Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
品質管理チームのEMとして大事にしていること / QA EM
Search
nihonbuson
December 04, 2024
Technology
0
1.5k
品質管理チームのEMとして大事にしていること / QA EM
Nihonbashi Test Talk #3
での発表資料です。
nihonbuson
December 04, 2024
Tweet
Share
More Decks by nihonbuson
See All by nihonbuson
シフトライトなテスト活動を適切に行うことで、無理な開発をせず、過剰にテストせず、顧客をビックリさせないプロダクトを作り上げているお話 #RSGT2025 / Shift Right
nihonbuson
3
1.9k
品質管理の歴史学 / Quality Management History
nihonbuson
3
130
境界値分析
nihonbuson
3
96
振る舞い駆動開発(BDD)における、テスト自動化の前に大切にしていること #stac2024 / BDD formulation
nihonbuson
5
2.1k
忠実度という概念と開発手法 / Fidelity
nihonbuson
1
100
WACATE流 勉強会会場の選び方 / WACATE venue
nihonbuson
1
650
継続的テストモデルを実現するためにスリーアミーゴスを用いた10Xでのシフトレフトの事例
nihonbuson
3
1.6k
BDD(Cucumber)コミュニティが無料提供しているコンテンツの紹介と現在起きている危機
nihonbuson
4
5k
JSTQB FL 幻のテスト技法「ユースケーステスト」を学ぶ / Use_case_testing
nihonbuson
5
2.8k
Other Decks in Technology
See All in Technology
PaaSの歴史と、 アプリケーションプラットフォームのこれから
jacopen
4
140
コロプラのオンボーディングを採用から語りたい
colopl
5
730
The future we create with our own MVV
matsukurou
0
1.8k
20241125 - AI 繪圖實戰魔法工作坊 @ 實踐大學
dpys
1
460
ヤプリQA課題の見える化
gu3
0
160
Visual StudioとかIDE関連小ネタ話
kosmosebi
1
340
20250116_JAWS_Osaka
takuyay0ne
2
170
FODにおけるホーム画面編成のレコメンド
watarukudo
PRO
2
130
デジタルアイデンティティ技術 認可・ID連携・認証 応用 / 20250114-OIDF-J-EduWG-TechSWG
oidfj
2
490
EMConf JP の楽しみ方 / How to enjoy EMConf JP
pauli
2
130
.NET 最新アップデート ~ AI とクラウド時代のアプリモダナイゼーション
chack411
0
170
Amazon Q Developerで.NET Frameworkプロジェクトをモダナイズしてみた
kenichirokimura
1
180
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
8
1.2k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
366
19k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
66
11k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
It's Worth the Effort
3n
183
28k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
132
33k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.2k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.9k
Building Applications with DynamoDB
mza
92
6.2k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
182
22k
Transcript
©2024 10X, Inc. 品質管理チームのEMとして 大事にしていること Nihonbashi Test Talk #3
©2024 10X, Inc. 2 はじめに
©2024 10X, Inc. 3 自己紹介 • 風間裕也(ブロッコリー) • 所属 ◦
株式会社10X 品質管理(Quality Management)チーム ◦ B-Testing(個人事業主) • 社外活動 ◦ JaSST Review実行委員長 ▪ ソフトウェアレビューシンポジウム ◦ WACATE実行委員長 ▪ ソフトウェアテストの合宿型ワークショップ形式勉強会
©2024 10X, Inc. 4 EMになりました! • 今までのEM経験は皆無 ◦ EMなんもわからん
©2024 10X, Inc. EMの定義ってなんぞや? 5 出典: Engineering Leadership Skill Set
Overlaps - The Pragmatic Engineer
