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「つくりたい体験」からはじめるプロダクトデザイン / Starting Product Design from "Ideal Experiences"

Nucumo
December 10, 2022

「つくりたい体験」からはじめるプロダクトデザイン / Starting Product Design from "Ideal Experiences"

2022/12/10 Spectrum Tokyo Design Fest 2022 https://fest2022.spctrm.design/
の登壇資料です。

Nucumo

December 10, 2022
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Transcript

  1. 「つくりたい体験」からはじめる

    プロダクトデザイン
    Tomohiro Nozaki & Yuki Mihashi

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  2. 野崎 智弘
    nztm_tw
    twitter
    Service Designer Design Engineer
    三橋 優希
    twitter YukiMihashi

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  3. 企画 デザイン 開発
    デジタルプロダクトの企画〜制作まで手掛けている
    2年前から『Nucumo』として二人で活動

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  4. Hyogo Tokyo
    フルリモートで頑張っています!

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  7. 今日のテーマ
    「つくりたい体験」からはじめる

    プロダクトデザイン

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  8. デジタルプロダクトをつくる

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  9. そのためには、様々なデザインが必要
    UI グラフィック
    機能設計 ライティング ビジネス

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  10. どうやって進めていけばよいのか

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  11. 「プロダクトはユーザーの

    ためのもの」
    課題を解決する
    よく言われること

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  12. 「ユーザーの課題を探して

    どう解決するか考えましょう」

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  13. 課題を解決することばかり考えていると

    こうなってしまうことも…
    しかし

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  14. 例えば、ダイエットアプリの

    「日々の運動を継続できない」という課題
    同じ課題を解決する3つのアイデア
    ランキング フレンドとの協力 ポイントが貰える
    A B C

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  15. うまく決められない…
    実装コスト的には

    A案…
    収益的には

    C案…
    デザイン的には

    B案…

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  16. チームそれぞれで考えていることが違って

    アウトプットの方向性がバラバラに…

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  17. 「これもあれも課題を解決するから取り入れよう!」
    お客さんが「これが困るから

    この機能が欲しい」って言ってた
    こういう機能があれば

    儲かりそう
    競合サービスはこの機能がある
    うちも追加しよう

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  18. これってユーザーにとって良いもの?

    本当に作りたかったもの?
    その結果…

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  19. 課題の解決を最終目標にすると

    いろんな方向に進むことができてしまう

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  20. どうしたらユーザーに
    が作れるのか
    正しく価値を届けられ

    愛されるプロダクト

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  21. 「つくりたい体験」から考える

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  22. プロダクトづくりは

    新しい体験を世の中に提案していくこと

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  23. どんな体験をつくりたいかを考えて目指していく

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  24. 目指す体験までの過程にあるのが課題



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  25. 課題はあくまで通り道

    目指す体験によってさまざま












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  26. だから課題の解決だけではなく

    に向き合うことが大切
    「つくりたい体験」の実現












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  27. ランキング フレンドとの協力 ポイントが貰える
    A B C
    例えば、ダイエットアプリの

    「日々の運動を継続できない」という課題
    同じ課題を解決する3つのアイデア

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  28. 「つくりたい体験」があると意思決定がしやすくなる
    運動が日常の楽しみになることを目指しているから

    「フレンドとの協力」案がいいかな

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  29. チームでの認識が揃って進めやすくなり

    一貫したアウトプットができるように

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  30. さらに に近づける
    「つくりたい体験」

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  31. 「つくりたい体験」を実現するための

    機能設計やデザインをすることで…

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  32. ユーザーから愛される

    唯一無二のプロダクトとなっていく

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  33. どうやって を目指して

    プロダクトを作っていくのか
    「つくりたい体験」

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  34. 共同編集ができるオンラインブレインストーミング
    ツールで、同じ場所でも、リモート環境でも、チー
    ムで集まってアイデア出しができます。
    チームのブレインストーミングを

    もっと楽しく、もっとカジュアルに

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  35. ブレインストーミングとは
    複数人で自由にアイデアを出し合うことで

    連鎖的に多くの発想を生み出す方法

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  36. プロジェクトのきっかけ
    特にオンラインだとうまくいかない

    どうにかできないか…

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  37. どんなブレインストーミングが理想なのか?

