンライン ヘルプの編集 ボタンから
Lv. 1: 日本語ヘルプの修正 改行等の細かい作法はあるが、とりあえず気にしなくて OK • 「ですます」不統一 • インデントずれ •
等の細かい修正でも 番外編 vim-jp/vimdoc-ja をプラグインのように追加すればローカルで最新の ヘルプを参照することができる
Lv. 2: 本家ヘルプの日本語への翻訳 翻訳作業リポジトリで有志による翻訳作業をやっています https://github.com/vim-jp/vimdoc-ja-working 本家ヘルプが更新されたタイミングで、日本語への翻訳を実施 過去 1 年間では 16
コミット / 月
Lv. 2: 本家ヘルプの日本語への翻訳 やり方 Wiki に詳しい作業手順や手引き が書いてある ファイルの翻訳に着手するとき は #207
で宣言しておくと他の 人と作業が被らなくていいです
Lv. 3: 本家ヘルプの修正 vim/runtime/doc で管理されている本家ヘルプの誤字脱字、誤り の修正 本家に直接 PR を送っても問題はありませんが、vim-jp で内容
をまとめている (#1172) のでそこに送るのがいいと思います 項目の棚卸を行うと、ヘルプの更新に伴って発生した抜け漏れが 見つかることがある
1 "ドキュメント編" 2 % "実装編"
Lv. 4: Issue の投稿 バグの報告や、実装の要望 vim-jp https://github.com/vim-jp/issues/issues vim-dev https://groups.google.com/forum/#!forum/vim_dev https://github.com/vim/vim/issues
vim-jp の方々はびっくりするくらい優しいので、まずは Slack の question チャンネルで尋ねてみるのもいいと思います
Lv. 4: Issue の投稿 問題の切り分けや再現手順が適切にできていれば bug reporter として名前が載る コツ •
いろんな機能をいろんな条件で試してみる • 新機能にはバグが多い • とりあえず毎日 fetch して log を眺めて build してみる
Lv. 5: Bug Fix や機能の実装
Lv. 5: Bug Fix や機能の実装 急にハードル高い そもそもこれができる人は言われなくてもやっている そこで。。
Lv. 4.5:テストを書く Bug Fix や実装はつよい人たちが いるので、ニッチ市場を攻める src ディレクトリで `make test`
を実行 テストに関する解説記事も書いた りしてます
Lv. 4.5:テストを書く テストされていないコードを探 して、テスト用 Vim script を 書く • コマンド
• 組み込み関数 • オプション src/evalfunc.c のテストを書 いて PR 投げました 結果。。 Codecov src/evalfunc.c:f_cindent()
Lv. 4.5:テストを書く 未テストだった 35 行が新たにテストされるように 無事 merge されました!
思ったこと 名前が載ったら嬉しい いろいろやっているだけでも割と楽しい 翻訳やテストによる Vim 基礎力の向上 一朝一夕では難しいが、長く続けていると自分しか気付いていな いことや自分でもできることが見つかる
今後とか Bug fix を 2 件入れることができた 新機能の実装もやってみたい colorscheme プレビュー 「機能を入れたいだけの人」にならないように
みなさんも興味があれば是非やってみてください
:qa!