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[OCI Technical Deep Dive] OCIで始めるCloud Nativeアプ...

[OCI Technical Deep Dive] OCIで始めるCloud Nativeアプリケーション(2024年10月29日開催)

Oracle Cloud Infrastructure(OCI) Technical Deep Dive(2024年10月29日開催)
https://go.oracle.com/LP=144488
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OCIではOracle Databaseだけではなく、アプリケーション開発領域に関わるサービスも多数提供しています。今回は、既存のお客様がよく利用されているサービスにフォーカスし、各サービスの使い所や事例、コスト感などを交えながら、OCIのCloud Nativeサービスを紹介しました。

oracle4engineer

November 10, 2024
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Transcript

  1. OCI で始める Cloud Native アプリケーション OCI Technical Deep Dive Seminar

    2024年10月29日 日本オラクル株式会社 クラウドエンジニアリングCOE統括 ソリューションアーキテクト部 仁井田 拓也
  2. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 2 1. ビジネスにおける

    Cloud Native の重要性 2. OCIが提供する Cloud Native サービス 3. 事例 4. まとめ アジェンダ
  3. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 4 なぜ、 “Cloud

    Native“ か? Cloud Native Computing Foundation(CNCF)について • The Linux Foundation傘下のプロジェクトの1つで、コンテナ技術の推進と、その進化を取り巻く テクノロジー業界の足並みを揃えるために2015年に創設された財団 • 大手クラウド事業者、ミドルウェア企業、ハードウェア製造企業、オープンソース・ソフトウェア企業、 自動車、スポーツウェアメーカなどの製造業、ヘルスケア企業、大学、その他非営利団体などが加 入、Oracleは2017年からプラチナ会員
  4. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 5 なぜ、 “Cloud

    Native“か? クラウドネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境にお いて、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。 このアプローチの代表例に、コン テナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミューダブルインフラストラクチャ、および宣言型APIがあります。 これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが実現します。 これらを堅牢な自動化と組み合わ せることで、エンジニアはインパクトのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。 Cloud Native Computing Foundationは、オープンソースでベンダー中立プロジェクトのエコシステムを育成・維持して、このパラダ イムの採用を促進したいと考えてます。 私たちは最先端のパターンを民主化し、これらのイノベーションを誰もが利用できるようにしま す。 Cloud Native Computing Foundation(CNCF) Cloud Native Definition v1.0 | https://github.com/cncf/toc/blob/master/DEFINITION.md 拡張性・柔軟性に優れた”多様な環境”において、アプリケーションを 最小限の労力で構築および実行(=なるべく”自動化”)できるようにすること Cloud Native Computing Foundation(CNCF)における“Cloud Native”の定義
  5. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 6 “多様な環境“を実現するオープンソースエコシステム 専門知識の結集による迅速

    な開発と進化を実現 大規模なコミュニティの恩恵 やカバレッジの向上 ソフトウェアとスキルの可搬性 Innovation Security Flexibility
  6. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 7 なぜ、“自動化“か? 人的関与を極力減らし生産性向上

    人にしかできないことに時間やコストを傾ける ビジネス価値をエンドユーザに提供する 人的関与を極力減らしてビジネス価値の向上を狙うマインドセット “Cloud Native”の一つの解釈
  7. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 8 オープンソースと自動化における課題 OSSの乱立・DIYの限界

    • セットアップに高度なノウハウが必 要 • スキルを持った人員の不足 • パフォーマンス、セキュリティ、拡 張性、信頼性の確保が困難 ツール不足による追加コスト • 不足するツールは独自に導入 • 管理が複雑化し維持コスト が増加 ベンダーロックイン • クローズドなAPIやサービス • 可搬性のないソリューションで ロックイン
  8. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 9 課題に対するOracleのアプローチ マネージドサービス

    • マネージドなサービスをエンタープ ライズグレードでご提供(DIY不要) 開発から運用まで網羅 • ランタイムから運用管理まで必要な サービスを全てご提供 コミュニティ主導 • オープンソースベースの サービスを提供 Managed Inclusive Open • インフラ構築や運用の自動化によるコストの削減 • 開発生産性の向上とアプリケーションへの注力 • ベンダーロックイン防止 • 可搬性
  9. Oracleが提供するCloud Native Services(Managed) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.

