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『仲良しで何が悪い』へのアンチテーゼ - 馴れ合いからプロとして背中を預け合えるチームを作る

『仲良しで何が悪い』へのアンチテーゼ - 馴れ合いからプロとして背中を預け合えるチームを作る

プロダクトマネージャーカンファレンス2026福岡に登壇したトークセッションのスライド。
https://2026.pmconf.jp/event-fukuoka/session-13

「心理的安全性=仲の良さ」という誤解が、チームの成果へのこだわりや適度な緊張感を奪っていませんか?本セッションでは、関係性が浅く練度の低いチームを、単なる「仲良し」から「プロとして背中を預け合える集団」へと変容させる実践知をお話しします。曖昧な「察し合い」を排した確認プロセスの設計、同じゴールに向かうための「問い」の提示、そして感情的にならず成果を高め合う「レビューする・される」技術。綺麗な理論だけではない、泥臭く成果に向き合うプロダクトマネジメントのリアルをお届けします。

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てぃば@rechiba3

October 22, 2026

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Transcript

  1. 経歴 2009年 ⾼校卒業後、宮城県仙台市から東京へ。⽇本電⼦専⾨学校Webデザイン科⼊学 2011年 Webサイト・スマホアプリの受託制作会社に新卒⼊社。Webディレクターやプロ ジェクトマネージャーとしてベトナムオフショア開発案件に取り組む 2014年 株式会社LIFULL⼊社。国際事業部で海外展開に携わり、ローカライゼーション のSEO・Webサイト改善を担当 2017年

    LIFULL HOMEʼS事業本部へ配属。賃貸領域のWebサイト改善、ユーザー⾏動 ・アクセス分析を担当 2019年 ユーザー向けLINE・メールのリテンションマーケティングを担当。「住み替えシ ナリオ配信」、「新着物件通知」等のLINE新機能実装を⼿掛ける 2022年 pmconfに運営として関わりはじめる 感想受付中 #pmconf2026 3
  2. 原則の徹底 〜 ⼿練のチームだからこそ、基本の記録をしっかりと 「書いていないことは、決まっていないこと」 最後に必ず5分だけ時間をとり、画⾯共有しながらその場でテキスト化。 【最後の5分でまとめる3項⽬】 ① 決まったこと ② その理由(意図)

    ③ 持ち帰り事項(誰が・いつまでに) どんなに関係性が良くても、⼝頭や雰囲気による「なんとなくの合意」を完全に禁⽌する。 • 事前の⾔語化と記録こそが最⼤の思いやり • 曖昧な⼝頭約束を撲滅することで「⾔った/⾔わない」問題を根本解決 感想受付中 #pmconf2026 25
  3. 主語が「プロダクト」ではなく、「⼈」である ⼈へのメッセージ(対⽴構造) プロダクトへのメッセージ(協⼒構 • 「なんでここ考慮してないの?」 造) • 「あなたのこの書き⽅だと分かり • 「この仕様だと〇〇のケースで迷

    うリスクがありそう」 にくい」 • 「私たちが⽬指すゴールに対し、 ここはシンプルにできるかも」 導⼊効果 ・批判されたと感じさせず、⼼理的安全性と品質の追求を両⽴できる → レビュアーと提案者が同じ「共犯者」として成果物に向き合い、妥協のない議論が可能になる 感想受付中 #pmconf2026 34
  4. マインドセットの再定義 レビュアーは「審査員」ではなく「伴⾛者」である 馴れ合いチームの「レビュー」は審査員と受審者 再定義:プロダクトを磨く「共犯者」 GOを出す瞬間、施策に対する「連帯責任」を負う • 指摘が「攻撃・批判」と受け取られやすい • レビューが「詰められる場」と化す •

    「詰める場」から「⼀緒に⽳を⾒つける場」へ • 責任が作業者に偏り、防衛的になる • 馴れ合いではない「健全な批判」を歓迎する⽂化 • これこそが本当の「背中を預け合う」ということ 感想受付中 #pmconf2026 35
  5. マインドセットの再定義 レビュアーは「審査員」ではなく「伴⾛者」である 馴れ合いチームの「レビュー」は審査員と受審者 • 指摘が「攻撃・批判」と受け取られやすい • レビューが「詰められる場」と化す 再定義:プロダクトを磨く「共犯者」 GOを出す瞬間、施策に対する「連帯責任」を負う •

    「詰める場」から「⼀緒に⽳を⾒つける場」へ • 馴れ合いではない「健全な批判」を歓迎する⽂化 • これこそが本当の「背中を預け合う」ということ • 責任が作業者に偏り、防衛的になる 結論、この 「⾃⼰防衛」 と「責任感」のすれ違い を放置し、 波⾵を⽴てない「仲良し」に逃げる と、プロダクトの品質は確実に落ちる。 感想受付中 #pmconf2026 36
  6. まとめ:「仲が良い」と「成果を出す関係性」の⽐較 ⽐較ポイント 単なる「仲が良い」状態 (馴れ合い) 成果を出す関係性 (プロの信頼) チームの⽬的 波⾵を⽴てず、今の居⼼地の良さを維持すること 衝突する発話を恐れずにやり合えるチームであること コミュニケーション

    「察し合い」と「阿吽の呼吸」 「これくらい⾔わなくてもわかるはず」という⽢え 「明確な⾔語化」と「プロセスの設計」「記録化」 背景や⼤義、完了の定義まで⾔語化してすり合わせる レビューと評価 「⽢やかし」による機会損失 指摘やアサインを避け、成⻑機会を奪う 「相互リスペクト」に基づくフィードバック 感情と事実を切り離して正しくレビューし合う 新メンバー受け⼊れ 属⼈的で「⾝内ノリ」 馴染めない⼈には「マニュアル⾒て」と突き放す 誰でも機能する「オープンな仕組み」 暗黙の了解を排し、オンボーディングをサボらない プライベート配慮 「過度な気遣い」と腫れ物扱い 気を遣いすぎ、プロとしての期待値を下げる 「事情の理解」とプロとしてのフラットな相談 事情は配慮しつつ「プロとして何ができるか」話す 根底にある感情 好感度(好き・嫌い) プロフェッショナリズムへの信頼 感想受付中 #pmconf2026 38