米国通貨政策 1. 相互関税導入以降ドル安基調が鮮明化。背景は、①燻る米国のドル 安政策への警戒感②米国景気への懸念③リスクオフ環境の継続 2. ドル安は対円のみならず全通貨に対する動き。上記背景①-③が払拭さ れない限りドルの上値が重い展開は続く。まずは140円近辺(2023, 2024年の安値)の攻防に注目 3. 140円近辺を明確にブレイクすれば130円前半までドル安円高が進行 する可能性。 【Mr.FX E氏のコメント】 市場はまだドルの下値をトライ中。原油安でドル買い圧力も低下。投機筋は 更に円買いポジションを積み上げMAX状態。トランプ政権が続く限りドル安が 続くと確信めいた動きだ。ただ、そろそろドル売りも疲れてくるのではないか。⾧ 期投資家は140円手前から粛々とドル買いを進めて良いんじゃないかな。 外貨投資の原則 外貨投資においては、為替の方向感にベットして為替差益を狙うような投機的な取引はしない。あくまでも、円資産への集中リスクを回避するための⾧ 期的な通貨分散、資産分散を目的とする。 よって、マーケットタイミングを判断するよりも、購入タイミングを分散することでリスクを軽減しながら、上記目的を達成することを推奨する。 1. 原則USDポジションをキープし、USD建運用のメリットを享受。 2. 各々の資産運用プラン(例:ドル建債券の購入)を実行するため に必要なドルの手当てについては積極的に進める。その際、購入する 資産の円高抵抗力の検証をすること、及び購入タイミングを分散する ことが重要。 3. 引き続き段階的な押し目買いを継続。140円下抜け後はシャープに 円高が進行する可能性。 指値オーダーをするなど、細やかな対応が有効。