    10 インフラや運用のコストを削減 (=インフラや運用の自動化) 開発者がアプリに注力可能
  10. Oracleが提供するCloud Native Services(Inclusive) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.

    11 1. コンテナを意識したJavaをはじめとするアプリケーションフレームワーク 群 2. 開発自動化を目的とする継続的インテグレーション/デリバリやインフ ラ環境構築を自動化するサービス群 3. コンテナアプリケーション実行環境と運用を自動化(オーケストレーショ ン)するサービス群 4. Oracle Databaseをはじめとしたデータベースとその運用を自動化す るサービス群 5. 従来のシステム監視はもちろん、コンテナアプリケーションが出力する 膨大なデータの可視化、メッセージングを行うサービスとその運用を 自動化するサービス群
  11. Oracleが提供するCloud Native Services(Open) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.

    12 オープンソースベースのプロダクト 多様な環境に移行可能 プライベート/ハイブリッド/エッジ環境 もサポート OS: Oracle Cloud Native Environment (OCNE) H/W : Oracle Private Cloud Appliance Hybrid/Edge: Dedicated Region/Roving Edge OKE OCIR
  12. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 14 Oracle Cloud

    Native Services OCI Core Infrastructure OCI Cloud Native Landscape 開発・運用管理ツール アプリケーション実行基盤 API管理 OCI Functions API Gateway サービス間連携 オブザーバビリティ OCI DevOps OCI Registry Resource Manager OCI Kubernetes Engine (Managed/Virtual Nodes) メッセージング Queue Streaming Service Connector Hub Notifications Application Performance Monitoring Logging Monitoring Events WebLogic Server for OCI/OKE MicroTx 開発フレームワーク Helidon MP/SE/Nima Micronaut Compute Database Network Storage Container Instances
  13. Oracle Cloud Native Data Services Copyright © 2024, Oracle and/or

    its affiliates. 15 RDBMS Oracle Database Autonomous Transaction Processing Autonomous Data Warehouse ExaDB-D Base Database Service NoSQL Oracle Autonomous JSON Database OSS Data Store HeatWave MySQL Database Service OCI Database with PostgreSQL Oracle NoSQL Database Cloud Service OCI Search with OpenSearch OCI Cache
  14. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 16 各サービスの利用イメージ例 API

    サービス フロントエンド API層 データ層 アプリケーション実行基盤 • OCI Kubernetes Engine(Container) • OCI Container Instances(Container) • OCI Functions(FaaS) API Gateway (API Management)
  15. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 17 カテゴリ サービス名

    多様な環境(オープンソース /オープンスタンダード) 自動化(Managed/PaaS) Container OCI Kubernetes Engine • オープンソースのKubernetesに準拠 • PaaSであるため、コントロールプレー ンのユーザ管理は不要 • より高度なオプション選択により、 ワーカーノードもユーザ管理不要にす ることも可能 OCI Container Instances • コンテナイメージさえあれば即時利用 可能(コンテナの環境可搬性) • PaaSであるため、ユーザのインフラ管 理は不要 FaaS OCI Functions • Fn Project(オープンソース)に準拠 • PaaSであるため、ユーザのインフラ管 理は不要 API Management OCI API Gateway • 認証認可(OpenID Connect)やOpen API 準拠など各機能がオープンスタンダー ドな仕様に準拠 • PaaSであるため、ユーザのインフラ管 理は不要 本日ご紹介するサービスの主なメリット
  16. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 18 Container Container

