Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
絶望と最後の希望 / despair and last hope
Search
Tatsuya Sato
October 23, 2014
Technology
4
430
絶望と最後の希望 / despair and last hope
楽天テクノロジーカンファレンス2014前夜祭のLT大会でのプレゼン資料
Tatsuya Sato
October 23, 2014
Tweet
Share
More Decks by Tatsuya Sato
See All by Tatsuya Sato
受託開発受注のためのちょっとしたコツ 〜「何でもかんでもやります」じゃなく、まずはデモ〜 / demonstation first
satoryu
0
1.3k
これが私のXP 〜 eXtreme Punning 〜 変化をウケろ / this is my XP
satoryu
1
1.7k
音のような言葉 〜ちゃちゃっとチャットで楽しむちょっとしたコツ〜 / words like sounds
satoryu
1
3.4k
ふらっと立ち寄れる 廊下のある風景 - フラットでオープンネスがもたらす魅力 / The Corridor
satoryu
1
2.6k
Make it fun
satoryu
1
3.9k
なぜ私はチームにい続けるのか。あるいは、エンジニアとしての成長のためのチームの活用について。 / Why I continue to be in the team #RSGT2021
satoryu
0
6.1k
リモート時代のソロプログラミング - soloprogramming for work from home
satoryu
0
1.2k
Why do you fear contributing OSS? #xpjug
satoryu
5
12k
あるOSSの死と再生、それとこれから先 / How an OSS also arises
satoryu
0
290
Other Decks in Technology
See All in Technology
大規模言語モデルとそのソフトウェア開発に向けた応用 (2024年版)
kazato
2
510
スケールし続ける事業とサービスを支える組織とアーキテクチャの生き残り戦略 / The survival strategy for Money Forward’s engineering.
moneyforward
0
250
OPENLOGI Company Profile
hr01
0
58k
自社 200 記事を元に整理した読みやすいテックブログを書くための Tips 集
masakihirose
1
240
東京Ruby会議12 Ruby と Rust と私 / Tokyo RubyKaigi 12 Ruby, Rust and me
eagletmt
1
180
機械学習を「社会実装」するということ 2025年版 / Social Implementation of Machine Learning 2025 Version
moepy_stats
3
440
三菱電機で社内コミュニティを立ち上げた話
kurebayashi
1
320
深層学習と3Dキャプチャ・3Dモデル生成(土木学会応用力学委員会 応用数理・AIセミナー)
pfn
PRO
0
430
MasterMemory v3 最速確認会
yucchiy
0
340
Unlearn Product Development - Unleashed Edition
lemiorhan
PRO
2
170
生成AI × 旅行 LLMを活用した旅行プラン生成・チャットボット
kominet_ava
0
130
AI×医用画像の現状と可能性_2024年版/AI×medical_imaging_in_japan_2024
tdys13
1
1.3k
Featured
See All Featured
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
170
14k
Side Projects
sachag
452
42k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
49
2.2k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
41
7.2k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.2k
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
28
8.3k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.5k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
104
6.2k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
Transcript
絶望 と最後の希望 Oct/23/2013 Tatsuya Sato Rakuten, Inc. http://www.rakuten.co.jp/
2 お前、誰よ? さとう たつや @sato_ryu • 2009年新卒入社 • 誕生石がRubyのRubyist
3 お仕事 • スクラムして、Rubyで、ごはんたべてます。 – 社員向けITサービスの提供 – Rakuten Web Service
Ruby SDK – 社内勉強会とかコミュニティとか
4 元ネタはブログに書いてあります。 http://diary-satoryu.rhcloud.com/20140403.html
5 で、何の話? 社内勉強会を 続けるコツ
6 楽天テックトーク
7 モットー 楽天社員の 楽天社員による 楽天社員のための勉強会
8 お昼休みにウキウキウォッチング 不定期 水曜昼 12時
9 たまに言われること 「大きい会社だと、 社内勉強会も大きくてい いですね!」
10 けっこう気苦労してますから。 2011年10月から、 およそ3年間
11 何度も途中で辞めたいと思った。 そんなに美味しい話は無いよ。
12 むしろ、つらい 絶望
13 例 さとう 「来週、ハッカソンやろうぜ!」 「いいね!」「やろう!」
14 ぼっち
15 はい、つらい 絶望
16 LTの基本: 大事なことは初めに 最後の希望
17 LTの基本: 大事なことは初めに 新しい人との出会い
18 LTの基本: 大事なことは初めに 同じ想いを持つ仲間 を見つける。
19 でも、運営の目の前にあるのは、 絶望
20 サクサク行こう その1
21 絶望 その1 「今、はやりの◯◯をテーマに!」 「意識高い人が釣れる!」
22 直前まで テンション MAX
23 現実の参加者
24 現実の参加者 数名
25 くくく、誰も来ないのは、絶望のうち最弱… 絶望
26 まだあるよ その2
27 絶望 その2 「今、はやりの◯◯をテーマに!」 「仕事捗る!夢広がる!」
28 直前まで テンション MAX
29 ある時、えらいひとから
30 ある時、えらいひとから “君のやってる勉強会に出ると、何か仕事の役に立つわけ?”
