Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
「タコピーの原罪」から学ぶ間違った”支援” / the bad support of Tak...
Search
piyonakajima
October 24, 2025
Technology
0
230
「タコピーの原罪」から学ぶ間違った”支援” / the bad support of Takopii
2025.10.24
https://engineers-anime.connpass.com/event/367547/
piyonakajima
October 24, 2025
Tweet
Share
More Decks by piyonakajima
See All by piyonakajima
KAGAIWeek_仕様駆動開発で開発スピードが爆速になった!その結果生まれたバックログ管理の課題と対策
piyonakajima
4
820
The Origin Story of the InnerSource Hero
piyonakajima
0
130
組織のソースコードを共有しよう!インナーソース最初の一歩〜実践者達と歌を作った結果、社内でインナーソース文化が育ち始めた〜 / innersource man
piyonakajima
2
1.3k
日報にたちカエル〜自分のためのYWT日報をはじめたら苦手だった日報が楽しくなって仕事にもつながった話〜 / lets try ywt
piyonakajima
2
2.4k
AIがチームのふりかえりをサポート!KAGが提供するツール「anycommu」〜AIスクラムマスター Fearless Changeモードのご紹介〜 / Introduce the retrospective tool powered by generative AI anycommu
piyonakajima
0
550
[ナイトセッション] これが私の生きる道組織の中で自分らしさを貫くアジャイル実践者たちの物語piyonakajimaの場合 / This is my way
piyonakajima
0
3.8k
たった一人で始めた音楽制作が気がついたら会社公認の部活動になっていた話〜組織の垣根を超えるコラボレーションを実現するには〜 / On-KAG-bu
piyonakajima
0
900
リフレッシュ!お楽しみ企画 / Reflesh! The Fun Project - InnerSource Gathering Tokyo 2024
piyonakajima
2
1.1k
ぶっちゃけて話すための場作り / Creating an Environment for Open and Honest Communication
piyonakajima
10
74k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Generative UI を試そう!A2-UIでAIエージェントにダッシュボードを作らせてみた
kamoshika
1
290
2026年のAIエージェント構築はどうなる?
minorun365
10
2.1k
Interop Tokyo 2025 ShowNet Team Memberで学んだSRv6を基礎から丁寧に
miyukichi_ospf
0
160
1 年間の育休から時短勤務で復帰した私が、 AI を駆使して立ち上がりを早めた話
lycorptech_jp
PRO
0
130
Oracle Database@Google Cloud:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
3
1.1k
AWS CDK の目玉新機能「Mixins」とは / cdk-mixins
gotok365
2
240
APMの世界から見るOpenTelemetryのTraceの世界 / OpenTelemetry in the Java
soudai
PRO
0
130
I tried making an AI manzai comedy act with "boke" and "tsukkomi" using Strands Agents
zzzzico
1
160
AIで「ふとした疑問」を即座に検証する 〜定量で圧倒するN1理解〜
kakehashi
PRO
3
720
バイブコーディングで作ったものを紹介
tatsuya1970
0
170
xDS を活用したサービスディスカバリーで実現するブランチ別 QA 環境の構築手法
knwoop
1
210
NW構成図の自動描画は何が難しいのか?/netdevnight3
corestate55
2
170
Featured
See All Featured
More Than Pixels: Becoming A User Experience Designer
marktimemedia
3
340
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
1.2k
Fireside Chat
paigeccino
41
3.8k
<Decoding/> the Language of Devs - We Love SEO 2024
nikkihalliwell
1
140
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.4k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
How To Speak Unicorn (iThemes Webinar)
marktimemedia
1
400
Agile Actions for Facilitating Distributed Teams - ADO2019
mkilby
0
130
Abbi's Birthday
coloredviolet
2
5k
The Mindset for Success: Future Career Progression
greggifford
PRO
0
250
From π to Pie charts
rasagy
0
140
How GitHub (no longer) Works
holman
316
140k
Transcript
2025/10/24 アニメから得た学びを発表会 タコピーの原罪から学ぶ 間違った”支援” piyonakajima
@piyonakajima 会社:通信事業会社&その子会社兼務 仕事:アジャイル受託開発による新規事業創出支援 0->1特化型PdM(元々はエンジニア) その他: アジャイルコミュニティにて フレームワークを歌にして会社のYouTubeチャンネルに掲 載 アニメは初心者
最近のマイブーム ランニングアニメ
ランニングアニメとは ランニングマシーンにiPadを置く アニメを見ながら走る 6月〜開始 ・痩せる(3kg減) ・ストレス発散・肩こり解消 ・学びがある ・続きが気になるので楽しい、継続する
ランニングアニメ遍歴(6月〜現在 葬送のフリーレン タコピーの原罪 リコリス・リコイル ウェンズデー(洋ドラマ) 響け!ユーフォニアム1期 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。←今2話
アニメか得た学びを発表会 タコピーの原罪から学ぶ 間違った”支援” piyonakajima
仕事で支援してますか?