    について Build Ship Run イメージレジストリ Dockerfile コンテナイメージ アプリケーション フレームワーク アプリケーション ライブラリ OS イメージ ① コンテナイメージ自動作成 ③ イメージを基にコンテナを起動 イメージの 作成手順を記載 $ docker image pull $ docker image push $ docker image build $ docker container run コンテナ ② Docker イメージの保存・共有 $ kubectl apply コンテナ Pod Pod Pod コンテナプラットフォーム Container as a Service (CaaS) Kubernetes as a Service (KaaS)
  17. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 19 Container Kubernetes

    as a Service (KaaS) & Container as a Service (CaaS) Kubernetes を使用してコンテナをオーケストレーションするサービ スで、大規模なコンテナ環境の効率的な管理が可能。 Kubernetes as a Service (KaaS) Container as a Service (CaaS) • 自動化されたオーケストレーション: 管理が容易 • 高可用性と耐障害性: アプリケーションの安定稼働 • 強力なコミュニティとエコシステム: 広範なサポートとツール コンテナを使用してアプリケーションをデプロイ、管理するサービス で、コンテナアプリケーションの簡単なデプロイと管理が可能。 • シンプルさと柔軟性: アプリケーションのデプロイが容易 • スケーラビリティ: リソースの調整が簡単 • 環境の統一性: 開発から本番までの環境差異を最小化
  18. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 20 Container OCI

    Kubernetes Engine (OKE) & Container Instances Kubernetes as a Service (KaaS) Container as a Service (CaaS) OCI Kubernetes Engine Container Instances エンタープライズ品質と開発生産性を両立する Kubernetes プラットフォーム インフラ管理不要(サーバレス)のコンテナ実行環境
  19. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 21 Container OCI

    Kubernetes Engine(OKE) エンタープライズ品質の性能と可用性 • 高性能なインフラストラクチャによる分散アプリケーション環境 • 冗長構成を自動で構成する高可用性 マネージド環境 • ワーカーノードを柔軟に管理できる Managed Nodes • ワーカーノードの管理を不要とする Virtual Nodes (オプション機能) Cloud Native Java ソリューションや Oracle Database との親和性 • Cloud Native な Java アプリケーション開発 • Oracle Database / MySQL の Cloud Native アプローチ OCI Kubernetes Engine
  20. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 22 Container エンタープライズ品質の性能と可用性

    • 各ホスト間を 低レイテンシーかつ広帯域の N/W で接続したボトルネックの無いインフラストラクチャ • 大規模な数のコンテナのデプロイメントにおいて ネットワーク性能劣化による品質低下を確実に防止 https://www.accenture.com/t20171003T083750Z__w__/us-en/_acnmedia/PDF-62/Accenture- Enterprise-Workloads-Meet-Cloud.pdf OCI Other 第3者機関によるN/W性能検証結果 高性能 IaaS 上に構築された確実な性能を実現する Kubernetes プラットフォーム ミッションクリティカル・システムに不可欠な安定した高性能を確実に維持
  21. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 23 Container マネージド環境

    OKE ワーカーノードを柔軟に管理できる Managed Nodes と費用対効果を促す Basic Cluster ワーカーノード Basic Cluster Managed Nodes Basic Cluster(基本クラスタ) • Kubernetes および OKE によって提供されるコア機能を提供 • IaaS サービス課金のみ (Cluster に課金はなし) • 拡張クラスタで提供されるオプション機能は利用不可 • サポートするワーカーノード数は 1000 Node まで ※Basic Cluster から Enhanced Cluster へは In-place upgrade によるアップグレードが可能 (Enhanced Cluster から Basic Cluster へのダウングレードは不可) Managed Nodes • ワーカーノードの各ノードに SSH ログインして柔軟に管理 • Cluster Autoscaler 機能を利用して自動ノードスケール • 永続化領域(OCI Block Volume / FSS)の利用 • AMD 以外の仮想マシンインスタンスを利用
  22. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 24 Container マネージド環境