31 ある時、えらいひとから _人人人人人人人人人人人人人_ > 何か仕事の役に立つわけ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
32 頭の中を駆け巡る想い 単に勉強会に参加して、ただ座って帰ったら、たかだか1時間あたりで何か劇的にスキ ルが変わるとか、生産性があがるとか、そんなことがあるんだったら、それは業務として 取り組むべき課題なのかどうか、いまいちど見直ししたほうがいいんじゃないだろうか。 そのような発想がどういった経験から来るのかいまだに全然理解できないし、理解したく もないし、理解できたとしても、それこそ何の役に立つのか全く分けが分からない。勉強 という言葉を少し見くびってはいないだろうか。そんな簡単に技術やスキルが上がるのは 少年漫画雑誌とかの主人公じゃないんだから、現実としてはありえないのは、火を見る よりも明らかであって、そんなことが想像もつかないようでは、そもそも技術者としての経
験が浅いのか、それができないからマネージメント業に回された残念な人なんじゃないだ ろうかと、とても不安になるので、そんなこと言うのはやめていただきたい。ここで言う勉 強というのは、高学歴な方々がそれまでに積んできた受験的なお勉強や、座学などでは 得られるようなことができない、実践経験に基づく知見の共有であって、そんな俄なもの ではありませんし、そこまで簡単に適用できるものではないのです。なので、現場の人間 が考えるためのネタを仕入れる、実際の事例を目の当たりにする、そして、それを経験し た人に会う、というところを重視していただかないと、大きな会社の中で、組織構造という 名の大きな穴の底で、隣が何をやっているのかもわからないまま月日が経っていくような 状況で、同じような問題に直面しつつも、少しも仲間もいないんじゃないだろうかという不 安に駆られる状況を無くせるというところで役立てて下さい。少なくとも、そんなことを言っ ているあなたの下にいる人達が少しでもモチベーションが上がれば、それはそれで万々 歳じゃないのだろうか。
33 カジュアルに絶望はやってくる。 絶望
34 The last of 絶望s その3
35 それは突然やってくる A「運営やりますよ!」 B「何か言ってくれれば手伝います!」
36 直前まで 仲間Get!
37 お願いしてみる さとう「じゃあ、これこれお願いします!」 A「すみません、仕事ありますので…」
38 お願いしてみる さとう「じゃあ、これこれお願いします!」 B「すみません、仕事ありますので…」
39 カジュアルにぼっち
40 でも、仕方がない 業務 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 勉強会
41 でも、仕方がない 業務 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 勉強会 真理
42 きっとまだまだあるはず 絶望 絶望 絶望 絶望 絶望 絶望 絶望 絶望
絶望
43 絶望の 簡単な乗り越え方
44 何においても 期待しない
45 絶望 その1 数名
46 期待値が0なら 数名 人が来た!
47 絶望 その2 _人人人人人人人人人人人人人_ > 何か仕事の役に立つわけ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
48 絶望 その2 _人人人人人人人人人人人人人_ > 何か仕事の役に立つわけ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 新しいこと知れる!
49 絶望 その3
50 絶望 その3 ひとりで出来るもん!
51 最初に言ったけど、重要なのでもう一度 最後の希望
52 やっぱり人だよね。 新しい人との出会い
53 仲間、重要 同じ想いを持つ仲間 を見つける。
54 これでお終い?
55 他にもある 勉強会エフェクト
56 意識高まっちゃった人を輩出とかね http://kokotatata.hatenablog.com/entry/2014/10/14/154435 シンポジウムで受賞しちゃう人が生まれたり
57 同じ想いの人が新しいこと始めたり 影響されて勉強会始めちゃったって 運営の2人が紹介された瞬間
58 同じ想いの人が新しいこと始めたり #2 かつてのインターン生が真似してくれた。 http://gretzky.postach.io/mian-qiang-hui-fa-zu-miteingu
59 最後に好きな言葉を紹介 魔法があるから絶望しないんじゃない、 絶望しないから魔法が使えるんだ。 仮面ライダー ウィザードより
60 本当に最後 _人人人人人人人人人人人人人人人人_ > ご静聴ありがとうございました <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