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CircleCIの実行時間を3分の2くらいにした / CircleCI meetup LT 2...
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mstssk
August 23, 2019
Technology
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CircleCIの実行時間を3分の2くらいにした / CircleCI meetup LT 2019-08-23
https://circleci.connpass.com/event/140666/
mstssk
August 23, 2019
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Transcript
CircleCIの実行時間を 3分の2くらいにした mstssk
自己紹介 • りんご @mstssk • 株式会社Viibar所属 • フロントエンドエンジニア • CIとか細かい環境改善とか大好き
今日は半分くらいはCircleCIと直接は関係ない話です
CircleCIの実行時間が遅かった!! • システム構成:Rails+Webpack(TypeScript+Vue) ◦ Sprocketsの画面もかなりある • コミット毎のWorkflowの実行時間が15〜20分強 • 積極的にはメンテされておらず、流石に遅かった
• およそ半年の間に、機能追加などもしつつ色々メンテしていき 現在は 10分程度 まで高速化!
Performanceプランにしよう(ダイレクトマーケティング • 旧プラン: $350/month ◦ 1 Free + 7 Paid
Containers ◦ 4並列ジョブ×2を動かせるように • Performance プラン: $180/month ◦ $120(8 Users) + $60 Credit ◦ (実質)無限コンテナ。コストを気にせず並列化できる
Amazon ECRのリージョンを気をつけよう • CIで使うDockerイメージを自前でビルドしてECRに置いてる • Spin up Environment だけで1分半くらいかかってた ◦
というかECRの転送コストが妙にかかってる ◦ 東京リージョン(ap-northeast-1)に置いていたので CircleCIが海を越えてイメージを取りに来ていた • リージョンを us-east-1 にしたら30秒に高速化&省コスト化
TypeScriptのビルド高速化 • ECR早くなったが、別途やってた機能追加で画面数が増えて Webpackビルドだけで5分くらいかかるようになってた • speed-measure-webpack-plugin でボトルネックを計測 ◦ ほとんどが ts-loader
+ vue-loader の実行時間 • fork-ts-checker-webpack-plugin でTSビルドを並列化 ◦ node_modulesディレクトリのexcludeも忘れてた ◦ 5分強が → 30秒に
Railsのassetsをキャッシュしよう • コントローラのテスト毎にassetsビルドが走って遅い&高負荷 • ビルド済みassetsフォルダをキャッシュしよう • public/assets と tmp/cache/assets をキャッシュ
- save_cache: key: public-assets-{{ .Environment.CACHE_KEY }}-{{ .Branch }}-{{ .BuildNum }} paths: - public/assets - tmp/cache/assets - ~/.webdrivers # ついでにChromeDriverもキャッシュ
テストの並列実行の速度に一喜一憂しない • circleci tests split でRSpecを4分割し並列実行している ◦ タイミングデータに基づいた分割をしている ◦ テストを変えるとタイミングデータも変わってしまうので
実行時間も2〜3分くらい変わったりする⏰ ◦ 頑張ってチューニングべきところではなさそう • 他の恒常的に改善できる場所に目を向けよう
その他に気を使ったところ • Chromeは最新に。v71あたりはテストが不安定だった • サーバとフロントのビルド・テストは別ジョブにして並列化 • キャッシュをたまにクリアする/キャッシュ対象自体の整理 ◦ 地味に少しずつキャッシュにゴミが溜まっていったりする ◦
数百MBくらいになってくるとレストアが遅い • 依存関係を時々整理しよう ◦ 機能を落とした時に不要になったものを消し忘れてたり
CIはメンテナンスするもの • 最近は実行時間の最頻値が10分20秒くらいに落ち着いている • しかし、プロダクトの成長と共にコードベースも変わっていくので CIの実行時間は劣化していく •
コードをメンテするように、 CIもメンテナンスしましょう