    OKE ワーカーノードの管理を不要とする Virtual Nodes をはじめ、オプション機能を実現する Enhanced Cluster ワーカーノード Enhanced Cluster Enhanced Cluster(拡張クラスタ) • Basic Cluster で提供される機能に加えて、以下オプション機能を提供 • Virtual Nodes • アドオン機能管理 • Workload Identity • オンデマンドノードサイクル • SLAの提供 • クラスタごとに課金が発生(¥15.5/hour) • サポートする ワーカーノード数は 2000 Node まで Virtual Nodes • ステートレスなアプリケーションをスケーラブルに利用 • ワーカーノードの運用負荷を削減 • ワーカーノードが消費するリソースを意識せず、コンテナアプリケーションを運用 Virtual Nodes Virtual Nodes はユーザから操作不可
  23. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 25 Container Cloud

    Native Java ソリューションや Oracle Database との親和性 Cloud Native な Java アプリケーション開発 Oracle Database / MySQL の Cloud Native アプローチ OKE WebLogic Server Clusters Helidon/GraalVM を活用したマイクロサービスアプリ ケーション Autonomous Database HeatWave MySQL Database Service Operator Oracle Database Operator、 Oracle MySQL Operator、 OCI Service Operator for Kubernetes など Oracle が提供する Operator でデータベースのライフ サイクル管理 マイクロサービスアプリケーションと 親和性を高める Oracle Database や MySQL のマネー ジドサービス との連携 WebLogic Server for OKE Helidon GraalVM Autonomous Database HeatWave MySQL Database Service Java EE/Jakarta EE 準拠のアプリケーションサーバコ ンテナ対応版 Java のマイクロサービスフレームワーク ※WebLogic Server ユーザにはサポートあり 高速起動/高速処理/マルチ言語対応のランタイムエン ジン マルチモデル集中型データベースと機械学習ベースの 自動化により運用コストを最大90%削減して完全な ライフサイクル管理を実現する OCI ネイティブな Oracle Database OLTP と OLAP に対応する1つの MySQL HeatWave Database Service
  24. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 26 Container Container

    Instances インフラ管理不要(サーバレス)のコンテナ実行環境 • セキュアに分離、最適化されたコンテナ実行環境 • ユーザによるインフラレイヤーの管理(パッチ適用、トラブルシューティングなど) 不要 • コンテナを即座に実行可能 • Computeと同様のOCPU/メモリによる課金(サービス自体の課金はなし) Container Instances
  25. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 27 Container Container

    Instances 外部のコンテナレジストリーからの イメージプルも可能
  26. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 28 Container Container

    Instances の主なユースケース コンテナ・オーケストレーション ( Kubernetes など) を必要としないコンテナ化されたアプリケーション 迅速なインスタンスの作成と破棄が求められるワークロード • API サーバ/ Web アプリケーション • 一時的なワークロード • CI/CD パイプライン・ジョブ • 開発/テスト環境 • データ/メディア処理 • 自動化タスク 物理マシンや仮想マシン上で稼働するスタンドアロンなワークロード • スケール不要なレガシー・アプリケーションをコンテナ化してサーバレス運用 ※2024年8月時点、Container Instances はスケール機能は未実装
  27. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 29 FaaS Serverless

    – Function as a Service • クラウドの柔軟なコンピューティング・リソースをサービスとして必要な時に必要な分だけ利用 • 開発者は、サーバー(=インフラストラクチャ)について意識しなくて良い サーバーが存在しないことではなく、サーバーの管理が不要 ユーザーに価値を提供することに力を注ぐことができる FaaS (Function as a Service) IaaS (Infrastructure as a Service) サービスの定義 • 単一の関数や小さなタスクを実行するサービス • サーバーのプロビジョニングや管理が不要 主な特徴 • イベント駆動: トリガーに応じて動作 • スケーラビリティ: 自動的にスケールし、同時に多くのリクエストに対応 サービスの定義 • 仮想的なコンピューターインフラストラクチャ全体を提供 • 最も基本的なクラウドサービスカテゴリ 主な特徴 • カスタマイズ可能: ユーザーが仮想マシンのスペックやストレージ、ネット ワークを選択・設定 • リソース管理: サーバーやネットワークの運用管理がユーザーの責任
  28. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 30 FaaS Serverless

