Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
速くて安いWebサイトを作る
Search
にしはら
February 19, 2025
Technology
17
17k
速くて安いWebサイトを作る
速くて安いWebサイトを目指して作ったときのポイントです。
追記
2/20:Cloudflare Pagesの毎月の無料枠のビルド回数が誤っていたので修正しました(50→500)
にしはら
February 19, 2025
Tweet
Share
More Decks by にしはら
See All by にしはら
個人でデジタル庁の デザインシステムをVue.jsで 作っている話
nishiharatsubasa
3
5.5k
スーパーマリオRPGのリメイク版の変更点からみるUX
nishiharatsubasa
1
780
defineModelを使って気軽にコンポーネントのv-modelをやろう
nishiharatsubasa
3
1.5k
2023 CSS
nishiharatsubasa
7
4.7k
vue_component_from_composable
nishiharatsubasa
2
680
エルデンリングに学ぶ道に迷わないUIと世界観
nishiharatsubasa
0
1.4k
HTMLとCSSだけでつくるリアルな絵 / How to make a realistic picture only HTML and CSS
nishiharatsubasa
2
7.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
ローカルLLM基礎知識 / local LLM basics 2025
kishida
24
9.8k
研究開発部メンバーの働き⽅ / Sansan R&D Profile
sansan33
PRO
3
21k
Bedrock のコスト監視設計
fohte
2
250
[続・営業向け 誰でも話せるOCI セールストーク] AWSよりOCIの優位性が分からない編(2025年11月21日開催)
oracle4engineer
PRO
1
140
AI駆動開発を実現するためのアーキテクチャと取り組み
baseballyama
17
14k
セキュリティ対策としての PostgreSQL マイナーバージョンアップ
jri_narita
0
110
AI時代のインシデント対応 〜時代を切り抜ける、組織アーキテクチャ〜
jacopen
4
160
"'TSのAPI型安全”の対価は誰が払う?不公平なスキーマ駆動に終止符を打つハイブリッド戦略
hal_spidernight
0
180
生成AIシステムとAIエージェントに関する性能や安全性の評価
shibuiwilliam
2
240
pmconf 2025 大阪「生成AI時代に未来を切り開くためのプロダクト戦略:圧倒的生産性を実現するためのプロダクトサイクロン」 / The Product Cyclone for Outstanding Productivity
yamamuteki
3
2.8k
名刺メーカーDevグループ 紹介資料
sansan33
PRO
0
960
マルチドライブアーキテクチャ: 複数の駆動力でプロダクトを前進させる
knih
0
11k
Featured
See All Featured
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
9
420
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
34
9k
Designing for Performance
lara
610
69k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
84
9.3k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
46
7.8k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
186
22k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
1.6k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9.3k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
132
19k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Transcript
速くて安い Webサイトを作る Findy 私の個人開発自慢LT Night
西原 翼 株式会社 ICS フロントエンドエンジニア @crayfisher_zari
ICS MEDIAで記事を書いています 意外? @propertyが CSSアニメーションを激変させる理由 https://ics.media/entry/241219/ https://ics.media/entry/241025/ mask-compositeでつくるCSSの 新しい表現方法
速くて安い Webサイトを作る - テーマ -
なぜ「速くて安い」なのか ・フロントエンドエンジニアとして速いサイトを作りたい ・ポケットマネーから出るので出費はなるべく抑えたい
Web Motion Catalog https://web-motion-catalog.com/ Webデザインにおける動きのアイデアなどのを紹介したサイト
主な技術構成 ・Nuxt(Vue.jsフレームワーク) ・Cloudflare Pages(静的ホスティング) ・Cloudflare Workers(FaaS) ・resend(メール送信) ・hCaptcha(BOT対策)
表示速度を速くするために やったこと
表示速度を速くするためにやったこと ・完全静的化 ・CDNの活用 ・高パフォーマンスの画像フォーマットの利用と圧縮 ・遅延読み込みの活用 ・速さ前提のデザイン
・完全静的化 →Nuxtがいい感じに静的化と最適化をやってくれます ・CDNの活用 →サーバーの応答を改善 ・高パフォーマンスの画像フォーマットの利用と圧縮 →基本WebPを採用し、ギリギリまで高圧縮にして容量を下げる ・遅延読み込みの活用 →loading="lazy"やWebフォントをページローディング後に読み込む ・速さ前提のデザイン →遅くなりそうな要素をそもそも配置しない、
低画質を許容する
安くするためにやったこと
安くするためにやったこと ・お金がかかるような機能を作らない ・無料枠の大きいサービスを活用
無料枠でできることの一例 ・Cloudflare Pages →リクエスト、帯域幅は無制限。月500ビルドまで。 ・Cloudflare Workers →日10万リクエスト、 リクエストあたりのCPU処理時間が10ミリ秒以内。 ・Resend →月3,000通のメール送信。
・hCaptcha →月100万リクエストまで。 個人開発の初期段階としては十分
月額費用 0円
まとめ
まとめ ・サーバーに負荷がかからない構成にする ・画像のフォーマット、 品質に気をかける ・デザインを工夫する ・無料枠を最大限に活用する
ご清聴ありがとうございました