エンジニアとしての「支援」とは? - いろんな支援がありますよね - コンサルティング - 他社企業のDX支援、内製化支援 - 同じ企業における他部署支援 -
後輩/部下の指導 - 自社SaaS:顧客業務の効率化支援 etc.etc. チームトポロジー - 4つのチームタイプがある - 自社サービス/受託関係なく「支援」するチームがある エンジニアは常に誰かの「支援」をしている https://speakerdeck.com/miholovesq/team-topologies-with-platform-engineering?slide=19
タコピーの原罪 2021年12月少年ジャンプ+にて連載 2025年6月Webアニメ化 ハッピー星からやってきたタコピーは、地球で出会っ た少女しずかを笑顔にしようとする。 しかし、彼女の周りには思いがけない悲しみや葛藤 があり、タコピーはその現実に直面する。 何度も失敗しながらも、タコピーは本当の「ハッピー」 とは何かを学んでいく。 ©タイザン5/集英社「タコピーの原罪」製作委員会
注意書き ネタバレしない程度に書きますが ネタバレになってたらすみません
タコピーの原罪(公式Webページより)
タコピーの原罪(公式Webページより)
前置き 本作で扱われる「いじめ」は複雑な要因から成り立つもの 現実本人同士の会話だけでは解消できない場合がある ただしタコピーの「誤った支援」は エンジニアがやりがちで再現性がある
Case Study: タコピーは「喧嘩した」しずかにハッピー道具を与える →ハッピー道具の副作用で悲劇が生まれる タコピーの原罪より
仮説的推論 顧客は「価値の仕様」ではなく、「洞察」にお金を払う 医師の診断と治療の違いに見る、「アブダクション」のプロセス https://logmi.jp/main/social_economy/326597
Case Study: タコピーは「喧嘩した」しずかにハッピー道具を与える FACT INSIGHT FORESIGHT しずかが喧嘩をしたと言っている しずかの顔の色がいつもと違う しずかは喧嘩をした(そのまま) 人間は喧嘩すると顔の色が変わる
仲直りをする道具を渡せば 問題が解決する
Case Study: タコピーは「喧嘩した」しずかにハッピー道具を与える FACT INSIGHT FORESIGHT しずかが喧嘩をしたと言っている しずかの顔の色がいつもと違う しずかは喧嘩をした(そのまま) 人間は喧嘩すると顔の色が変わる
仲直りをする道具を渡せば 問題が解決する 実際しずかはひどいいじめを受けている その結果、 暴力を振るわれ顔色が変わる程 怪我をしている しずかは精神的苦痛を負っている 異星人なので人間の怪我に対する知識がない 彼女の感情やpain pointに気がついていない 「ハッピー道具の提供」しか頭にない 彼女の課題に目が向いていない FACTの収集が圧倒的に足りていない! その結果、Insightが浅くなっている
タコピーは何も解っていなかった ソリューション(ハッピー道具)ありきで、 ユーザ(しずか)の課題に目を向けていなかった
顧客のFACTを知らずに誤ったFORESIGHTを導出する例 業務が輻輳し人手不足で困っている 適切な生成AIのプロンプトを作ろう 業務で何が起きているのかわからない ダッシュボードを作ろう 本当にそれで解決するの? 表面的な課題によるソリューション提案は逆効果 FACTを調べて観察して集める必要がある ※AIとダッシュボードをdisってるわけじゃないです
まとめ 「タコピーの原罪」のタコピーの間違った支援を紹介 間違っていたポイント - FACT(一次情報)を調べない、knowledgeもない、理解しようとしない - FACTが浅いのでInsightも浅い - その結果、誤ったForesight(ハッピー道具)を提案する これはエンジニア(というかIT業界)でも再現性のある誤り
何を作るかの前にFACTを知る必要がある
じゃあどうやって?
オープニングテーマ曲 “苦しいとか寂しいとか素直に言えたなら魔法なんていらないよ ” ハッピーラッキーチャッピー/ ano 銀の弾丸はない FACT集めには、 心理的安全性のある 場づくりと対話が重要 そもそも時間がかかる
None
タコピーがしずかに変身する まりなに虐められ「怖い」を知る エスノグラフィー(参与観察) 同じ状況におかれて 彼女の「怖い」という感情を体験する これがきっかけでタコピーは 少し彼女に寄り添った行動ができるようになる