    – Function as a Service Bare Metal Virtual Machine Container Function Code App Container Language Runtime Operating System Hardware Code App Container Language Runtime Operating System Code App Container Code … ユーザーの管理するレイヤー
  29. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 31 FaaS OCI

    Functions オープンソースのFaaSエンジン “Fn Project”を採用 コンテナ技術をベースとした 高いカスタマイズ性 Oracle Cloud Infrastructure が提供する豊富なサービス群と の連携 Pay per use • 実稼働分のみ料金が発生 • アイドルタイムには課金が発生しない Autonomous • リクエスト量に応じた自動スケール • プロビジョニングや管理のためのサーバ は不要 Event-driven • OCI のトリガーによってコードを実行 • API Gateway, Service Connector Hub, Events, Notifications 1 2 3 拡張性・カスタマイズ性の高いオープンソース・ベースのフルマネージド FaaS
  30. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 32 FaaS OCI

    Functions でサポートされるプログラミング言語 FDK* 言語 デフォルト サポート対象 非推奨 Java 17 17, 11, 8 - Python 3.11 3.11, 3.9, 3.8 3.7, 3.6 Ruby 3.1 3.1, 2.7 2.5 Go 1.19 1.19, 1.18 1.15, 1.11 Node.js 18 18, 16, 14 11 C# (.NET) 6.0 6.0, 3.1 - *FDK: Fn Project Function Development Kits • プロトコル、入出力の解析、関数コンテナのロジック等システム内部に関する処理をサポートするヘルパー・ライブラリ • 最新の対応状況につきましては、こちらをご参照ください https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Functions/Tasks/languagessupportedbyfunctions.htm
  31. ビジネスとビジネスを繋ぎ、拡大するAPIエコノミー APIの公開は企業やサービスの価値に直接的 に影響を及ぼすようになっている 金融機関のAPI公開によるFintechの拡大 • FinTech事業者は、家計簿アプリや貯金ア プリなど幅広いサービスを提供 倉庫や配送などの物流API公開 • 物流APIを活用し、利用者は常に最新の配

    送状況がわかる 自動車業界にも拡がるAPI • 渋滞情報や走行データのAPI化により、 MaaS事業や自動運転の実現に繋がる 政府保有情報のオープンデータ化 • 各自治体や公共事業者は、政府統計のAPI を活用してサービスを構築可能 API Management デジタルビジネスを拡大するために は、APIを活用した事業サイクルは不 可欠 ①デー タの蓄 積 ②APIの 開発と 公開 ③APIの 収益化 ④新事 業の構 築 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 33
  32. API利用者 バックエンドサービス APIの利用/公開の両方で機能する「玄関」が必要 API Management • 複数の認証方法とアクセス ポイントがある場合、APIを 利用する際の実装や管理が 複雑

    • 公開するAPIのバックエンド ごとに、サービスの監視や ライフサイクル管理が発生 • APIを横通ししてセキュリ ティレベルの維持や利用状 況の把握・制御を行うこと が困難 FaaS メインフレーム データベース コンテナアプリ ERPアプリ APIの公開 APIの公開 APIの公開 Mobile SaaS Device 開発者 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 34
  33. バックエンドサービス API利用者 プラットフォームを利用することによる、API管理の一元化 API Management FaaS メインフレーム データベース コンテナアプリ ERPアプリ

    Mobile SaaS Device 開発者 API管理プラットフォーム 認証方法やアクセスポイントが統 一されており、APIを利用する側 の実装や管理がシンプルに APIサービスの監視先やライフサ イクルの管理先を一元化 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 35
  34. APIエコノミーに参加、活用する上で求められるもの 堅牢性/セキュリティ • 認証/認可 • 流入制限 • インバウンド/アウトバウン ドアクセスの量を制限 可観測性

