Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

「時系列データ」を ChatGPT で活かすには?!

「時系列データ」を ChatGPT で活かすには?!

2023年5月27日開催『IoT ALGYAN 8周年祭 2023 ― 生成AIで産業革命→どうなるIoT、どうする技術者!』で、ソラコム松下(max)が発表した資料です。

SORACOM

May 27, 2023
Tweet

More Decks by SORACOM

Other Decks in Technology

Transcript

  1. @ma2shita お気軽にフォローを! 株式会社ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下享平 (まつした こうへい) “Max” 講演回数 500超/累計

    保有スライド 1万枚超 (もはやわからん) AWS ヒーロー (2020年~) 好きな言葉「論より、コード」 好きな Azure サービス「Stream Analytics」
  2. IoT データは2系統「状態」と「時系列」 湿度 10:00 35.5% 10:15 41.6% 10:30 40.3% 今の湿度は?

    = 状態 過去の傾向は? = 時系列 マイコン等 10:00 35.5% 10:15 41.6% 10:30 40.3% 10:30現在 40.3%
  3. 未来予測に ChatGPT を用いる 利点 • 事前学習が不要 • 理由を基に、妥当性を(人間が)検証可能 気を付けたい点 •

    与えるデータサイズの調整 • 冪等性が無い (同じデータから別の予測が導き出される可能性がある)
  4. ChatGPT に JSON で出力させる • JSONで回答させることを明示、 制約条件にも指示 • キーは制御可能 •

    理由も回答させられる ※ これでもたまに “JSONを含んだ文字列” を 回答することもある (GPT-4 でどうなるか🤔) system_prompt = 'あなたは、データサイエンティストです。常 にJSON形式で回答する機械です。' user_prompt_base = ''' <データ>の傾向を分析し、次の値を予測してください。<制約条件> を厳密に守って回答してください。 <制約条件> - 回答はJSON形式とする - 予測した値のキー名は "prediction_value" とする - 予測した理由のキー名は "prediction_reason" とする - その他のコメントは不要 <データ> {} ''' { "prediction_value": 24, "prediction_reason": "データの傾向より、次の値は前の値に+2するパターンが続くと予想されるため、22+2=24と予測しました。" }