多くの基幹システム、特にCOBOLなどで構築された従来のバッチ処理は、計算結果という「状態」は記録しても、そこに至る「経緯」を失いがちです。その結果、調査は保守要員が手作業で実施し、業務は属人化していきます。
本資料では、この根深い課題を解決するため、設計パラダイムを「状態の更新」から「事実の記録」へと転換するアプローチを提案します。保守運用のコストを削減し、システムの透明性と信頼性を高めるための具体的な設計思想について解説します。