©2024 10X, Inc. EMの定義ってなんぞや? 6 出典: Engineering Leadership Skill Set
Overlaps - The Pragmatic Engineer
©2024 10X, Inc. おしえて、EMの先輩、ひさいちさん! 7 https://speakerdeck.com/hisaichi5518/ji-shu-li-agetai
©2024 10X, Inc. おしえて、EMの先輩、ひさいちさん! • ひさいちさんとの定期的な1on1で壁打ちしてもらった • 社内ドキュメント「ひさいちスタイル」を読んだ ◦ 助けてほしいと思って読んだひさいちスタイルには、
「助けてくれ!」と書いてあった • とはいえ、スタイルを表明するのは大事だなと感じた 8
©2024 10X, Inc. 9 QAエンジニアの特徴
©2024 10X, Inc. 10Xにおける品質管理チームについて考えた • 品質管理チームは各開発チームに散らばっている ◦ EMとして「こうしろ!」という立場では無さそう • 元テスト会社所属の人が多い
◦ テストに対しての考え方はある程度持っている ◦ どうしても受け身になりがち ◦ 勤怠打刻がしっかりしている ▪ 人事「品質管理の人は打刻しっかりしてますね」 ▪ 自分「あ、はい」(自分だけ忘れがち💦) 10
©2024 10X, Inc. 採用面接でのQAエンジニアの特徴 • 自分の活動を言語化して伝えるのが苦手 ◦ 例)3年間、テスト設計をしてました。 ◦ 開発者が語るプログラミング言語などと違い、
強みをきちんと話せない • 採用担当もQAのことを分かっていないと、 強みについて聞き出すことができない →評価をする際にも同様のことが起きるのでは? 11
©2024 10X, Inc. 12 ブロッコリースタイル
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイル • 日々の業務で行っていることをどんどん喋ってもらおう • その中で工夫していることを聞き出そう ◦ どんなに小さいことでも良い
• それをメモして溜めておこう ◦ 評価時に、自己アピールとして記述できる ◦ 他人に「このメンバーはどういうことをしてたの?」 と聞かれても答えられる ◦ 将来、転職しやすくなる ▪ その上で、転職せずに残り続けようと思ってもらえる 環境づくりもする 13
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 14 以前に比べてうまくいくように なったこととかある? 開発者に分からないことを 聞けるようになった 私
メンバー
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 15 いいね! 例えばどんなこと? ◯◯の機能について、 開発者のAさんに聞いたりとか… 私
メンバー
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 16 それって、どんなキッカケで Aさんに聞こうと思ったの? Aさんに◯◯の機能の方針が良いか 聞かれたけど、前提として仕様が ハッキリしなかったので質問した
私 メンバー
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 17 なるほどー。そこで何となくで 済まさずに質問できるのはいいね! ちなみに、どういう風に質問したの? 私 仕様を見ての自分なりの想定を
伝えつつも、 確認する形で質問した メンバー
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 18 質問したらどうなったの? 実は「要検討」で 留まっていたことが分かり、 開発とPdMでの議論に発展した 私
メンバー
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 19 結果、どうなったの? 議論中は話がついていけなかったが、 最終的に開発者が結論を まとめてくれて、理解できた 私
メンバー
©2024 10X, Inc. ブロッコリースタイルでの1on1の例 20 いいね、いいね。 QAが完璧な正解を持っているわけでは ないから、疑問の投げかけは大事! 私 …というような会話をしながら、1on1のメモに残している
©2024 10X, Inc. 実際の1on1メモの記載内容 21
©2024 10X, Inc. 実際の1on1メモの記載内容 こんな感じで1on1の30分で メモを書きまくっている 22
©2024 10X, Inc. 他にも… • 普段の業務でやっていることについて、 JSTQBなどの一般的な考え方に当てはめると どうなるのかを伝えている • 成長したい部分をヒアリングしている
◦ 成長したい部分を伸ばすために どんなチャレンジできるのかを一緒に考えている 23
©2024 10X, Inc. 24 おわりに
©2024 10X, Inc. 25 まとめ • ひさいちスタイルを参考に、自分なりのスタイルを 作ることにした • 自分のやっている内容の言語化を
手助けすることを大切にすることにした • 1on1でどんな会話をしているのか事例を示した
©2024 10X, Inc. おわりに • To 品質管理チームメンバー ◦ こんな考えを持って、これからも1on1をやっていくよ •
To 品質管理チームメンバー以外の方達 ◦ どんどん言語化していきたいと思っているので、 暖かく見守ってください • To ひさいちさん ◦ 1on1でこのスタイルの壁打ちをしていただき ありがとうございました! 26
©2024 10X, Inc. おわりに 10Xではソフトウェアエンジニアを募集しています! 27