    • モニタリング • ロギング • アクセスやバックエンド実行 の監視/観測が必要 APIデザインの管理 • 開発者ポータル • ドキュメント • OpenAPI仕様への対応によ るAPIの標準化 ライフサイクル管理 • 設計 • 開発/公開 • バージョニング API Management </> Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 36
  35. バックエンドサービスの入り口として機能するセキュアなAPIエンドポイント 主な機能 ※それぞれの詳細については後ほどご紹介します • Gateway機能 • カスタムドメイン/TLS証明書 • ヘッダー/クエリ変換 •

    リザルトキャッシュ(OCI Cache with Redisとの統合) • API利用管理 • 堅牢性の提供 • カスタム認証 • JWT検証 • リクエスト検証 • 流入制限 • CORSサポート • ゲートウェイやAPIの監視 • OCI Logging, OCI Monitoringとの統合 • ライフサイクル管理 • GUI/JSONなど用途に合わせたGatewayの操作 • モックサーバ(Stock Response)の提供 • SDK生成 • デザイン管理 • OpenAPI 2.0/3.0のサポート API Gateway Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 37 Network (Public/Private) Other Public API Services On-Prem API Server Oracle Cloud Infrastructure API Gateway Authentication Load Balancer OCI Kubernetes Engine Dynamic Routing Gateway Functions ▪ 価格 1,000,000 APIコールごとに¥465
  36. シンプルでセキュアなAPIを簡単に公開 OCIリソースのAPIエン ドポイント • OKEやComputeなど に実装した複数の APIサーバのエンド ポイントを統一化 OCI FunctionsのAPIエ

    ンドポイント • OCI Functionsを社 内外に公開できる • システムやアプリ ケーションに Functionsを組み込 むことが可能 オンプレミスAPIサーバ との接続 • FastConnectやDRG を利用し、 既存の オンプレミスAPI サーバをそのまま利 用可能 3rdパーティAPIと組み合 わせたソリューション の構築 • 外部のAPIサービス もまとめて管理し、 自由なシステム構成 が実現できる OCI API Gatewayのユースケース Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 38
  37. 想定トラフィック • 全体リクエスト: 50 RPS(Web: 40/モバイル: 10) 各サービスの想定スペック(最低限のスペックで試算) • OCI

    Kubernetes Engine(Basic)のスペック: 1 Node(2oCPU/8GB RAM) • OCI API Gateway: 1,071,360,000 Call/月(Web経由の40RPSで試算) • OCI Container Instancesのスペック: 1oCPU(2vCPU)/8GB RAM • OCI Functionsのスペック: 128MB RAM • 1処理あたり30秒 • OCI Database with PostgreSQLのスペック • Compute: 1Node(2oCPU(4vCPU)/32GB RAM) • Storage: 50GB(75,000 IOPS) • OCI Search with OpenSearchのスペック • Master Node: 1 Node: (1oCPU(2vCPU)/20GB RAM) • Dashboard Node: 1 Node: (1oCPU(2vCPU)/8GB RAM) • Data Node: 1 Node: (1oCPU(2vCPU)/20GB RAM/50GB Storage) • Autonomous Transaction Processing(ATP)のスペック: 2ECPU/20GB 参考価格(月額): ¥193,874 アーキテクチャ例と価格イメージ – 開発環境(フルタイム) – Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 39 フロントエンド API層 データ層 API サービス
  38. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 40 • OCI

    Kubernetes Engine(Basic)(2oCPU/8GB RAM + Storage 50GB): ¥9,094/月 • OCI API Gateway(1,071,360,000 Call/月): ¥49,755 /月 • OCI Container Instances(1oCPU/8GB RAM): ¥4,266 /月 • OCI Functions(864,000回起動/日, /実行時間30秒/回, 128GB RAM): ¥768 /月 • OCI Database with PostgreSQL(2oCPU/32GB RAM/ Storage 50GB(75,000 IOPS)): ¥34,857/月 • OCI Search with OpenSearch(3oCPU/48GB RAM/Storage 50GB): ¥17,281 /月 • Autonomous Transaction Processing(ATP) (2ECPU/Storage 20GB): ¥77,853 /月 【参考】アーキテクチャ例と価格イメージ – 開発環境(フルタイム) –
  39. 想定トラフィック • 全体リクエスト: 50 RPS(Web: 40/モバイル: 10) 各サービスの想定スペック(最低限のスペックで8時間起動で試算) • OCI