    それを通してどうなってほしいのか?
    つくりたい体験を考える

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  38. このプロダクトでつくりたい体験
    みんなで一緒に

    楽しくできる
    誰でも気軽に

    取り組める
    アイデアと会話が

    たくさん生まれる

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  39. その体験を実現するために

    解決すべき課題を考える



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  40. このプロダクトで解決したい課題
    インターフェース
    1
    進行が難しい
    2
    アイデアが出ない
    3

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  41. このプロダクトで解決したい課題
    インターフェース
    1
    進行が難しい
    2
    アイデアが出ない
    3

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  42. みんなで一緒に楽しく

    アイデアを出し合い会話が生まれる
    このプロダクトでつくりたい体験

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  43. 既存のホワイトボードツールだと
    アイデアが追加される

    様子が見づらい
    記録までの操作が多い
    会話やアイデアの便乗が

    起きづらい

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  44. チャット感覚で書けるインターフェース

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  45. 画面右下の入力欄に

    アイデアを書いて投稿
    1
    全員のアイデアが

    入力欄上に連なって表示
    2
    しばらく経つと

    中央に移動・配置
    3
    チャット型インターフェース

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  46. このプロダクトで解決したい課題
    インターフェース
    1
    進行が難しい
    2
    アイデアが出ない
    3

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  47. 誰でも気軽に取り組める
    このプロダクトでつくりたい体験

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  48. アイデア出し 整理や絞り込み
    混ざって

    しまう…
    うまく進め

    られない…
    ファシリテーションが難しい…

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  49. 段階ごとに分かれたステップ

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  50. 難しいファシリテーションをシステムで置き換え

    誰でもみんなで気軽に取り組めるように
    各ステップに適した機能を提供
    進め方などの案内を表示
    アイデア出し グルーピング ディスカッション クロージング
    リアクション

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  51. このプロダクトで解決したい課題
    インターフェース
    1
    進行が難しい
    2
    アイデアが出ない
    3

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  52. しばらくすると

    煮詰まってしまう
    そもそも

    アイデアが出ない
    アイデアが出なくて

    会話が減ってしまう

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  53. AIにアイデアを出させればいいのでは?

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  54. 人間がAIに頼って思考しなくなってしまう
    これはつくりたい体験ではない…

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  55. AIでアイデアのヒントを提示して

    人間の思考や発想を促す仕組みを考えた

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  56. AIでアイデア出しや会話が

    活発になるよう支援する機能

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  57. ひらめきワードの生成
    発想を広げるメッセージ

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  58. 課題の解決だけで終わらない

    ための工夫
    「つくりたい体験」に近づける

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  59. このプロダクトでつくりたい体験
    みんなで一緒に

    楽しくできる
    誰でも気軽に

    取り組める
    アイデアと会話が

    たくさん生まれる

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  60. みんなで集まって同時にはじめられるように

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  61. みんなで助け合ってワークを進められるように

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  62. みんなでワークを振り返られるように
    ワードクラウド
    結果レポート

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  63. 時間やアイデアの個数をお知らせ
    投稿の連続で大きくなる炎
    たくさんのアイデアが生まれ会話が活発になるように

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  64. アバター・アイコン
    UI要素
    楽しさを表現するポップなビジュアル

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  65. 複数人の思考や会話の交わり
    炎=発想やコミュニケーションが
    活発な様子
    たくさんのアイディアが

    活発に生まれる場でありたい
    情熱を持てるプロジェクトが

    始まるきっかけをつくりたい
    1
    2
    ロゴとネーミング

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  66. このまま進めてよいのか

    わからなくなることも

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  67. ユーザーに実際に使ってもらう

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  68. 「つくりたい体験」に近づいているか

    それがユーザーに受け入れられるのか確かめる

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  69. hidaneもユーザーテストを何度も実施

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  70. まとめ

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  71. 課題の解決だけでなく、その先にある

    を考えて共有し

    その実現を目指してプロダクトを作る
    「つくりたい体験」

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  72. 正しく価値を届けられ、愛されるプロダクトに
    一貫したデザインがしやすくなる

    チームの意思決定の軸ができる

    そのプロダクトらしさや世界観が生まれる
    「つくりたい体験」を目指すことで

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  73. nztm_tw
    twitter twitter YukiMihashi
    Thank you for listening!
    つづきはAMAで!

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