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QAフローを最適化し、品質水準を満たしながらリリースまでの期間を最短化する RSGT2026

QAフローを最適化し、品質水準を満たしながらリリースまでの期間を最短化する RSGT2026

QAフローが大変で開発したもののリリースに時間がかかってしまうという悩みはありませんか?

クラスター株式会社では障害を最小に抑えるため厚いQAフローを運用していました。このフローによってサービスの可用性品質は非常に高い一方で、開発を終えたものをリリースするまで最低でも10日かかるという課題がありました。

ソフトウェアエンジニアの立場からこの課題を解決するため、、障害数をコントロールした上でリリースまでの期間を最短化する方法を模索・提案し、改善を進めました。具体的に次のことを一つずつ進めました。

- 事業の特性を理解して達成したい品質基準を決める
- 開発フローの制約条件を理解する
- 達成したい品質条件や制約条件を満たすように、QAフローおよびその周辺の開発フローを再検討する
- QAメンバーと一緒に、QAのregressionテストのテストケースや、テストすべき内容を決め直す
- 決定した理想系に向けて移行計画を作る
- 3ヶ月かけて、理想系まで移行する

改善の結果、以前は開発終了からリリースまで12日必要だったものが、今は最短で6日ほどでリリースできるようになりました。さらに新しいフローになった後も顕著な障害増加はなく、可用性品質をコントロールできている状況を作り出せました。

本セッションでは、私がQAフローの運用の最適化を行なった具体的な経験を紹介し、QAフローを最適化する時、もしくはQAフローを新しく始めたい時に何が大切かをお伝えします。

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shibayu36

January 07, 2026
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Transcript

  1. 自己紹介 • 柴﨑 優季 (shibayu36) • クラスター株式会社シニアソフトウェアエンジニア ◦ 開発フロー改善などの業務も ◦

    ❌ QA担当 ✅ 開発エンジニア • ブログをよく書いています ◦ https://blog.shibayu36.org/ 2
  2. 6 アジェンダ • 前提: クラスターの事業とQAの関係 • これまでのQAの課題 • 改善方針の決定 •

    サービスリリースQAフローの最適化の実施 • フロー変更後の結果 • 振り返って何が成功要因だったのか?
  3. 37

  4. 38

  5. 39

  6. 40

  7. 41

  8. 65 2つの成功要因 • 1と2のステップを入れたことに尽きる • QAで絶対担保すべきことを知るため、事業のコア価値を 理解したこと • スムーズな移行のため、フローで変更しやすい・しにくい ことを理解したこと

    1. 事業のコア価値を理解して達成したい品質水準を決める 2. 開発フローの制約条件を理解する 3. 達成したい品質水準や制約条件を満たすQAフローを設計する 4. QAメンバーと一緒に、regression QAのテストケースを決め直す 5. 決定した最終形に向けて移行計画を作り、徐々に移行していく