    Kubernetes Engine(Basic)のスペック: 1 Node(2oCPU/8GB RAM) • OCI API Gateway: 35,712,000 Call/月(Web経由の40RPSで試算) • OCI Container Instancesのスペック: 1oCPU(4vCPU)/8GB RAM • OCI Functionsのスペック: 128MB RAM • 1処理あたり30秒 • OCI Database with PostgreSQLのスペック • Compute: 1Node(2oCPU(4vCPU)/32GB RAM) • Storage: 50GB(75,000 IOPS) • OCI Search with OpenSearchのスペック • Master Node: 1 Node: (1oCPU(2vCPU)/20GB RAM) • Dashboard Node: 1 Node: (1oCPU(2vCPU)/8GB RAM) • Data Node: 1 Node: (1oCPU(2vCPU)/20GB RAM/50GB Storage) • Autonomous Transaction Processing(ATP)のスペック: 2ECPU/20GB 参考価格(月額): ¥64,569 アーキテクチャ例と価格イメージ – 開発環境(日中帯のみ起動) – Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 41 フロントエンド API層 データ層 API サービス
  40. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 42 • OCI

    Kubernetes Engine(Basic)(2oCPU/8GB RAM + Storage 50GB): ¥3,031/月 • OCI API Gateway(35,712,000 Call/月): ¥16,740 /月 • OCI Container Instances(1oCPU/8GB RAM): ¥1,422 /月 • OCI Functions(288,000回起動/日, /実行時間30秒/回, 128GB RAM): ¥215 /月 • OCI Database with PostgreSQL(2oCPU/32GB RAM/ Storage 50GB(75,000 IOPS)): ¥11,320/月 • OCI Search with OpenSearch(3oCPU/48GB RAM/Storage 50GB): ¥5,651 /月 • Autonomous Transaction Processing(ATP) (2ECPU/Storage 20GB): ¥26,190 /月 【参考】アーキテクチャ例と価格イメージ – 開発環境(日中帯のみ起動) –
  41. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 44 顧客事例:野村総合研究所様 NRIは、「THE

    STAR」サービス基盤のクラウド移行に伴い、アプリケーション改修においてOCIの「Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE)」を活用し、コンテナ技術による金融SaaSのモダナイゼーションに も取り組んでいます。2023年3月に機能拡張された仮想ノードを備えたサーバーレスのKubernetesなど最 新のOKEも活用し、開発者の生産性を向上し、イノベーションをさらに加速していきます。
  42. 顧客情報管理システムの開発環境での活用 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 45 https://japan.zdnet.com/article/35185893/

    ZDNet Japanの記事 プレスリリース発表 https://www.oracle.com/jp/news/announcement/docomo-selects-oci-for-development-2022-04-04/ 顧客事例:NTTドコモ様
  43. OCI Kubernetes Engine(OKE) を活用し、コストを抑えつつコンテナ化の利点を享受 株式会社オープンエイト • 誰でも簡単にクオリティが高い動画を制作できるAIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」や、人的資本経営の推進における施策実行を支援するクラウド「Open BRAIN」を提供 従来の課題

    • 動画レンダリング機能のシステムにおいて、VM単位の構成だと、負荷状況 に応じた細やかで素早いリソース調整が出来ていなかった • 適切なコストでのサーバ稼働による、利益率の確保の必要性があった • 各人のローカル環境を含めた環境ごとの差異が生じることがあり、また、 新バージョンリリース後の容易なロールバックが実現できていなかった 採用ポイントと導入効果 • コンテナ化により、リソース制御を最適化できる環境を構築。負荷に応じ たリソースの活用をより精緻なものにし、コストを最適化する環境を整 え、ユーザの営業時間外のVM停止などの施策で、30%ものコスト削減を 実現し、利益率を向上させる土台を整えた • コンテナ化により、各環境での再現性が確保され、またコンテナの取り回 しの良さにより、リリース・バージョンのロールバックも容易になった • 以前のVMによる運用だと、起動からM/Wの設定で30分程度かかり、マー ジリクエストや承認プロセスまで含めると数時間もかかっていたが、コン テナ化とその運用プロセスにより、数分レベルに短縮できるようになった • OKEは、他社Kubernetesサービスと比べて、UIでの操作や権限設定がシンプルで 非常にとっつきやすく、抵抗なく負荷なく導入・運用できた システム構成イメージ 利用サービス OCI Kubernetes Engine(OKE)、Load balancer、File Storage、etc. 顧客事例:株式会社オープンエイト様 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 46
  44. 「ドクセル」 を、OCI Container Instancesを活用してGoogle Cloudから移行し、圧倒的なコスト削減を実現 ドクセル(Docswell) • PDFやパワーポイントのスライドを共有できる国産のスライ ドシェアサービス。ユーザー約30万人、月間アクセス約600 万回。

    従来の課題 • 既存のGoogle Cloud環境のコスト削減の必要性があった(特 に、アウトバウンドのデータ転送のコスト)。 • ユーザーアクセス時にコンテナが都度起動するスピンアップ の仕組みにより、時に遅延が発生していた。 採用ポイントと導入効果 • 既存Google Cloud環境から移行し、特にデータ転送が毎月 10TB無料の利点を享受し、全体で約65%のコスト削減を実 現。MySQL Database Serviceの高可用性構成の部分は、要件 を実現しつつ約50%のコスト削減を実現。 • OCI Container Instancesを活用し、Kubernetesを利用せずに 既存のコンテナアプケーションをシームレスに移行できた。 • コスト面で有利なContainer Instancesを必要個数、常時起動 しておくことで、スピンアップの仕組みにする必要が無く なった。結果、遅延のない安定的な処理を実現。 • 複数のコンテナ間の疎結合な処理にOCI Queueを活用。 システム構成イメージ 利用サービス(クラウドサービス/その他) • OCI Container Instances • OCI Registry • MySQL Database Service • OCI Queue • OCI Cache • コスト削減フレームワーク (Oracleによる移行アセスメント支援) 顧客事例:株式会社アプルーシッド様 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 47
  45. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 49 • “多様な環境“において、アプリケーション実行をなるべく“自動化“

    • 自動化によりエンドユーザへの価値提供に注力 • 多様な環境をサポートするオープンソースエコシステム “ Cloud Native ”の重要性 • 各サービスをPaaS/Managedとして提供することで、インフラ管理を自動化し、エンドユーザの 価値提供に寄与 • 各サービスはオープンソース/オープンスタンダードなテクノロジーを採用し、可搬性があるア プリケーション環境を実現 • リーズナブルな価格帯での提供で、コスト面でも容易にスモールスタートが可能 OCIで提供するCloud Native Services まとめ
  46. 実践Kubernetesハンズオン ~OKEでKubernetesをバーチャル体験しよう ~ 本ハンズオンセミナーでは、Oracle Cloudが提供するコンテナ・サービ スを実際に利用しKubernetes環境の構築からコンテナ・アプリケーショ ンのデプロイ、CI/CDまでの一連の流れを体感いただけます。 次回開催日とご参加お申込みURL 2024年11月26日(火) 13:30

    - 17:00 https://go.oracle.com/LP=145058 [アジェンダ] Kubernetes/OKE/OCIR概要 OCI DevOps概要 ハンズオン 1. OKEのプロビジョニング 2. OCI DevOpsのセットアップ 3. ATPの作成 4. OCI DevOpsを利用したビルド/OCIRへのプッシュ/デプロイ 5. アプリケーションの修正とデプロイ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 50
  47. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 51 チュートリアル •

    https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/cloud-native/ 活用資料集 • https://oracle-japan.github.io/ocidocs/services/developers/ • https://oracle-japan.github.io/ocidocs/solutions/cloudnative/ 関連チュートリアル、活用資料集